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雅
親
親
雅
どうにも名家とは言えない状況だったけど…
…カチャンッ……
雅
渡されたのは
刀だった
雅
サリバン
サリバン
サリバン
雅
わからない、
でも、知ってる。
サリバン
雅
サリバン
うん、そうだよ
何故か神社の場所も知っていた
導かれるように進み、気づいたら神社の前、
雅
雅
雅
シャンッという鈴の音が響く
やぁ、
君があたしに仕えてるって奴か?
…恐らく、神楽様。
雅
雅
お、知ってんのか
神社の中から聞こえる声、
顔は上半分を狐面で覆っていてわからない、
なら話は早いな
…知りたいこと、それはズバリ
家系のことだろ?
雅
…狐神家は魔界の名家ということは知っているね
雅
君は人間界に生まれた極めて稀なケースで、
本当の居場所は魔界(ここ)だ。
あと…
…今後、君の親族が迎えに来る。
だが、その誘いには乗るな。
絶対だ
雅
オリアス
エイト
エイト
雅
ツムル
雅
???
雅
???
面越しに見える、長いまつ毛に、パッチリとしたツリ目、
赤いアイシャドウ、白い肌、
金糸の美しい頭髪、狐の耳、
几帳結びの赤い髪飾りに、巫女服
その一瞬の出来事でも、目を奪われる程美しい
ツムル
雅
雅
見えていない、?
思考を中断して切り替える
雅
あたしは上手くやっていけるのだろうか、?