らんの過去
自分を隠すことが得意だった
みんなが好きになる自分を作って
振る舞う
だって、そーした方が楽だから
俺は
綺麗な人間を繕ってる
クズな人間だ
モブ
モブ
央桃乃らん
運動、嫌い
先生
央桃乃らん
先生
勉強、嫌い
モブ
モブ
央桃乃らん
人、嫌い
でも、そんな俺にも
大切にしたいことが1つだけあった
タッタッタッタッタッタ
央桃乃らん
ガラッ
央桃乃らん
黄純みこと
黄純みこと
央桃乃らん
幼馴染のきすみ みこと
俺よりちょっと年下で
本当に心が優しい子
黄純みこと
黄純みこと
黄純みこと
央桃乃らん
央桃乃らん
黄純みこと
黄純みこと
央桃乃らん
唯一
俺が俺であれる場所
でも、みことは特別身体がよわい
看護師
看護師
看護師
央桃乃らん
央桃乃らん
コンコン
黄純みこと
央桃乃らん
黄純みこと
黄純みこと
央桃乃らん
央桃乃らん
黄純みこと
黄純みこと
みことの体調が悪い時は
窓から話しかける
それでみことが笑ってくれるのが嬉しくて
俺は毎日通っていた
でも、
みことの状態は悪化していく一方
央桃乃らん
黄純みこと
黄純みこと
黄純みこと
央桃乃らん
黄純みこと
央桃乃らん
黄純みこと
央桃乃らん
でもみことに
「また明日」がこなかった
央桃乃らん
唯一の存在だった
毎日の楽しみだった
涙もでなくて
ただただつらかった
あぁ、しにてぇ…
黄純みこと
そんな
みことの言葉を思い出す
央桃乃らん
生きる意味
それがとにかく欲しくて
俺は、みことの夢を代わりにかなえることにした
それが医者になりたかった、理由
高校に上がってから
そこには天才がいた
モブ
央桃乃らん
俺がその情報を得たのは
高校1年生の3学期
モブ
央桃乃らん
央桃乃らん
俺が知ってたのはその程度
顔も知らない
モブ
央桃乃らん
モブ
モブ
そんなことがあるのだろうか
そーゆーのって
大体が努力家なイメージ
でも、
しぐれ いるまはそんなイメージを覆す
高校2年生になって
しぐれいるまと同じクラスになった
天才だ
本物の天才
俺は初めて目の当たりにした
央桃乃らん
央桃乃らん
紫雨いるま
央桃乃らん
央桃乃らん
紫雨いるま
紫雨いるま
俺は医者になる
そのためならなんだってする
しぐれいるま
この天才を利用する
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