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それは暖かな日差しの頃だった。

暖かな日差しの中 胡蝶しのぶ・冨岡義勇はのんびり茶屋に腰をかけ、 あまり弾まない会話をしていた。

胡蝶しのぶ

冨岡義勇

……

胡蝶しのぶ

…冨岡さん?

冨岡義勇

…なんだ

胡蝶しのぶ

せっかくたまたまご一緒したんですし、

胡蝶しのぶ

お話しましょうよ。ねえ、冨岡さん。

冨岡義勇

……

胡蝶しのぶ

胡蝶しのぶ

…なんとか仰ったらどうなんですか?

胡蝶しのぶ

ねえ、冨岡さん。
仲良くしましょうよ

胡蝶しのぶ

ねえ?

冨岡義勇

………

胡蝶しのぶが話しかけているも、冨岡義勇はただただ黙るだけだった。

胡蝶しのぶ

だんまりですか?冨岡さん。

胡蝶しのぶ

お話しましょうよ。冨岡さん。

冨岡義勇

………なんだ

胡蝶しのぶ

お話しましょうよ。ねぇ。

少し胡蝶しのぶの雰囲気はピリピリしはじめていたが、なお微笑みを崩さない。

冨岡義勇

胡蝶しのぶ

胡蝶しのぶ

胡蝶しのぶ

もういいですもんね。私もう帰っちゃいますよ。

拗ねたように胡蝶しのぶは言う。

冨岡義勇

…ああ

胡蝶しのぶ

冨岡義勇が返事をすると、胡蝶しのぶは少し怒りげな足取りでその場を去った。

冨岡義勇

……はぁ
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