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続きありがとうございます! 最高です!
エマ
メリーローズ
エマ
何か、気に触るようなこと言っちゃったかな…。
メリーローズ
エマ
メリーローズ
瞬間、ぐっと彼との距離が縮まり、息が鼻にかかる。
エマ
全身の熱が顔に集まっていく感覚。 頬をなぞるメリーローズの手。 服越しに伝わってくる体温。 全てが彼女の正常な思考を邪魔する。
メリーローズ
エマ
メリーローズ
エマ
メリーローズ
エマ
メリーローズ
メリーローズ
メリーローズ
エマ
エマ
メリーローズ
メリーローズ
エマ
エマ
エマ
ぶつぶつと1人、頭を抱えて考え込んでしまった。
メリーローズ
私のことが好き? 信じられない…
メリーローズ
夢…。そうだ、これは夢だ。きっと疲れてギルドでうたた寝しちゃってるんだ。
メリーローズ
夢なら、ほっぺたつねったら……
メリーローズ
エマ
メリーローズ
ぐに、とメリーローズに頬をつねられた。
エマ
メリーローズ
エマ
メリーローズ
つねられた頬の痛みに不思議と涙が出てきて仕方がない。
あれほど恋愛感情は化学反応だと、自分に向けられる好意は全て、『魅了』によって作られた偽物の感情だと悲観していた彼から、ずっと待ち望んでいた言葉が聞けたのだ。泣かずにはいられない。
メリーローズ
エマ
メリーローズ
エマ
メリーローズ
エマ
鮮明に覚えている。忘れられるはずがない。あの瞬間、世界でたった1人の彼の『特別』になれたのだから。
メリーローズ
メリーローズ
メリーローズ
メリーローズ
彼の気持ちが完全に理解できるわけじゃないけれど、『魅了』という孤独がどれだけ辛いものなのか、キーパーという仕事をしている中で痛いほど目に見てきたのは確かだ。
だからこそ、彼の気持ちはきっと自分に傾くことはないとそう思っていた。
エマ
メリーローズ
エマ
メリーローズ
エマ
エマ
……。
けれど、それでもひとつ取っ掛かりが消えないのは彼の『魅了』のせいでもあった。
エマ
メリーローズ
エマ
メリーローズ
メリーローズ
メリーローズ
エマ
メリーローズ
メリーローズ
手を差し出され、目をぱちくりと瞬かせた。
メリーローズ
エマ
エマ
メリーローズ
エマ
メリーローズ
エマ
メリーローズ
エマ
エマ
エマ
エマ
エマ
矢継ぎ早に言葉を続けると、メリーローズが小さく吹き出した。
メリーローズ
メリーローズ
エマ
メリーローズ
エマ
メリーローズ
エマ
メリーローズ
メリーローズ
エマ
もやもやした感情が彼女を包んだ。
メリーローズ
エマ
メリーローズ
何かを察したであろうメリーローズの口角が、意地悪そうに上がった。
メリーローズ
エマ
メリーローズ
メリーローズ
エマ
エマ
エマ
唐突のことに言葉が出てこない。 体の熱が一気に顔に集まる感覚。
顔が熱い…。
メリーローズ
エマ
うぅ…、変に意識しちゃっていつも通りに出来ない…。
メリーローズ
エマ
メリーローズ
エマ
メリーローズ
エマ
エマ
メリーローズ
エマ
メリーローズ
メリーローズ
エマ
メリーローズ
エマ
明らかにしょんぼりとして見せた。わざとだと分かっていても何処か良心が痛む。専らメリーローズに弱い彼女である。
エマ
メリーローズ
にこりとはにかんだメリーローズの顔が飛び込んでくる、
その顔はずるい…!
メリーローズ
エマ
体の火照りが突き抜けていく夜風によって攫われていく中、彼と繋いだ手はいまだに熱が冷めずにいた。