いむ
お母さん
いむ
ほんとにその人でいいの?
伊代
ええ
伊代
源一郎さんには適わないけどとてもいい人よ
いむ
そ、そっか
僕はあれから何回か
嫌な夢を見ていた
僕がママの再婚相手に刺される夢
初めて見た夢なはずなのに
デジャブを感じていた
いむ
そんなまさかね(ボソッ)
伊代
いむ?
いむ
!ううんなんでもないよ
いむ
勉強してくるね
伊代
あらそう
いむ
ああ
いむ
嫌な予感がする
瑛太
誉杜棘くん
いむ
あ、はい
瑛太
君とは何回も会うが敬語を外してくれないんだね
いむ
あ、え
いむ
す、すいません
伊代
ふふふ
伊代
私トイレに行ってくるわね
瑛太
そうか…
いむ
あ
伊代
いってくるわね
いむ
うん
瑛太
誉杜棘くん
いむ
あ、はい
瑛太
君はとても
瑛太
邪魔な存在だ
いむ
え
瑛太
私は伊代と2人で暮らしたいんだ
いむ
あ、、
嫌な記憶が蘇った
最悪だ
いむ
(あぁ…また、捨てられるんだ)
「捨てられる」そう思っていた
だけど次の瞬間
痛いよりも熱い…そんな感覚に至った
いむ
あ、、え?
いむ
あ、熱い
いむ
痛い
いむ
やだ!やだ
いむ
はぁ、はぁ
瑛太
まだ死なないのか
いむ
フゥーフゥー
瑛太
グサ
いむ
うがぁぁぁ!!
いむ
や、やめ
瑛太
ザク
いむ
あがぁぁぁ!!
伊代
な、なんの悲…鳴
瑛太
あぁ…伊代おかえり
瑛太
邪魔者は死んだよ!
瑛太
さぁ!僕と一緒に暮らそう!!
いむ
……
伊代
え
伊代
い、いむ!?
いむ
……
伊代
あぁ…あ
伊代
嘘!そんな
瑛太
伊代?
伊代
触らないで!
瑛太
伊代…
伊代
な、なんてこと
瑛太
そうか
瑛太
君もか
瑛太
グサ
伊代
ェ、あ
伊代
ああああああああぁぁぁ熱い熱い
伊代
痛い!た、助け!
瑛太
グサグサ
伊代
あがぁぁぁぁぁ!!
いむ
ハッ…
伊代
いむ?
いむ
お母さん?
伊代
え?ええ
いむ
今日瑛太さんくる?
伊代
ええ
いむ
!
いむ
戻ってる?
伊代
え?
いむ
お母さん絶対に!瑛太さんを家に入れないで!
伊代
え、でも
いむ
入れないで!!!!!
伊代
え、あわかったわ
なるほど、そういう事か
僕は死んだら1時間前の過去にタイムスリップするんだ
いむ
なるほどな
いむ
でも、あの時は…
伊代
いむ?ご飯できたわよ
いむ
はーい
いむ
後でいいか