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そう言って かざねは 溜息をついた 。
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りもこんは そう言っているものの 、納得のいってなさそうな 表情をする 。
しゅうとは 特に 驚いた 様子は 見せていない 。
先程から 何に驚いているかというと 、
お察しの通り 、紙に 書かれた お題についてだ 。
ここ最近は ペナルティが出されたり からぴち さんを 巻き込んだ お題が 出されたりして 、
肉体的に 苦労していた 。
だから 、今日も それらに 因んだものが出ると 思っていた 。
けれど 、
内容は 次の様な ものだった 。
𝔻𝕖𝕪 𝟙𝟛 お題:料理 対象:全員 条件:皆で 一つのものを 完成させる事
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俺がそう言うと 、しゅうとは 気まずそうにした 。
その様子から 、大体の 状況を 察する 。
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しゅうと に 罪悪感を 与えない様 、成る可く 柔らかい言葉で 言ってあげた 。
チャンスなら 幾らでもある 。
それに 、過去を 気にしたら 負け だって言うのは 、ここ 10日で 痛感しているのだ 。
俺は 前向きに 考える事にした 。
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俺達は今 、からぴち の4人 と レストランに居る 。
事の経緯は こうだ 。
時計を見ると 、丁度 12時 。
みんなに 声をかけようとした 時だった 。
机に 置いてあった スマホが 鳴って居る事に気づいて 、慌てて 手に取った 。
見ると じゃぱぱ さんからだった 。
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そして 、一緒に 食事に 行く筈 だった からぴち メンバーが 急遽 来れなくなった事 、
代わりに 来てくれないか 、と言う事を 、じゃぱぱさんから 電話越しに 伝えられた 。
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恐らく 、俺達の 状況を 理解した上での 配慮だろう 。
じゃぱぱさん には 、『 お題 』 がどの風に 映っているのだろう 。
気になった俺は 、少し 聞いてみる事にした 。
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そんな ものが出てたまるか 。
一瞬は そう思ったが 、確かに 考えてみれば 俺達の 状況は 異常だ 。
ある日 、机に 紙が 置かれてるかと 思えば 、「 突然変異の 100日 間 」が始まり 、
色々な お題を 熟しながら過ごして来たのだ 。
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なんて 、今までは 思いもしなかった事を 考えた 。
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みんなにとっても 、良い気分転換に なるだろう 。
そう思って 、俺は 明るい声で 承諾した 。
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店員さんが 行ったのを 確認し 、たっつん さんが 口を開いた 。
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たっつんさん の その 純粋な問いに 、しゅうとと かざねが ぎこちなく 答える 。
この 複雑な 事情を どう説明すれば 良いのだろう 。
すると 、
りもこんが余りにも 簡潔に 、そして 全てを 言い表した 。
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その後 、りもこんが 明るい話題に 変えてくれた お陰で 、その場を 凌ぐ事が 出来た 。
からぴちさんの 話も 色々聞けた為 、充実した 時間となった 。
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しゅうとの言う通り 、良い気分転換になった事は 確かだ 。
それに 今日のお題も 、然程 難しい ものでは無い 。
今更だけど 、穏やかな 1日に なりそうだ 。
あれから 3時間 。
あまり 食欲は無いが 、お題に 出されたものは 仕方がない 。
俺は 皆を リビングに集めた 。
表情を見ると 、既に 皆 察している様で 。
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かざねの 後に続き 、俺達も 台所へ 足を踏み入れた 。
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りもこん の言い分も 、分からないわけでは無い 。
常に 危険が 伴う 台所を 、4人で回すのだ 。
事故りそう 、と言うのが りもこんの 本音だろう 。
そんな 俺を横目に 、かざねは もう メニューを 決めているようで 。
そそくさと 冷蔵庫から 材料を 取っている 。
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かざねが 手に持っているものに 、俺達3人は 驚く他なかった 。
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ふうはやの 問いに 、俺は 首を傾げた 。
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恐らく 気付かなかったのだろう 。
紙の 右端に書かれた 小さい字に 。
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まさか メニューが 指定されている とは 思わず 、溜息をついた 。
けれど 、かざねが 気付いてくれなかったら 。
また ペナルティを 受ける羽目に なっていただろう 。
その点は 感謝出来るのに 、なんだか 腑に落ちない 。
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俺がそう言うと 、皆は はっ と して 我に帰った様な 表情をした 。
話を 遮る様で 申し訳無いが 、生憎 会話の 気分は途絶えている 。
かざねが 言うには 、お題は 「 てんぷら 」らしい 。
皆が 其々を 理解している為か 、連携の取れた 動きで 作業が 進んでいる 。
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余りにも 言葉が 足りていないが 、大体の意図は伝わる為 何も言わなかった 。
俺は 鍋に 油を入れて 、火にかけた 。
4人となると 、誰かが 暇になるのも 珍しく無く 。
俺は 辺りを見回した後に 、スマホに 目を向けた 。
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俺は 天ぷらを 箸に取り 、それを 口にした 。
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出来立ての 天ぷらは 確かに 衣が サクサクで 美味しい 。
けれど 、眠る気 しか無かった 躰には 重い 。
俺は 2、3本 食べて 、 「 ご馳走様 、 」 と 呟いた 。
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正論 を 言われては 反論が出来なかった 。
けれど 、食欲が 無いのも 事実 。
俺は こっそり 抜け出そうとしたが 、それは叶わなかった 。
かざねに 腕を 掴まれ 、咄嗟に 振り返った 。
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また 、栄養失調やら 貧血やらで 倒れて貰っては 困る 。
俺は ふうはやの 手首を掴んで 、振り向く様 仕掛けた後
自身が 咥えている 天ぷらを 、無理矢理 ふうはやの 口内に 押し込む 。
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ふうはやが 口を開けたのを 確認して 、
舌を 入れた 。
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かざねに 何をされているのか 、理解する前に 舌を 口の中に 入れられた 。
そして 口内を 弄ぶかの様に 上顎を 舐められ 、舌を絡められる 。
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突然の 出来事に 、口内に含んだ 料理も 上手く 飲み込め無くて 。
無理矢理 喉を 通らせると 、それが 間違いだと察した 。
かざねは 邪魔が 無くなったのを良い事に 、先程より 激しく 舌を 絡める 。
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息が続かなくなった時 、
満足したのか 、急に 唇が 離れた 。
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俺は 必死に 息を吸って 、呼吸を 整える 。
そして 、自分がされた事を 再度 認識して 。
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酷く 羞恥心を 覚えた 。
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息を整えている ふうはやが 真っ赤で 、なんだか 可愛くて 。
思わず 笑ってしまった 。
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これで 分かって貰えただろう 。
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ふうはやは 俯いたまま 、だけど 大袈裟なくらい 頷いて見せた 。
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完全に 眼中に 無かったが 、そういえば 皆で 食事を していたんだと 気付く 。
やべ 、怒られるか 。
そう思ったが 、りもこんは スマホを 持ってこう言った 。
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りもこんは にやっ と 笑って見せた 。
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俺も 釣られて 、悪戯っ子 の様な 笑顔になった様な気がする 。
そんな 会話が 聞こえていたのか 。
ふうはやは ばっ と こちらを見て
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ふうはやが りもこんの スマホを 無理矢理 奪おうとして 、りもこんが 華麗に 交わす 。
そして 奪われまいと 、りもこんは リビングを出て行った 。
それを ふうはやが 追いかける 。
なんだか 知っている光景に 、俺と しゅうとは 苦笑いをした 。
閲覧 ありがとう御座います 。
はい 。
すみません 。
出していた 2つのエピソード 、削除させて頂きました 。
理由は 単純で 、
気に入らなかったからです 。
この作品には 合わないな 、他の所で 出そうかな
と 色々 考えて
削除 、という 形に 収まりました 。
身勝手に すみません 。
お詫びになるか 分からないんですが 、今回の 作品を 長く させて頂きました 。
気に入っていただけたなら 幸いです 。
次回更新予定 ▷ 9月3日 18:50
コメント
1件
可愛いし尊すぎるッ!💖 この作品マジで大好き🫶💕