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今金欠2 今金欠のサブ垢
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#日本受け
白狐こはく
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宗主国が植民地に及ぼす 文化や言語などの影響――
それを英領は、 遺伝、と呼んでいる。
望んでもいないのに 「家族」とくくられ、 血のしがらみに囚われる。
そしてそれを僕は、 僕だけは、 独立した今も 未だ拭えていない。
狂った方位磁石を見つめる。
オーストラリア
ここは どこだろう。
電波もない、方位もわからない、 地平線が見えるほど広くて何もない ガラスの床へ立っている。
オーストラリア
オーストラリアは顔を上げ、 自身の足を動かし始めた。
パキパキパキパキ…
足を踏み鳴らすたび、 床から面白い音がする。
オーストラリア
楽しくなってきたオーストラリアは リズムよくスキップし始める。
しかしそれも束の間、 とある人影を見て 足を止める。
それは自分より上背があって、 足を揃え、後ろで手を組んでいて、 砂埃を嫌い、顔にヴェールを纏った、
かつての、彼。
英帝
オーストラリア
彼が植民地を息子とも思っていないと 分かってから、 オーストラリアたちは彼を 「領主様」と呼んだ。
欧米の貴族は領民に そう呼ばせているそうだから。
領主様はかなりの偏愛主義者で、 とりわけオセアニアたちには 興味が無かった。
いや、無いわけでは無かったが、 統治の力の入れ方が 他と違ったのだ。
長い爪で、大人の力で手を引かれ、 いろんな所を連れ回された。
香港に挨拶された。 ミャンマーと積荷を運んだ。 シンガポールさんと水路を開拓した。 マレーシアと雑なご飯を食べた。 インドさんと畑を回った。 イスラエルやイランと武器を作った。 エジプトと書類を整理した。 ガーナやケニアと作物を収穫した。
これだけ、 たくさん、 はたらいたのに、
…どうして僕の手元には、
クワを握ってできた ボコボコのマメやタコしか 残らないんだろ。
ユニオンジャックは僕らに 色々なものを遺していった。
黒歴史、不自由、信仰、愛、 奴隷根性、束縛気質、人間不信。
それらに呪われる国も居れば、 乗り越えたり 自分の一部に してたりする強い国も居る。
僕は…呪われてる側かな。たぶん。
あのひとは、 「未だにそんなこと拗らせてるのか? もう終わったことだろうに」 って言うかな?
呑気なひとだからなぁ。 きっと、そう言う。
彼がオーストラリアたちの 宗主国となったあの日。
あの日も同じように、 彼を呼ぼうとした。
オーストラリア
パシンッ
そう呼びかけて、 頬を叩かれた。
英帝
英帝
当時のことは気が動転して よく覚えていないが、
触れたその爪の先が ひどく尖っていたことだけが 頬に残っている。
気づけば、 背後から英帝を殴りつけていた。
倒れた身体の上に乗って、 何度も、何度も、頬を叩いた。
オーストラリア
オーストラリア
そろそろ手首も疲れてきたころ、
じろり
と、 まるで何事も無かったかのように 落ち着き払った彼の目が こちらを向いた。
英帝
オーストラリア
探検隊
探検隊
探検隊
オーストラリア
探検隊
探検隊
探検隊
オーストラリア
オーストラリア
オーストラリア
コメント
5件
最後の『、、、本当に?』が凄い意味深で重みがあってしかも英帝の『満足ですか?』が威圧感のある恐怖っぽく感じる一言で好きだぁ、、、!
不穏な雰囲気と、普段のオーストラリアさんからは考えられないような奇想天外な行動が、強く印象に残りました。普段とのギャップですかね… 毎度毎度あなた様の表現力には驚かされると共に、深く尊敬しております…
英帝様の「満足ですか?」の一言だけでオーストラリアさんと英帝様とで格が違う感じがはっきりと分かってめちゃめちゃ好きです…💘