コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
色々注意
展開早め
S T A R T
高専付近の任務 行方不明者探しメイン
五条
カツ ︎. ︎カツ ︎.
心なしか自分の足音がデカイ気がする…
雑魚呪霊を祓いつつ、
周囲を見渡す。
五条
五条
嫌な記憶が蘇って来る。
そんな訳無い。
こんな所に居るはずがない。
ずっと行方不明だったのに
こんな所に居ましたーなんて。
灯台下暗しも良いとこだ。
それに_
足を止める。
この呪力に近付いて居る気がするんだ。
いつも着けて居る目隠しを上へと上げて
もっと分かりやすくする。
五条
居た。居たんだ。
壁の向こうの呪力が見える。
絶対にアイツの、
あの子の呪力だ。
それを見付けた途端
止めて居た足を動かす。
扉を開いた。
勢い良く。
五条
目の前には綺麗な花畑が広がって居た。
一般人なら理解出来ないだろう。
コンクリートの暗ァい廃墟で
扉を開けたら綺麗な花畑が広がっていましたー、
なんて。
僕だって最初は理解出来なかった。
否、信じたくなかった。
だって、
だってこの花は
︎︎
︎︎
探していた“あの子”だ。
血塗れだった。
とてもこんな綺麗な 花畑の中に居たとは思えなかった。
分かって居る。
この血は一般人の血なんだ。
傷じゃない。
人間の返り血だ。
ただ脳がそれを認めようとしない。
︎︎
︎︎
︎︎
︎︎
︎︎
︎︎
辞めてくれ。
目隠しはさっき外したままだった。
殺そうと思えばいつでも殺せた。
…やっぱり、
五条
五条
︎︎
︎︎
一希
一希は、昔と変わらない
不器用な笑みを浮かべて立っていた。
昔から周りの影響を受けやすかった。
そのお陰で、傑くんの“呪い”を
あの時全て受け取ってしまった。
ある廃墟に自らの術式で花畑を作った。
この花畑には自分に籠ってる物以外の呪いが無い。
呪霊も呪詛師も入って来られないのだ。
一般人や呪術師のみ入れるようになっている。
_ガチャッ ︎.
こんな話をしているうちに
この中に人が入って来たようだ。
五条
あぁ、見つかった。
彼は辺りを見渡している。
一希
一希
目を見開いてこちらを見つめている。
きっと来てくれるなんて
本当は到底思って居なかった。
だからこそ、
入って来た人を殺し続けていた。
一希
一希
一希
一希
一希
一希
たまに高専を見に行った。
勿論外からではあるが。
1番最後に近くで見た包帯から
真っ黒な目隠しに変えていた。
今は、どれもしていなかった。
勿論、殺される事は承知で喋っていた。
ただ、お兄ちゃんに
そんな事は出来ない。
どこかでそう思っていた。
五条
五条
一希
一希
一希
お兄ちゃんの言う通り、僕は変わって居なかった。
昔のように、歪な笑顔を向けて
そう言った。
________𝐩𝐫𝐨𝐟𝐢𝐥𝐞________
柊 ︎一希 ヒイラギ ︎イツキ ︎
♂ 17歳 163~165cm程
ハーフアップポニテ 多少癖毛気味 灰色目
花類の術式を持つ
成り行き 五条悟に拾われる ¦ 夏油傑と出会う ¦ 夏油傑離脱 ¦ 呪詛師夏油傑.死亡 ¦ 行方不明 ¦ 現在
#1.灯台下暗し 製造 2025年 ︎11月12日 ︎19:57 修正 2025年 ︎11月24日 ︎1:23 僕の教え子⇢アンタの教え子