紫
貴方たちを幻想郷に連れていくわ
黒猫
え?もう決定事項なの?
奏叶
僕らに最初から拒否権はなかったらしい
黒猫
えー…
黒猫
てか幻想郷って、確かママの故郷だよね?
美月(黒猫母)
ええ
黒猫
それで幻想郷でボクらは何をするの?
紫
修行をしてもらうわ
紫
そして異変解決もね
黒猫
へー 面白そうじゃん!
紫
皆軽いわね
泰一
何事も経験だからな
奏叶
最近何も面白いことなかったしなー
︎︎
紫
そういえば貴方たち、あの男共はどうしたのよ?
由利(泰一母)
アイツ夜の店に通ってたのよ
由利(泰一母)
そこまではまだ良かったけど、あの男私が貯めてた泰一の学費やら習い事の費用に手を出したのよ
由利(泰一母)
だから散財した分を返してもらって離婚届にサインさせて家を追い出したわ
幸(奏叶母)
あの男は奏斗に手をあげて怪我負わせた挙句病院送りにしたからその倍殴って離婚届に叩き付けて家を追い出したわ
奏叶
この話って両方僕とたっくんが6歳の時の話だもんねー
泰一
もう10年前の話かー
黒猫
てかボクママとあの男が離婚した理由知らないんだけど
黒猫
何でなの?
美月(黒猫母)
…あの男、黒猫が女の子だってわかった瞬間「此奴(コイツ)は施設にやって男を産め」って巫山戯(フザケ)たこと抜かしやがったのよ
黒猫
うぉー、本当にどうしようもないクズだった
奏叶
いつ聴いても呆れ以外感情が湧かないよねー
泰一
それなー
黒猫
ていうかそれっていつの頃の話なの?
黒猫
ボクが何歳の頃の話?
美月(黒猫母)
黒猫が生まれて1日目の話ね
黒猫
そりゃ覚えてないよね
美月(黒猫母)
まぁ、そこから色々あって離婚して少し離れた町へ引っ越したって感じね
幸(奏叶母)
でもいきなり連絡取れなくなってびっくりしたのよ?
美月(黒猫母)
あー、スマホが壊れちゃってねぇ…
紫
…その男共は何処にいるの?
(*^^*)
(*^^*)
幸(奏叶母)
それは知らないわ
幸(奏叶母)
風の噂じゃ闇金からから借金してやばいことになってるって話ね
由利(泰一母)
私もそう聞いてるわね
美月(黒猫母)
同じく
紫
はぁ…(溜息)
紫
だからあの時私は反対したのよ?
母親組
はい…
泰一
何だ?夜逃げでもしたのか?
由利(泰一母)
何でわかるのよ…
奏叶
バカすぎるでしょ
黒猫
ママたちって男を見る目だけはなかったんだね
母親組
Σ>─(´・ω・`)→グサッ…
奏叶
まぁでもアイツらがいなかったら僕らはいなかった訳だし、そこだけは感謝だね
黒猫
確かに…
泰一
それはそう
紫
子供たちの方が賢いわね
母親組
(´・ω・`)
泰一
なぁ紫
紫
何かしら?
泰一
俺らはいつ幻想郷に行くんだ?
紫
明日の朝よ
黒猫
明日が楽しみだね
奏叶
だねー