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ぽん
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─私には世間に「速すぎる男」と持て囃されている兄がいる。
兄、と言っても腹違いの兄だ。
私は兄の父と父の浮気相手の子供だ。
父は浮気相手と子供ができてしまい、浮気相手にその子供を押し付けられた。
そもそも、強盗殺人を犯して逃げている最中だと言うのに浮気をするのもよくわからない。
そんなことがあったからなのか、私は存在しないものとして扱われた。
私が生まれて3年後、父は捕まった。
ホークス母
ホークス母
私たちは警察に見つからないようすぐ家を離れた。
ホークス母
ホークス母
そう言い母と兄はどこかへ去っていった。
光塚澪
小さかった私は何も分からなかった。助けを求めることもしなかった。
助けを求める、という選択肢がこの頃の私には全く無かった。
ぽんこつ
ぽんこつ
ぽんこつ
コメント
1件
うわあ……第2話、一気に重い背景が明かされましたね。「腹違いの兄」という設定から、存在を否定されるような幼少期の描写がじわじわと効いてきます。母が「置いていくけん」と言い放つ場面とか、助けを求める選択肢すらなかったという一文に、澪の孤独の深さを感じました。この暗い過去が、今の「速すぎる男」という異名にどう繋がっていくのか、続きがすごく気になります。