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2階の休憩室

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2階の休憩室

2 - 最終話

2024年04月14日

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私は、家からひたすら走り続けて──

やっとの思いで到着した

優里

着いた⋯

真理と加奈は新入社員の同期で、とても仲が良かった。

そんな2人が危険な目にあっている。何があるか分からないけれど、行くしかない。

護身用になるものを一応持ってきた。

怪異的な存在に役立つかどうかも分からないけれど。そもそも怪異なのかすら、検討もつかない。

優里

大丈夫、なんとかなる。

意を決して、私は二人が居るであろう⋯休憩室に向かう。

優里

着いた⋯けど⋯扉は全開に開いてて休憩室には誰もいない。

優里

そして社内にも人がいない

優里

どうして⋯

優里

ひッ────────!!!

電話越しに聞いた

あの男の声が耳元で聞こえた───

レイジ

疲れた〜。

Shirena

おつかれー、大丈夫かー?

レイジ

うん、大丈夫〜

Shirena

そっかそっか、あんま無理せんようにな

レイジ

ありがと!

レイジ

うわ⋯

Shirena

え、なんなんどうしたん。急に

レイジ

いやさ、俺の職場の隣で事件あったらしい。女性達の変死体がって

Shirena

え?!マジで?こ、怖すぎるやん?!つか、ほんまや。なんかネットニュース流れてきたな。

レイジ

うわー怖すぎー⋯。

Shirena

気を付けて行くんやで。

レイジ

まぁ大丈夫と思うけどさ⋯

嵐山

おはようございます

レイジ

おはようございますー

レイジ

あ、嵐山さん。昨日のニュース見ました?

嵐山

あぁ⋯見たよ。隣の会社で複数の女性達の変死体があったとか。だっけ?

レイジ

そうです、怖いですよね

嵐山

あぁ、怖いね。

誰も知らない────

俺が犯人だって──────────

嵐山

だって俺は、この世に存在してないから捕まることもない

レイジ

ん?嵐山さん何か言いませんでした?

嵐山

ううん何も。

嵐山

さ、今日も仕事頑張ろう

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