シロ
テメェ!何してくれてんだ!!
一
ほんとごめん!!
美玲
もう、シロ!!仲間割れしない!!
シロ
でも、
美玲
シロ、聞いて。
ここは二手に分かれた方がいいと思うの
ここは二手に分かれた方がいいと思うの
美玲
ほら、ボタンを押したら壁に入り口が出てきたでしょ?
美玲
逆にボタンを押さないと、進めなかったってわけ。
一
そうだったのか…
美玲
シロ、その人と二人で先に進むのよ。
シロ
…わかった。
美玲
…もし二人で協力できたら、
美玲
また、二人でお出かけしよ?
シロ
!本当か主!!
シロ
約束だぞ!
一
(めっちゃ尻尾振ってる…!)
美玲
その代わり、うまく協力してよね
美玲
アンリもそれでいい?
アンリ
うん。もちろん。
美玲
じゃあ行ってくる!
シロ
…主!!
美玲
何?
シロ
お願いだから…無理はしないで…。
美玲
…うん…?
こうして、美玲とアンリ、シロと一で行動することになった。
美玲
なんとかなってよかった…
美玲
にしてもなんでシロあんなに敵対してたんだろ…
アンリ
…多分、一さんに美玲をとられたって心のどこかで思ってたんじゃない?
美玲
え?
アンリ
それでちょっと焦ったんじゃないかな?
アンリ
美玲にシロは信頼…いや、依存しかけてるって感じかな?
美玲
そう…私みたいな感じか。
アンリ
え?
美玲
いや。なんでも…
???
ねぇ。
美玲
!誰か…って
アンリ
え…どうして…?
一方一達は…
一
ねぇ、美玲ちゃんとどういう関係なの…?
シロ
従魔だ。
一
ど、どこであったの?
シロ
ダンジョンだ。
一
どういう経緯で…
シロ
お前には関係ない。
一
(…は、話が進まねぇー!!)
シロ
…
シロ
!
シロ
敵だ。
一
え!?どこに!?
シロ
お前は下がってろ…
???
ねぇ。
シロ
!!?
一
えっ!?
シロ
主!?
一
おふくろ!?
シロ
!!
シロ
(こいつと俺の見えてるものが違う…ってことは)
シロ
アイスボール!!
一
えっ、ちょっ!?
一
何して…!
???
ギェエエ…
一
え!?なんだ、こいつ!?
シロ
おい、よく聞け。あれは幻影だ。
一
幻影!?
シロ
ああ、臭いからしてもそうだ。
シロ
だから惑わされるな。
一
…そう、か。
シロ
…倒すのが嫌なら俺が殺す。
シロ
お前は透明化でもして黙ってろ。
一
…いや、俺も戦う!
一
だって、協力するって言ったんだろ?
シロ
…そうか。
シロ
勝手にしろ。