余命宣告を受けてから、 一月二月と過ぎていゆく毎日。
どんな毎日もとにかく楽しくて、 みんなと笑いあっていた。
ただ、病気の悪化も早まっていた。
長くて2年と言われた寿命は、 いつの間にやら1年へと減っていた。
けど、やりたいリストも残り僅か。
そして、俺の人生も残り僅か。
そして今、mnに呼び出され、 遅刻中のmnを待っている最中。
秋の満月が淡く光を放つ。
例え淡くとも、周りのどんなものよりも目立ち、堂々としていた。
そんな月の光が俺をうっすらと照らし続けていた。
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次のmnの言葉は、俺の予想の斜め上を行き、驚愕だった。
mn
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嬉しかった。mnから、その言葉が聞けただけでも嬉しかった。
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でもね、でもねmn。
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mn
罪悪感に押しつぶされそうになり、mnの目から月へと目を逸らす。
君も、俺も双方、どちらも涙目だ。
目尻に雫を貯め、零れ落ちないように踏ん張ってる。
mn
理由は既に決まっていた。
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そう。そうなのだ。
俺の余命はもう、1年もないぐらいで、いつ死んでもおかしくない状況。
今からすぐにでも入院してもいい所。
けど、入院したくない。
最後の、最期の所まで、みんなと笑って楽しみあっていたい。
きっとそうすれば、みんなの悲しさは倍増する。
それでも、、それでも……俺がこの行動を望んでいるから。
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謝りの言葉を言おうとした時、咄嗟にmnに手で口を塞がれた。
mn
mn
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自然と涙が溢れ出す
嗚呼そっか……mnはそれでも覚悟を決めていたのかもしれない。
ならその覚悟に、俺が応えてやらないでどうする。
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mn
そうして短い間の、俺とmnの交際が開始した。
98⇝mnと交際する/したい [達]
叶わないと思っていた恋が叶い、何より嬉しかった。
そして交際を始めた後、みんなにこのことを報告。
みんなが俺らを祝ってくれて嬉しかった。
ただ、言わないといけないことも残っていた。
少し不安になる気持ちをmnは暖かく包み込んでくれて、安心させてくれた。
俺は、話した。
余命宣告のことを───
メンバー真っ先に俺の体調等の心配をしてくれて、嬉しかった。
俺の寿命はさらに縮んでいっていて後1ヶ月という所で迫っていた。
だから、体調も最近優れなくて、迷惑をかけることもある。
けど、そんな俺すらもmnは付き合ってくれた。
ただ、そんな事とは反対に、 リストも後、5個だった。
5個で、コンプリートをする。
あと少し___
97⇝他メンに余命を伝える[達]
mn以外に伝えた後、次は視聴者の皆だった。
公式で、大々的に発表する形式へとなった。
正直、緊張なんてとてもしたし、心臓はバクバクだった。
それでも全部話せば、リスナーや視聴者。
誰もが俺のことを責めなくて、優しく包み込んでくれた。
そんな暖かさに俺は、涙を抑えきれなかった。
96⇝視聴者さんやリスナーに 余命のことを伝える[達]
95⇝みんなの暖かさに触れてみる[達]
これで残りーー1つ?
無期限活動休止を始めて2週間
そして俺が死ぬまで1週間になった時。
俺の病状は一気に悪化した。
すぐに救急車に運ばれ、入院。
残りの1週間は、病室で過ごすようにと言われた。
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みんなと別れるのは寂しい
そんな気持ちを抱えながら過ごす 病室生活。
ただ、楽しい時間は過ぎゆき 七日目、俺が余命宣告された日がきた。
今は夜。皆も居る。
けど俺は、喋れず、みんなの顔もはっきりとは見えなくなっていた。
病室から見える星が弱く光って俺らを淡く照らす。
誰も言葉を発さず沈黙が続く。
それと同時に、俺は意識が遠のいていく。
嗚呼……どうして君らは___
泣いているの───
結局、リストは100を達成しないまま、深く眠った。
けど、 きっと" 彼ら "が達成してくれる。
そこで俺の意識は途絶える。
本命はここからだ___
コメント
7件
(´;ω;`) 上手すぎる、泣いた、
…感動😭✨、Mnの覚悟とQnの優しさがぁ…… 良すぎる……続き全力待機🙌✨