シュア
(陸に下って400年…)
シュア
(本当に声が出せないのね)
シュア
(姫のあの話は本当だったのね)
あれから、私は山と海に囲まれたある国で生活をすることになった
はっきり言ってしまうと 下った場所がたまたまここだったから
シュア
(400年経ってやっと気づくのもどうかと思うけど、)
シュア
(別にどうでもいい…)
チュン、チュン コツコツコツ
シュア
(、あら)
シュア
(あなた、またここに来たの?
先日も言ったでしょう…?
先日も言ったでしょう…?
シュア
木の実をくれるのは嬉しいけど、祈りの子は空腹がなくなって、逆に体内に食べ物をいれてはいけないのよって、、
シュア
…でも、声が出ないからわからないわよね。出せても結局わからないものね。
シュア
でも、あなたがせっかく持ってきてくれたのだから
シュア
ありがたく貰っておくわね。ふふ、ありがとう)
シュア
(…今日は何しようかしら
シュア
掃除は、、朝にしてしまったし
シュア
本は全部読み飽きてしまったから…
シュア
あ、そうだわ
シュア
本を買いに行こう…!
シュア
この前薬草とか売りにでたから
シュア
そのときのお金がまだ残ってるはずよね!
シュア
今日は街に出かけよう!)
ガヤガヤガヤガヤ
シュア
(本屋はどこにあったかしら…。
シュア
街に出るのは久しぶりだから、、あぁ完全に忘れてしまった
シュア
…しょうがないわ、ひとつひとつ見てまわろう…)