なんて返事したらいいんだろう。
さっきのことを心配してる訳じゃなくて、…帰りたくないんだ。
ナワーブ
ナワーブ
つい本音が漏れてしまった。
…するとジャックは
リッパー
リッパー
と小さく笑って、そう言った。
ナワーブ
俺は思わず、そこで立ち止まった。
あぁ、もう。 …一か八かだ。
ナワーブ
ジャックのネクタイを " グイッ " と引っ張り、とびついて、軽く唇にキスをした。
……きっと自分の顔は真っ赤になっていると思い、ジャックに気づかれないよう、そっと…そっぽを向いた。
心臓は " バクバク " と鼓動を早めてくばかりで、…爆発しそうだ。
……あぁ! 耐えろよ、自分…!!
ナワーブ
そんな強気なことを言って歩き始めようとすると、" グイッ… " とジャックに腰を引き寄せられ、
長いキスを、……俺にした。
息ができなくて、目眩がしてきて……俺は少し、よろめいた。
そのくらい濃厚で、…魂を吸い取られる感覚だった。
ナワーブ
ナワーブ
まだクラクラしながらも、憎まれ口を叩く。
…そうでもしないと、このままあっという間に溺れてしまいそうだったからだ。
リッパー
リッパー
だけど、ジャックはそれに答えず、微笑んで、俺の肩を " ポン… " と優しく叩き、歩き始めた。
ナワーブ
ナワーブ
返事をしない相手に、俺はつっこむ。
はっきりと知りたい。
…たとえ俺が背伸びしたって、あいつに届かないのはわかってる。
だけど、……弄ばれるのは嫌なんだよ。
✤/ 手の届かない奴。
コメント
5件
あらあらあら、ジャックさんはそんな軽い男ではありませんのよ。ちゃんと責任は取ってくれますから☆
んー…リ傭最高です…💓
好きです(())