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星乃奏

...ねぇ、どこまで着いてくるの

奏は後ろに振り返る

翠音綾乃

いやいや、靴箱一緒じゃん

あの後私達は鍵を閉めて

職員室に返しに行った

そして今に至る

星乃奏

ストーカー気質あるんじゃない?

翠音綾乃

え?もしかして奏って

翠音綾乃

道一緒なだけなのに後ろにいる人不審者だと思っちゃう系の人?

たまに居るよね

私の友達がそうだったもん

星乃奏

いや、ならなんか話してよ

星乃奏

無言で着いてこられるとこっちが気まずいんだけど

翠音綾乃

話せばいいんだね話せば

私は少しやけくそになる

翠音綾乃

んーとねー、

翠音綾乃

奏って何が好きなの?

星乃奏

...

翠音綾乃

え、無視?

翠音綾乃

話せって言ったのそっちなのに?

星乃奏

...引かない、?

翠音綾乃

うん

奏は深く深呼吸をした

星乃奏

俺は...星が好き

翠音綾乃

ほ、し??

星乃奏

...やっぱり綾乃も、そん

翠音綾乃

引くところないじゃん

星乃奏

...え、?

驚いた表情を見せる奏

翠音綾乃

むしろめっちゃいいじゃん

翠音綾乃

私も星好きだよ

星綺麗だもん

星乃奏

綾乃はそう思うの、?

不安そうな表情でそう聞いてくる

翠音綾乃

でも私は星っていうより宇宙が好き

小さい時本読んでたから

星乃奏

...そっか

奏は少し安心した表情を見せた

翠音綾乃

いつか流れ星みたいんだよね

星乃奏

見たことないの、?

翠音綾乃

ないよ

星乃奏

そうなんだ

星乃奏

...じゃあいつか一緒に見ようね

翠音綾乃

うん!約束〜!

どうしてだろうか

心を開いてくれた気がしたのは

星が降る夜にまた君と

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