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🤖を救助する🐭🎶の話。 🐭視点。 出演 🐭、🎶、🤖
ある日、感情が無いはずのケインがどこかウキウキしながら話しかけてきた。
ケイン
音鳴
刃弐
しかし非常に残念な事に、俺も音鳴もファームは苦手分野。
花摘みや薬作りはまだマトリと戦うヒリつきがあって面白いが、リスクの無い素材集めやクラフトにはあまり興味を持てない。
刃弐
ケイン
そんな俺達の乗り気でない反応を気にする素振りもなく、スタッシュから使えそうな素材をバッグに詰める。
本当に働き者だ。
ケイン
音鳴
刃弐
そんな会話をしたのが20分前のこと。
そして現在。
ケイン
音鳴
刃弐
ケイン
無線連打。
ケインからの救難信号。
音鳴
刃弐
ケイン
刃弐
ケイン
刃弐
ケイン
刃弐
ケイン
音鳴
ダウンしている訳でもなく、警察に捕まった訳でもない。
刃弐
ケイン
刃弐
音鳴
ケイン
音鳴
刃弐
必要かどうかは分からないけれど、取り敢えず銃とアーマーを持ち車に乗り込む。
音鳴にナビを任せハンドルを切った。
少し道に迷いつつ辿り着いた場所はゴミの山。
所謂スクラップ場であった。
クラフト台も確かにある。
でもケインの姿が見当たらない。
音鳴
刃弐
ケイン
刃弐
聞き馴染みのあるロボ声が空から降ってきて、上を見あげてみれば、大きなリフティングマグネットにスクラップと共に張り付けにされたケインの姿があった。
ケイン
刃弐
ケイン
音鳴
取り敢えず命に別条はなくて良かった。
スクラップを移動させる用の巨大なマグネットは、くっ付けられるだけくっ付けて機能を停止している。
きっと何処かに磁力を切るスイッチがあるはずだ。
刃弐
ケイン
音鳴
ケイン
そうは言ってもそれらしい操作盤は見当たらない。
音鳴
ケイン
刃弐
ケイン
冗談はさておきどうしたものか。
刃弐
音鳴
ケイン
刃弐
音鳴
クラフト台を持ってスクラップの山を登るのは大変だけれど、普通に手を伸ばしても届かないのだから仕方がない。
頂上まで登り台の上に立ってもまだ届かないから音鳴に肩車をしてもらう。
音鳴
刃弐
指の先がケインの肩に触れる。
音鳴
少し手の位置が高くなった。
どうやらクラフト台に置かれていた工具箱に乗ったらしい。
刃弐
どうにかケインの腕を掴み思い切り引っ張る。
しかしミシミシと音が鳴るだけで離れない。
刃弐
ケイン
音鳴
刃弐
ケイン
不安定な足場で成人男性を肩車するのは流石にキツかった様で。
音鳴がバランスを崩し2人揃ってスクラップの山に転がった。
刃弐
ケイン
音鳴
スマホで情報を集めていた音鳴が磁石の弱点を見つける。
つまり。
音鳴
刃弐
ケイン
巨大な磁石に向かって銃を連射する。
あんなに焦ったような声を出すケインは大型犯罪でも見たことがない。
でもこれで救えるかもしれないのだから我慢してもらおう。
音鳴
ケイン
刃弐
ケイン
ケインの周辺に何発も銃弾を撃ち込んでいくが、それでも体は離れない。
刃弐
音鳴
ケイン
と傍から見ればコントをしているように見えなくもないやり取りの末、この作戦は失敗に終わった。
音鳴
と新たな情報を発見し、ガソリンスタンドでジェリカンを買ってきたり、豪邸から食料を掻き集め、ついでに足場になりそうな物も取ってきた。
刃弐
ケイン
音鳴
ケイン
ガソリンで動いているケインは普段食料を燃料にしている。
つまりケイン自身が熱を帯びれば剥がれ落ちるだろうという作戦。
音鳴
ケイン
刃弐
ケイン
音鳴
ケイン
不満気な声を出しながらもジェリカンから伸びる給油ポンプのホースでガソリンを飲む。
音鳴
ケイン
熱くなるとスマホが重くなるように、ケインの動きも鈍くなる。
音鳴
確かに真夏によく見る陽炎がケインの周りで起きていた。
刃弐
音鳴
ケイン
音鳴
ケイン
刃弐
ケイン
突然爆発でもしたかのようにぼふんっと音を立ててケインの内部から煙が吹き出したかと思えば、その衝撃で磁石から身体が剥がれ、俺達に向かって落下してきた。
頭部のランプは消えている。
音鳴
刃弐
音鳴
刃弐
オーバーヒートし気を失ったケインを抱え出口へと走る。
もしまた磁石に引き込まれでもしたら大変だ。
音鳴
刃弐
磁力が戻る前に脱出し熱々なケインを地面に下ろす。
早く冷ましてあげないと。
刃弐
音鳴
刃弐
しっかりとグローブを着け、焦げ臭い原因を探し、メカニックで身に付けた技術でロボットの身体を治す。
生憎ここはスクラップ場。
部品なら幾らでも落ちている。
音鳴
刃弐
音鳴
ジュージューと、キッチンでよく聞く音がケインから聞こえてきた。
こんなに熱いものをよく運べたなと心の中で自分を褒める。
音鳴
刃弐
仲間になってから教えてもらった再起動のボタンを押す。
頭部の青いライトが光を取り戻し、ケインが目を覚ました。
ケイン
音鳴
刃弐
ケイン
ケインはスクッと立ち上がり全ての機能が正常に作動している事を確かめて俺達に頭を下げた。
ケイン
刃弐
ケイン
音鳴
刃弐
ケイン
音鳴
ケイン
刃弐
ケイン
刃弐
音鳴
ケイン
音鳴
刃弐
ケインは俺達を交互に見て少し考えた後に口を開いた。
ケイン
音鳴
刃弐
音鳴
ケイン
刃弐
音鳴
ケイン
音鳴
刃弐
有能なロボットでもまだまだ教える事は沢山あるらしい。
まずは自分を大切にするということから。
刃弐
音鳴
ケイン
音鳴
刃弐
音鳴
でもまずはチルタイムを楽しむとしよう。
END