ゼル
ゼル
ロア
善一
楓夏
善一
ナバ
舞
善一
善一
ぜんまい
善一
亀田 美月さんの……お兄さん。
ぜんまい
俺は美月という奴は知らない。
善一
初対面なのに何故呼び捨てなんですか?
ぜんまい
善一
そして、ネガを盗んだ犯人。
ぜんまい
けど、もう夜だ。そろそろ寮に戻れ。
善一
ぜんまい
善一
善一
ぜんまい
善一
つまりネガの存在を知っているのは俺と舞……そして、貴方だけなんです。
ぜんまい
善一
なら誰が盗んだか?……貴方しかいないんです。
善一
ぜんまい
善一
善一
何十年と一緒に過ごしているはずです。
善一
善一
善一
苗字も同じで、友人なら同い年が多いはずなのに少し歳が違う。
何より、友人なら``先輩´´と呼ぶのが多いが、それを``碧´´と呼び捨て。
態度と呼び方で関係性ははっきりと分かります。
ぜんまい
俺がネガを盗んだ事は認めよう。
善一
ぜんまい
……弟……美月の存在を隠す為だ。
善一
ぜんまい
だが、今更になって戻ってきたのさ。
善一
ぜんまい
善一
ぜんまい
……アイツは、何処か変だ。
善一
ぜんまい
美月もようやく``人´´になれるだろ。
善一
ぜんまい
美月
ぜんまい
俺とお前が愛してた彼女は……俺の妻は……七年前に白血病で亡くなったんだ。
美月
ぜんまい
美月
ぜんまい
ぜんまい
舞
ぜんまい
善一
楓夏
ぜんまい
ナバ
ぜんまい
善一
ぜんまい
後……亀槌さん、幻想部 創立おめでとう。顧問は……俺がなろう。
舞
善一
舞
でも……単なるお遊びよ。
ナバ
舞
善一
ナバ
楓夏
善一
ナバ
サイドストーリー
全てを失ったとしても
何処か、心地好い気分に包まれている。しかし、それははっきりとしている。
……これは夢だ。自分は今、冷たい檻の中で過ごしているのだから、こんな幸せな空間はない。だが、この空間……図書館の様に見える。
……自分が知っている場所じゃない。
学校?動かない大図書館?いいや、違う。分からない……此処は……一体何処なんだ……?
???
後ろから声が聞こえ、振り向くと、黒髪に白いシャツの女性がいた。
???
xxさんは、奥にいますよ。
その女性は奥の扉を指す。 もう一度振り向くと、彼女の姿はなかった。
扉に触れると、その先の空間は歪み、ふと気づけば、俺は縁がブラウンの布の椅子に座っていた。
どうにかして動こうとするが、動けず、体が言うことを聞こうとしなかった。しばらくして、あの女性と同じ黒髪で黒いパーカーに眼鏡をかけた女性が俺の所へ来た。
xx
ロア
ぜんまい
xx
ぜんまい
ロア
なら、どうにかしてあんな事を?
ぜんまい
……俺の今の幸せを壊したくなかったんだろう。
ロア
ぜんまい
アイツを監禁するのは無駄な事だった。
ロア
ぜんまい
ぜんまい
ロア
ぜんまい
ただ、俺も``彼女さえ生きていれば´´とは考えていたが、家族や戦友が生きて欲しいと言う思いの方が強かった。
ロア
じゃあ、さよならだ……先生。
視界はぐにゃりと歪み、少し見慣れた風景が見えた。 だんだんとはっきりとしていき、2日目の牢屋の暗い天井があった。
ゼル
頑張れ。
ゼル
お久。
ゼル
早くね?
ゼル
アディオス。 (猫化とかは1日だけ)
ゼル