──30分後──
妃蘭
うあ"ッ
妃蘭
ッッッ!!
蘭
ふぅ…疲れた
妃蘭
...。
蘭
万次郎にバレちゃったかもね
妃蘭
ぁ、や...だ
蘭
ん?(ニコ)
妃蘭
な、何...?
蘭
俺の事嫌い?
妃蘭
うん。
蘭
クズだから?酷いことするから?
妃蘭
うん。
蘭
ふはっ(笑)
蘭
よく言うよ
蘭
お前だって
──────じゃん
妃蘭
ッ!!何でそれをッ!
蘭
んー?内緒♡
妃蘭
きも。
蘭
あんま調子乗ってたら言うよ?
妃蘭
...ごめん。
妃蘭
もう、降りた方がいい
蘭
分かった〜
蘭
じゃーね俺の
玩具ちゃん♡
妃蘭
...グスッ
妃蘭
何で私だけッ...
妃蘭
部屋に戻ろ...
妃蘭
寝よかな。
妃蘭
昔は...良かったのにな。
この頃の私は、蘭が好きだった。
妃蘭
お兄ちゃんが好きって変かな
凪沙
それは、妃蘭が決めることだよ
妃蘭
そう、だよね!
凪沙
妃蘭が決めたことなら私は
どこまでも着いていくよ
妃蘭
ありがとう凪沙
凪沙
当たり前じゃん
凪沙
あんたの相棒なんだから!
妃蘭
うん!
凪沙
あれって
妃蘭
ん?どれ?
凪沙
蘭じゃ...
遠くに見えた蘭と彼女らしき人
凪沙
ぁ、
凪沙
妃蘭見ちゃダメッ!
妃蘭
え、
蘭は彼女らしき人とキスした
凪沙
遅かったか...。
妃蘭
大丈夫だよ...(笑)
凪沙
無理してんじゃねーよ
凪沙
私はッ本当は、反対なんだよ
妃蘭
え?
凪沙
妃蘭が傷つくの見たくないよ…
妃蘭
凪沙...本心を聞かせてくれて
妃蘭
嬉しいよ...でも諦めない
凪沙
何かあったら言ってきてよ
凪沙
その時はいくらだって相談のるから
妃蘭
うん
凪沙
ずっと一緒だかんね!
妃蘭
うん、凪沙だって離れないでよね
凪沙
当たり前よ
それから家に帰って
妃蘭
凪沙にメッセ送ってから寝よ
妃蘭
よし、寝よ
ガチャ
妃蘭
おかえり。
蘭
ただいま〜
妃蘭
香水臭いし
妃蘭
ホテル行くから帰らないと思った
蘭
んー今日はハズレだった
妃蘭
あっそ
蘭
溜まってんのになー
妃蘭
知らない。
妃蘭
私、寝るから。
蘭
今日、竜胆いないんだよねー
妃蘭
イザナのとこだっけ。
蘭
そそ
妃蘭
だから?しないし。
蘭
少しだけ
妃蘭
...私は、あんたの玩具じゃな──
蘭
は?玩具じゃん
蘭
誰のおかげで生きてると思ってんの?
妃蘭
...。
蘭
お前さぁ、俺のこと好きだろ?
妃蘭
は?...
蘭
今日、六本木で見かけた
蘭
凪沙ちゃんだっけ
蘭
一緒にいたでしょ
妃蘭
うん。
蘭
凪沙ちゃんいい子だよね
蘭
俺の事ずっと睨んでた
蘭
お前を守るのに必死すぎ
妃蘭
凪沙に何もしないで。
蘭
そんなに大切なんだ
妃蘭
うん。
蘭
分かった手は出さないよ!
妃蘭
ありがとう。
蘭
だからさせて?
妃蘭
うん。
妃蘭
...あ"
蘭
声、枯れちゃったね
妃蘭
...。
蘭
俺ちょっと出かける
妃蘭
何で?
蘭
大人の用事♡
妃蘭
約束は守ってね。
蘭
もちろん
朝目覚めると