それは、皆が解散して
数時間たった頃だった。
ころん
あんなことになるなんて、思ってなかったけど。
明日は、アイツに色々と教えないといけないっぽいし
……普通の授業の復習もしたい。
もうちょっとでテストがあるから。
僕には、満点以外…
許されないから
ころん
間違えちゃった。
早く、
早く
直して
完璧にしないと
捨てられる
そんなの、
嫌だ
ころん
ころん
ガチャ
ころん
誰かに、聞かれたくなかった。
こんな、弱々しい所なんて
○○
○○
いつも、笑顔でいるお前が
魔法が使えないくせに
そんな風に振る舞えることが、可笑しくて
可笑しくて
僕はこんなに、努力してるのに
お前なんか、居なくなれば__
ころん
声が震えてる
それは、自分でもわかる程だった。
○○
○○
こんな時に現れる
優しい○○に、
僕は、今にも泣きそうになっちゃうから。
だったら、突き放してよ
ころん
ガチャ
ころん
部屋についた瞬間
○○に対しての怒りと、安心
色々な感情が溢れてきて
気づいたら僕は泣いてたんだ
……○○の、優しい顔
それが頭から離れなくて
僕は時間を忘れて、ずっと泣いていた。
ドアを閉めることを忘れて
泣き止まないと
泣き止まないと行けないのに
あぁ、ほんとに
僕は弱くて
誰の役にも立てないんだ
こんな弱い所を見せたら、みんなに捨てられちゃうかな…?
ころん
ころん
ころん
「傍にいて欲しい」
その瞬間
後ろから、ずっと求めていた
人の温かみを感じた__
○○
○○
○○
ころん
ころん
○○
ころん
○○
○○
ころん
○○
ころん
○○
○○
○○
ころん
○○
ころん
○○
ころん
ころん
ころん
ころん
ころん
ころん
○○
○○
○○
ころん
○○
○○
○○
○○
○○
○○
○○
お前は、○○は、
僕が欲しかった言葉をポンポン
軽く
何もかも見据えたように
優しく、言ってくる。
……なんで
君はそんなに
優しいの?
僕じゃ、分からないよ
でも___
ころん
ころん
「そんなちっぽけなものだったの?」
××
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