青紫

恋論side

突然僕に話しかけてきたのは可愛いい警察官だった。

"ちゃんと学校行きなさい"

その言葉で僕はどれだけ苦しめられたらいいのだろう

僕は中学生の頃いじめられていた

理由はただ地味だから

それだけで僕の中学校生活はめちゃくちゃになった

だから、高校デビューして悪い奴らとつるんだら逆に怖いからと避けられるように

ほら、こうやって悪い子になれば近所の人からも噂される

"蒼猿さん家の悪い子"

そうレッテルを貼られ母も苦しんでいる

僕は最低だ

自分のことしか考えてない

うるさい

"真面目"

僕はその言葉が1番大嫌いな言葉

戻りたくない

戻ったらまたいじめられる

だったらまだ怖いからという理由で避けられる方がましだ

トコトコと浜辺を歩いている

これが1番楽しいこと

何も考えずに海を見ているとその景色に夢中になってこれからのことなんか忘れられる

"また、きみ？"

どういうことだ？

また学校をサボっていると思われてるのか

制服が乱れていて髪色も水色

こんなやつを"不良"か"変人"の2択しか答えが出てこないだろう

そんなの嘘

僕は手を振って紫髪の警察官を浜辺において帰っていった

紫耀side

水色の髪の子に謝りたかった

ただ、それだけなのになんで俺は食事になど誘ったのか...

気が付いたら誘っていて

彼も引いているだろう

嘘なのが丸わかり

水色で綺麗な髪をした男の子

その子はこの街では噂になっていた

"蒼猿さん家の悪い子"

この名前でこの街では噂になっている

中学生の頃は普通に真面目に学校にも行って成績も良かったらしい

俺に似ているな

没やし意味わからん(´^ω^｀)