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着信先は芥川くんだ。

私は少し面倒くさそうな声で

太宰治

もしもし。

太宰治

芥川くん?

太宰治

私今忙しいんだけど。

芥川龍之介

あ!太宰さんお忙しい時にすみません……

太宰治

そんなことはいいから私に何の用だい?

芥川龍之介

首領が太宰さんに頼みたいことがあるから医務室に来て欲しいと頼まれましたので

森さんが医務室なんて珍しい…

太宰治

嗚呼わかった。

太宰治

後で森さんのところに行ってみるよ

太宰治

ありがとう。芥川くん

芥川龍之介

は、はい…!

芥川龍之介

(太宰さんに感謝された……っ)

芥川龍之介

(なんと嬉しいことかっ……)

ここで芥川くんとの電話を終わった

太宰治

ということだから中也

太宰治

ごめんだけど私は森さんのところに行ってくるよ

中原中也

別に手前が謝ることじゃねえよ

中原中也

さっさと行ってこい

中也の言い方に少しムスッとしたが私は森さんのいる医務室へと足を運んだ

森さんのいる医務室のドアノブに手をかけた時

私は不審な違和感を覚えた

この奥にいるのは本当に森さんなのか

この妙な違和感はなんなんだと

普段の私なら考えないようなことが頭に浮かび上がってくる

ドアノブに手をかけている手に謎の汗を握って

その時後ろから誰かに声をかけられた

??

おい太宰。

??

お前そんなとこで何やってんだよ

私は急に声をかけられ反射的に身体がビクッとなった

太宰治

っ!!?

??

そんな驚くことかぁ?

??

普通に声かけただけじゃねぇか

後ろを振り向くと

太宰治

なんだ中也か

太宰治

急に声をかけないでくれよ

中原中也

お前こそ森さんに呼ばれたんじゃねえのかよ

太宰治

嗚呼?

太宰治

呼ばれたよ?

太宰治

だから今入ろうとしていたんじゃないか

中原中也

じゃあなんでドアの前で立ち止まってんだよ

太宰治

深呼吸をしてただけだよ

太宰治

深・呼・吸

中原中也

あ〜はいはいそうですか〜

太宰治

そう言う中也こそなんでこんなところにいるんだい?

中原中也

太宰が部屋を出た後俺にも森さんに呼ばれたんだよ

中原中也

なんでも森さんの頼み事は双黒に頼みたいだのなんだの

太宰治

え〜中也と〜っ……

中原中也

んだよ悪いかよ!!?

太宰治

迷惑はかけないでくれよ?

中原中也

俺がいつお前に迷惑かけたってんだァ!!?

中原中也

あ"ァ??!

太宰治

あー五月蝿い五月蝿い

太宰治

さっさと森さんの話聞きに行こ…

中也が来るとあの嫌な予感はすっかり無くなっていた。

ガチャ

私がドアを開けて一番最初に見た光景は

太宰治

っ!!

沢山の死体の山

中原中也

っ!

それから少し息を切らして肩で静かに息をしている

メスを持った

中也だった。

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