主です
主です
教室に戻るにはまだ時間が早くて
話したいことがあると言うのでほとんど人が通らない奥の階段に腰掛けた
❤
そう❤くんが話し始めた
2人が話してくれたのはあの日の後のこと、
そして、お母さんの事だった
ボスはあの日に大怪我を負って、
亡くなったらしい
ショックだったけど、次に続いた言葉が衝撃的過ぎて涙は出てこなかった
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お母さんがマフィアと繋がっていた…?
すぐに理解できなくて、目を見開くことしか出来なかった
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あまりにも衝撃的で、言葉が出てこなかった
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❤くんと💛くんが目を合わせて、ゆっくりと言葉を紡ぐ
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他にも何か言っていたけど、
お母さんがマフィアと繋がっていたことしか覚えられなかった
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そう言いながら僕は2人の手を取った
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2人の表情が一気に強ばった
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これが僕の本音だ
しっかり、伝えなきゃいけないって、分かったから
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だけど、僕が伝えたいのはこれだけじゃない
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そっと2人の表情を伺う
2人は少し困ったような顔をしていたけど、すぐに笑顔になって
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そう言って僕の手を強く握り返した
やっぱり2人といるのは安心するな
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ふと❤くんが不安そうな顔をして話し始めた
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予想もしていなかった言葉だった
ずっと忘れていた
💗くんは僕のことを何も知らない
一度本音を言ったことはあったけれど、あれはほんの一部だ
僕がマフィアだったこと、沢山の人を殺したことは💗くんは知らない
好きな物、家族構成すら…
だから優しくしてくれるんだ
もしかしたら、誰とも話さなくて、友達がいないから哀れんで話してくれているのかもしれない…
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言わない方がいいこと…
確かに、言わなければこの関係が続くかもしれない
でも、
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あの日、寄り添ってくれた💗くんに、偽りの僕を見せ続けるのは失礼だと思うから、
言わなきゃいけない…
たとえ嫌われても、ちゃんと僕を知って欲しい
きっと💗くんなら大丈夫…
と、💗くんのことを既にこんなに信用してしまっていることに気づく
2人と別れた日以来、誰かを信じるなんてこと、無かったのに…
そう思うと不思議と言う勇気が湧いてきた
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2人は不安そうな顔をしていたけど、どこか安心しているようにも見えた
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結局1時間ほど話し込んでいた
よくよく考えてみたら転校初日なのに💛くんは1時間、❤くんはほぼ3時間分サボっている
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教室に戻る時には休み時間になっていた
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素朴な疑問だ
この学校はたまたま今の家が近かっただけで2人に接点は全くない
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2人は手間、時間なんて気にしていないという様に言ってのけた
僕はもう諦めていたのに…2人のことを忘れようともしていたのに…
こんなにも僕のことを想っていてくれたんだ
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そして、もう一度ありがとうを伝えた
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❤
教室の扉を開けると騒がしかったクラスメイトが一気に集まってきた
ただでさえ転校生は質問責めになるのに、初っ端からサボったことによってしばらくは身動きが取れないだろう
僕は何とか抜け出すことが出来たので自分の席に腰を下ろした
💗
と、すぐに💗くんが話しかけてきた
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💗くんはそれ以上は何も言わずに席に戻って行った
まあ、隣だけど…
💙がいきなり一緒に帰りたいと言ってきた
いや、すげー嬉しいんだけどさ、何かめっちゃ真剣な感じだし、
心做しか少し震えている気もする
分かったと返事はしたものの、何の話なのか気になって仕方なくて、
いつもならあっという間に感じる💙との時間もとても長く感じた
主です
主です
💙
💗
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150です
コメント
1件
続きが楽しみです!