夢ならば

初めてお前にあった日

ただ遊びのつもりだった。

これは、俺らがまだ

未熟な子どもだった頃の話

これが俺ら幼なじみの会話。

ぶっきらぼうに見えて好きなやつにはデレデレなシュリ

冷めてるよーにみえて友だちには情が深いルイア

バカっぽくて天然で、けど許されるノア

そして、完璧優しいて言われる俺(コハク)

その日もノアのバカな行動から

全てが始まったのかもしれない。

ﾄﾞﾀﾄﾞﾀﾄﾞﾀっ

俺は急いで美術室に向かった

なんで美術室はこんな奥にあるんだよ。

シーンとした廊下に俺の呟きだけが響いた。

美術室

ｶﾞﾗｯ トン

窓際に背中を預けた女の姿があった。

ガタッ

目が合った。

そう思った。

いつもなら「コハクさん！」

って言ってくる女子なのに。

ヒアは素っ気なかった。

俺はこれからの毎日に

少しの楽しみを覚えて

教室へと向かった。

俺の頭の中は、楽しいゲームの始まりでいっぱいだった。

はあ、。

カキカキコン

ｷﾝｺﾝｶﾝｺｰﾝｯ

ｶﾞﾀｯｶﾞﾀｶﾞﾀ

ﾍﾟｺ

手抜きするとは手抜きして

やらなきゃいけない時はとことんやる。

それが俺の担任

ゆま先生。

何気ない1日が終わった。