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彼の頬を両手で包む。 捨てられて濡れそぼった犬のような表情をしていた。さっきまでとは正反対だった。

場地 圭介

澪葉、、、

私の肩に顔をうずくめる。

場地 圭介

怖えよ、、俺だって。

場地 圭介

こんなこと,,,したくねぇよ。

場地 圭介

みんな、、大事なんだ。

澪葉

そっか、、、。

澪葉

圭介はさ,,優しいんだね。みんなのことが大好きなんだね。

場地 圭介

ぅぅっ、グスッグスッ

澪葉

圭介?目を見て。

私のことを見る目は酷く怯えていた。 彼の頬をつたる泪を拭い、 私はそっと唇を重ねた。

澪葉

大丈夫だよ。圭介なら大丈夫。できる。

澪葉

なにがあるかはよく分からないけど、みんなのためにやってる事なんでしょ?

澪葉

私、分かるよ。大丈夫。

彼は涙を拭い、少し八重歯を覗かせて優しく微笑んだ。

場地 圭介

ありがとう。澪葉。

場地 圭介

本当にありがとな。

澪葉

いいえ。私にできることなんてこれくらいしかないからさ。´`*

場地 圭介

ははっ、そーゆーとこ、好きだわ。

澪葉

へ?!笑///

場地 圭介

よし、ペヤング食うか。

場地 圭介

半分する?1個食べる?

澪葉

んー、半分しよ。

彼は私を家まで送ってくれた。

澪葉

ありがとね、送ってくれて。

場地 圭介

この時間に女1人で歩かせらんねぇだろ。

場地 圭介

俺もなんか、彼氏っぽいことしてぇし。

暗くて見えないが、彼がどんな顔をしているのかは察しがつく。

すると、彼の手が私の手に触れた。 不器用に私の手を握った。 ごつごつした大きな手だった。暖かかった。

澪葉

圭介の手、あったかいね。

場地 圭介

そうか?笑

場地 圭介

にしても、今日のペヤングはいつもに増して染みたわぁ。

場地 圭介

美味かったな。

澪葉

うん。なんかもう、私までペヤング好きになりそう。

場地 圭介

はははっ。そうなったら語ろうな。笑

場地 圭介

っ、なぁ、澪葉。

澪葉

んー?

場地 圭介

俺と付き合ってくれてありがとな。

澪葉

えー、やだ。別れ話?笑

場地 圭介

ちげぇよ笑

場地 圭介

誰がお前と別れてやるか。

澪葉

びっくりしたぁ。なによ今更。笑

場地 圭介

いや、なんかさ。

場地 圭介

くせぇこと言うけど、

場地 圭介

お前と出会えてよかったなぁって。

澪葉

なに急に笑

澪葉

、、私も、、だよ。

場地 圭介

ん?

澪葉

私も圭介と出会えて嬉しい。

場地 圭介

ありがとなぁ笑

そうして、私たちはしばらく笑い合った。

思えば、あのクールな圭介があんなことを言うなんて、もっと疑っておくべきだった。

澪葉

あーあ、着いちゃった。

場地 圭介

着いちゃったな、、。

澪葉

今日はありがとね。

場地 圭介

うん。

場地 圭介

またな。

澪葉

うん。またね。

次の日の朝

親友 A子

澪葉おはよ~!

澪葉

おはよ!

親友 A子

あれ、今日は場地くん一緒じゃないんだ。

澪葉

なんか、いつもんとこいなくてさ。

澪葉

休みなんかな。連絡もなくて。

親友 A子

そっかぁー。寝坊とか?笑

澪葉

有り得る〜笑

澪葉

(どうしたんだろ、、、。連絡もないって…)

ガラガラッ

松野 千冬

すみませーん。

松野 千冬

場地さんの彼女さんって誰っすか?

澪葉

え、、、

澪葉

わ、私だけど、、

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