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優雅な音楽。
人々の笑い声。
紅茶とお菓子の甘い香り。
これもいつものルーティン
でもそれが,ある日豹変した
優雅な音楽と共に聴こえる人々の叫び声,悲鳴。
紅茶とお菓子の甘い香りを感じさせないほどの血の匂い。
あれからどれほど経った?
俺が部屋に閉じこもってから
あの世界中を震撼させた,無差別殺人事件から。
どうして俺は生き残った?
どうして俺だけが
どうして世界のメディアはウソの情報を流した?
どうして。
どうして
どうして
どうして
いくら考えても理解できないソレは、今も俺の体に,重い鎖になってまとわりついてくる。
いくら考えても無駄だ。
わかっていても,考えてしまう。
あの時,俺はどう判断をすればよかったのだろうか。