光樹
紫
光樹
紫
…不思議だな。
何でこんなに嬉しいんだろう。
光樹くんって
からかい上手だけど。
本当は不器用で。
恥ずかしがり屋で。
そんな可愛い一面も あるんだよね…。
光樹
光樹
紫
光樹
光樹
紫
光樹
光樹
光樹
紫
紫
私はわざと
曖昧な態度をとってみる。
…光樹くんの反応が 見たいから。
光樹
光樹
光樹
あっ!?
あの光樹くんが…
焦ってる!?
…ふふ、可愛いな。
光樹
光樹
光樹くんは私に
頭を下げた。
…ま、まさか
そこまですると 思ってなかった!!
…こんな事されたら
断れないよ…。
紫
紫
私の答えを聞いた光樹くんは
目をぱあっと輝かせる。
光樹
光樹
光樹
ふふ、光樹くんって
やっぱり可愛い…っ!!
…こんな事、本人になんて
絶対言えないけれどね!!
光樹
紫
紫
光樹
車の中
光樹
光樹
光樹
光樹
光樹
紫
紫
私は恥ずかしくなって
思わず言ってしまった。
その時は、気がつかなかった。
私の一言が光樹くんを傷つけてしまった なんて…。
光樹
光樹
光樹
紫
私の一言で、車の中は…
気まずい空気が流れる。
な、何か話さなきゃっ!!
紫
光樹
光樹
光樹くんの言葉は、
いつもより冷たくて…
なんだかトゲがあるような…
そんな感じだった。
…な、なんで!?
紫
紫
紫
光樹
光樹
この言い方は…
完全に怒って オリマスネ…!?
光樹
光樹
光樹
な、なんというタイミング!?
何故このタイミングで!?
紫
光樹
光樹
紫
光樹
光樹
光樹
紫
光樹
光樹くんはさっきとは 打って変わって
嬉しそうに笑う。
…私の言い分など聞いて くれないようです。
光樹
光樹
紫
さっきまで怒っていた 光樹くんは
もうすっかりいつもの 悪戯っぽい笑顔に 戻っていました!!
会話が弾まなかったら どうしようって
心配だったけれど。
余計な心配だったみたいです!
でも本当は…。
本当はあの時、私が
光樹くんに謝っていれば…。
光樹くんの心の傷を
癒やす事が 出来たのでしょうか…?
そして、光樹くんの顔が急に
真剣な面持ちに 変わったのですっ!!
な、なんだろう…?
光樹
光樹
光樹
光樹
光樹