あれから、休ませてもらっていた家から恩人が逃げてしまった。
石田
日本人はシャイだなー!
もー!
もー!
石田
やっぱり、このブラッティソード使うのやめようかなぁ~~?
石田
料理番組の時とか、一番握りやすくて、一番使いやすくて、数々のサメの血を吸ってきたこのブラッティソードを使ってるんだけど、そろそろ色々危ないよね。
石田
重要なときに、はりきってこれを使いたいのにさー!
石田は、旅を諦め、帰ることにした。
ずんどこドッコ ずんどこドッコ
石田
……ん~…?
石田
うるさいなぁ~。
石田の家のなかに、どこかの部族が儀式をやっていた。
石田
おい!何やってるんだよ!?
石田
ここは僕の家だぞ!
ずんどこドッコ ずんどこドッコ
石田
おい!
石田はその光景を見ていると、何故か楽しくなってきた。
すると、ガタイのいい部族が、何かの棒を渡してきた。
石田
これで踊れって?
部族はうなづく。
石田
よーし!
じゃ踊るぞー!
じゃ踊るぞー!
ずんどこガシャガシャ ずんどこガシャガシャ
石田
あはは!あはは!
石田
あはははははは!
石田
あはははははは……!
石田
はっ!?
石田
なんだー!夢かー!
石田
あははっ!
石田
頭まだ痛いけど、料理作るぞー!
石田は、不通の包丁で料理を始めた。
ズトンッ!ズトンッ! スパンッ!
石田
んー、あの夢見てから料理の仕方おかしくなったな~…。
石田
なんか、こう……
石田
どぱあぁぁ!!って
石田
何か出なかったかな~?
石田
まぁいいや!続き作ろう!
石田は、何か重要なことを忘れていた。
だが、その日以来、石田は人から好かれるようになり、料理番組の出演を、何とか許可されたり、料理の評判が良くなり、本などを出した。
石田
料理は努力なり!ってね!
石田
あははっ!
スタッフ
石田さーん!本番入りまーす!
石田
オッケー!
スタッフ
本番、5秒前!
スタッフ
……3
スタッフ
……1…
石田
やぁ!僕、石田!
石田
好きな事は笑うこと!
石田
今回は僕の特別な料理を作っていくよ!
石田
ぱっぱと作るから、録画してね!あははっ!
石田は前のように料理を作り始めた。そして、後半になると、石田は、何か、物足りなさを感じた。
石田
ん~……!
石田
……………。
物足りなさを感じつつも、石田は、料理を続けた。
すると、大根が目に入った。
石田
ん~?んんん?
石田
………あっ!
石田は、バックからなにかを出した。
石田
じゃじゃーん!
会場の皆は、息をのんだ。
石田
ブラッティソードだよ!
会場の皆
きゃああああああ!!!
会場の皆
にげろーー!!!
会場に悲鳴が響く。
会場は混乱の渦となった。
石田
ああっ!逃げないでよっ!
石田
まてー!
石田は、ブラッティソードを持って、お客さんを追いかけた。
スタッフ
それ置けよ!!
石田
あははっ!楽しいなぁ~!
おわりっ☆