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FaithN

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FaithN

9 - 幼なじみだったのに

♥

147

2024年06月10日

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エアリー

デーンでんむーしむーしカータエアリー

エアリー

はい、どうもこんにちばんわエアリーです!

ラファエル

なんですか、その挨拶

エアリー

パって思いついたのをただ替え歌にしただけ〜

シーン…

エアリー

いや、何か反応して!?

ラファエル

チッうるせぇな…((ボソッ

エアリー

ラファエルさん?何かどんどんお顔が…

ラファエル

…いいから早く始めますよ

エアリー

かしこまりんこ!

エアリー

それでは~?

ラファエル

スタートです♪

皆~元気ー?

あー、私?安心して、ちょー元気!

ん?注意事項?んなのもう要らないでしょ?

それよりも早く始めるよ〜

スタート!!

アリン

…行っテ来マス

アリン

学校…行きタクなィナァ…((ボソッ

その声が煙のように、スっと扉の音にかき消された

アリン

(…着いタ…ケド…)

アリンがふと周囲を見渡す

時間帯としてはおそらく早朝に区分されるのだろう

人はざっと数人程度しかいなかった

アリン

…キョウシツ、行かナキャ

アリン

(授業モ………)

アリン

デルの、イヤだナ…

すると遠くから、おーいと聞き馴染みのある声が聞こえた

アリンはくるりとそちらを向き、声の主を見る。

アリン

おはヨウ、"レイン"

レイン

うん、おはよう((ニコッ

レイン

それにしても今日は随分早いじゃん

レイン

何か用事とかあったの?

アリンは少し考えるような仕草をすると、再びレインの方を向き

アリン

…特にナいヨ?

アリン

ソレよりレインコそドウシテこんな早ク二…

レイン

え、俺はー…

とレインが口ごもる。アリンは頭に?を浮かべ、返事を待っていた

レイン

…俺も、特にないかな~

アリン

ソッカ、同じダね

レイン

あ、いーこと思いついた!

アリン

良い事?

レインは得意顔でアリンに向かって頷く

レイン

そ!アリン、授業受けんのしんどいだろうし、サボらない?

アリン

…ソれは…

アリンは困ったような顔で俯く

アリンは優等生、サボりなどした事がなく、やっていいのか返答に困ってしまったのだ

レインはその様子を見て察したのか、

レイン

あー…そうだよね、アリンサボった事ないもんね~

アリン

…((コクッ

レイン

でもさ?流石にこんな状況でずっと授業出るの、キツイでしょ

レイン

アリンは充分頑張ってるし、今日ぐらいサボってもいいと思う!

アリン

ソウ、かなァ…

レイン

そうだよ!それに、何か青春っぽくて良くない?

そう言ってニカッと笑うレインはアリンにとってとても眩しく感じた

アリン

…ウン…

レイン

決まりだね~なら早く行かないと!

アリン

え?ドコに行クの?

レイン

そりゃ、あそこしか無いでしょ!

アリン

??

アリン

(トリアえず、付いテいくカ…)

僕はレインに連れられるがまま、目的地へと向かった

それをまさか見られているなんて思わなかったんだ

アリン

ッはぁ、はァ…つ、疲レ…タ…

レイン

えー?アリンもう疲れたの?

レイン

そんなんじゃすーぐ倒れちゃうぞ~

と言ってレインはアリンの頬をつんつんとつついている

アリン

…ソっか…

レイン

……あ、てかさココどう?

レイン

The青春って感じしない?

そう、レインが連れてきてくれた所は空き教室だった

アリン

(ソれモ、昇降口カら近い所…キット気、使っテクレタの、かナ?)

その途端アリンの心の中は罪悪感で埋め尽くされてしまった

アリン

僕ノせいデ、レインに気ヅかわセテ…ゴメn((

レイン

はい、ストーップ

アリン

ェ?ドウして…

するとレインはやや呆れ気味にため息をつき、アリンにビシッと指を指した

レイン

あのねぇ、俺別にそういうのいっっさい感じてない

レイン

だから俺的に謝罪よりも言って欲しいこと、あるんだけどな~?

アリン

あ…

アリン

(謝罪ヨリも、言っテ欲しィ…)

アリン

えト…あ、リが、トウ?

僕がそう言うと、「ま、及第点か」と若干呆れた様子でレインは笑っていた

レイン

全く…アリン、昔っからすーぐ謝るんだから…

レイン

今後は、ごめん、じゃなくてありがとうって言ってよね!

アリン

う、ウン…

レイン

ほら、指出して?

アリン

?分かッタ

僕が指を出すと、レインがスっと自分の小指を僕の小指と絡ませる

小さい頃沢山やった指切りげんまんだ

レイン

ゆーびきりげーんまん、嘘吐いたら…

レイン

そうだなぁ…ホラーゲームをする!

アリン

ェ…

そう、何を隠そうアリンは大のホラー嫌い

ホラーゲーム、映画は避ける上、お化け屋敷も無理ときた

そんなアリンに、「約束破ったらホラー」などという脅しをしているような物なのだ

レイン

はい、指切った!

アリン

レイン、僕まだ何モ…

レイン

あっれ?アリン、もしかして約束守れないの?

アリン

そうトハ言っテナイ、ただ…

レイン

…大丈夫、約束守れば良いんだから~ね?

アリン

…ウん…

レイン

あ、それより話したい事が…

その時、突然空き教室の扉がガラッと開いた

僕は…いや、レインもその人を見て目を丸くした

アリン

ど、ウしてココに?リファール…

リファール

…見かけたから…

レイン

え?

リファール

お前らがココに来んの、見かけたから…

どうやらリファールは今日日直で早く登校していたらしい

その時僕とレインが一緒にここへ走っていくのが見え、ここへ来たのだとか

レイン

ふーん…ならもう戻ってくれない?

リファール

は…?

レイン

…だってリファールは俺達を見かけてここに来たんでしょ?

レイン

なら、もう用はない…だから戻ってくれない?

レインは先程とは人が変わったように、見に纏う雰囲気が一瞬にして変わった

まるで冷気を見に纏っているような、鋭く冷たい雰囲気だった

それを察知したのか、リファールとアリンはビクッと肩を震わせる

リファール

俺は、お前を心配してッ

レイン

そんなの、リファールが勝手にしてただけだろ

レイン

俺はそんなの頼んでない

リファール

ッ…

アリン

あ…レ、レイン…

レイン

ん、大丈夫。アリンは俺の後ろにいて

レインが優しく僕の頭をポンポンと撫でる

するとリファールは僕をキッと睨んできた

リファール

…お前が、お前がレインをッ……

リファール

屑めッ!さっさとレインから離れろ!

"屑"、たったその言葉だけで僕は体が凍りついたかのように動けなくなってしまった

アリン

ッ…ご、メンナ、さ…((カヒュ

アリン

(あ…呼、吸…ドウやっテすル、ッけ?)

レイン

アリンッ!大丈夫、大丈夫だよ。ほら、深呼吸して…

と僕の背中に手を当て、ゆっくり撫でてくれる

僕はそれに呼応するように深く呼吸をする

1回過呼吸になったからか、それともそこまで酷くなかったのか

どちらにせよ、今回はすんなりと落ち着いた

リファール

…ッなぁレイン、お前はソイツに唆されただけだろ?

リファール

そうなんだろ?なぁッ?こっちに来い、今ならまだ…

レイン

…は?

その途端レインからブチッと何かの糸が切れた音がした

レイン

誰が誰を唆す…だって?

リファール

だから…その屑g((

レイン

ギリッ))…ふざけんなよ…アリンが、ッアリンがそんな事する訳ないだろ

レイン

それにさっきから口を開けば屑、屑って…

レイン

お前は人の、それも幼なじみの名前すら言えなくなったのか?

アリン

れ、レイン…僕何カヨリも、リファールの方二行っタ方が…

レイン

アリン。悪いんだけど俺、今ちょっとした事でキレちゃうから

その言葉でアリンはすぐ何も言えなくなった。

今のレインはガチギレ状態。故に誰にも手が付けられないのだ

たとえ幼なじみでも…

レイン

気分が悪い、さっさと帰れ

リファール

ッ俺、は…

レイン

…何?まだ何かあるの?

レイン

ならさっさと話してくんない?

流石にやり過ぎだと思ったのか、アリンが咄嗟に口を挟んだ

アリン

レイン…流石二それハ…

レイン

アリン、この馬鹿はこのぐらい言わないと分かんないから

アリン

で、デモ…

リファール

はっ、そうやって俺の事も唆す気か?

レイン

あー、アリン俺暴走したら止めてくれない?

そう言ってレインは腕を捲し上げ、リファールの方へズカズカと向かう

それをアリンが制止する

レイン

何?離して、あの馬鹿に一発分からせてやんないと

アリン

…((フルフル

レイン

…はぁ、分かったよ。

レイン

た・だ・し、何かあればすぐに突き返すから

レイン

リファール、アリンに感謝しなよ~

リファール

何でコイツに…((ボソッ

レイン

は…何?

レインは目をギラつかせ、ジト目でリファールを睨んでいる

リファール

…何でもねぇ…

アリン

えット……

リファール

……

アリン

リ、リファール…ソノッ何かアルんダッたラ…

リファール

…ッ俺、もう戻るから((タタタ

アリン

ア…

リファールはその場から逃げるように立ち去った

アリン

行ッちゃッタ…

レイン

…(…まぁ、リファールもこれで少しは考えが変わっただろうし…)

レイン

まぁ、いいんじゃない?それより何か話でもしよ~

アリン

ウン…

僕はそのまま1日レインと会話をしたりご飯を食べたりして過ごした

ちなみに帰りはレインは用事があるみたいで、ラファエルと帰った

リファール

…はぁ、ったく、なんなんだよ…

俺は1人誰もいない更衣室に座り込んだ

幸い今は放課後、人がココを通ることは滅多にない為、この様を見られる言はない

リファール

あいつ、前の保健室前と言い何なんだ?

リファール

(あいつは、人を傷付ける様な屑…のはず…)

リファール

あ?…いつからアイツってあんな屑になったんだ?

リファール

(前まで…いやほんと最近までは、あんな事やる様な感じじゃ…)

リファール

…あー、分っかんねぇ

俺は1人頭をガシガシと掻きむしる

リファール

あいつとは幼なじみだった筈なのに…何も分かってねぇじゃんか

ハハッと乾いた笑いをし、ため息をつく

その時、ドアがガチャっと開く

俺は咄嗟に身構えたが…居たのはレインだった

リファール

…なんだよ、俺に用か?

レイン

うん!アリンについて、ね?

リファール

…拒否権は?

レイン

あると思う?

リファール

…いや、ある訳ねぇよな…

リファール

で、あいつについて言いたい事って?

俺が早速本題に入ろうとすると、レインが軽く片手をあげて制した

レイン

その前に、来て

レインがそう言うと扉の方から女子が1人入ってきた

リファール

…コイツは?

美月

初対面の人に、それも女子にコイツ…ねぇ?

レイン

とりあえず彼女は美月って言うんだ

リファール

そうか…で、あいつと何の関係が?

美月

全く、せっかちね

美月

まぁいいわ、とりあえず今後の予想展開と事の発端、

美月

その他もろもろまとめて話すわね

するとレインがあっと、話の間に入ってきた

レイン

ちなみにこれ、口外しないでね?

リファール

したら?

美月

あら、知りたい?なら教えるけれど…

俺は嫌な予感がして即座に断った

これ以上聞くと何故かとんでもない事になりそうな…そんな気がした

リファール

てか、何でそんな大事な事を俺に…

レイン

さっきの件からリファールの様子を見ていたんだ~

レイン

で、今のリファールを見て、まぁ大丈夫かって思ってね?

レイン

ねー、美月?

美月

…まぁ、貴方がそう言うぐらいなんだし、信用は出来るわね

リファール

んな軽いノリで…いや、レインはこういう奴だったな

レイン

こんなやつって、失礼だなぁ

美月

はぁ、そろそろ時間も押しているしいいかしら?

と美月…だっけっか?が、呆れた様子で話す

俺はそれに食い気味で返事をした

リファール

あぁ、頼む

エアリー

やっば…200字どころか、オーバーしたんだが…

ラファエル

ちゃんと書く内容をきっちり決めていないからですね

エアリー

うっ…仰る通りです…

ラファエル

…で、次は僕でます?

ラファエル

ほら、今回全く出番無かったので

エアリー

あー…多分?

ラファエル

多分?

エアリー

あああッやっぱ絶対!絶対出すから!

ラファエル

…ったく、はっきりしろよ((ボソッ

ラファエル

まぁ良いです。とりあえずもう閉めましょう

エアリー

そうだね〜

エアリー

では皆さん、また次回お会いしましょう🎵

ラファエル

バイバイ

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