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私は、普通の人には見えない。あるものが見えている。

織田真希(オダ マキ)

ねえ聞いてよ!

織田真希(オダ マキ)

こないだ、夜の学校で出たらしいよ…!

白井スミレ(シロイ)

で、でたって…おばけ?

織田真希(オダ マキ)

そうだよ!たしか、屋上に出るんだよ!何やら髪が長くて白い服を着た幽霊らしいよー…

白井スミレ(シロイ)

えー、怖いよー!

怖いと言いながらも楽しそうな彼女たちの周りには、怖い話に引き寄せられたのか、だんだんとアイツらが集まってきた。

アイツらというのは、彼女たちが言っている。幽霊だ。

上津幡彩芽(カミツバタ アヤメ)

ちょっと、もうすぐ授業始まるよ。

上津幡彩芽(カミツバタ アヤメ)

変な話してないで席に座りなさいよ~?

白井スミレ(シロイ)

そうだよね!マキちゃんも、ほら座って!

織田真希(オダ マキ)

ちぇー…わかりましたよーだ!

幽霊は怖い話をすると寄ってくる。本当なんだなとしみじみ思う

先生

みんなおはよう!今日も元気でいくぞー!

無駄に熱い先生の号令が終わり、授業が始まった。

上津幡彩芽(カミツバタ アヤメ)

(…あれ?)

ふと、外を見ていると遅刻をしたのか、走っている女子生徒がいた。

上津幡彩芽(カミツバタ アヤメ)

(遅刻したのか…可哀想に、怒られまくるぞ…。)

そんなことを思いながら、女子生徒を見ていると、走っている途中でその姿がすっと消えた。

上津幡彩芽(カミツバタ アヤメ)

(……あぁ。人間じゃないのか。)

こんなことは何度もある。幽霊でも姿が普通の人間のように見えることは、これまでも沢山あった。一度、人間だと思い喋りかけたことがある。大変な目にあったよ。

上津幡彩芽(カミツバタ アヤメ)

先生

た……ばた!上津幡!

上津幡彩芽(カミツバタ アヤメ)

あ、はい。

先生

さっきからこの質問の答えを聞いていたんだが…

上津幡彩芽(カミツバタ アヤメ)

え、あ。すみません。

先生

しっかりしろよ?

上津幡彩芽(カミツバタ アヤメ)

はい。

上津幡彩芽(カミツバタ アヤメ)

(ふぅ…しっかりしなきゃな。)

キンコンカンコンと、聞きなれたチャイムがなり、授業は終わった。

織田真希(オダ マキ)

ちょっと彩芽ー!あんたが怒られるなんて珍しいな!

白井スミレ(シロイ)

た、確かに…大丈夫?何か悩みでもあるの…?

織田真希(オダ マキ)

これは、恋だな!

上津幡彩芽(カミツバタ アヤメ)

ちょっと、そんなんじゃないってー!

白井スミレ(シロイ)

こ、恋…頑張れ…!

上津幡彩芽(カミツバタ アヤメ)

だから違うって笑笑

織田真希(オダ マキ)

違うのかよー…

織田真希(オダ マキ)

あ!ねえ、さっき夜の学校で幽霊が出たって話したじゃん?

上津幡彩芽(カミツバタ アヤメ)

またその話~?

織田真希(オダ マキ)

うん!あれさ、私たちで確かめてみない?

上津幡彩芽(カミツバタ アヤメ)

ちょっと…無理だよそんなの…。

白井スミレ(シロイ)

そ、そうだよ…

織田真希(オダ マキ)

えー?もしかして、怖いの?

上津幡彩芽(カミツバタ アヤメ)

そうじゃないけど…

白井スミレ(シロイ)

わ、私も怖くないけど…でも危ないよ!

織田真希(オダ マキ)

大丈夫大丈夫!怖くないなら行けるでしょ!

白井スミレ(シロイ)

う…わかったよ……

上津幡彩芽(カミツバタ アヤメ)

ちょ、だめってば!

織田真希(オダ マキ)

じゃあスミレとあたしで行く?

2人だけだと危険だ。と思い、私は咄嗟に、

上津幡彩芽(カミツバタ アヤメ)

…私も行く!

と言ってしまった。

夜の学校にて

織田真希(オダ マキ)

うわぁー!雰囲気でてんね!

白井スミレ(シロイ)

うぅ……怖いよぉ…

ここはヤバい。

上津幡彩芽(カミツバタ アヤメ)

ねえ。やっぱ帰らない…?

織田真希(オダ マキ)

何ビビってんのー!行くよー!

学校内には入れないので、真希は、学校の周りを見に行った。

上津幡彩芽(カミツバタ アヤメ)

ちょっと!待ってよ!

織田真希(オダ マキ)

ひぇー!寒っ!

白井スミレ(シロイ)

真希ちゃん短パンだもんね…

上津幡彩芽(カミツバタ アヤメ)

冬に短パンは無いわ…

織田真希(オダ マキ)

えー!暑かったんだもん!

織田真希(オダ マキ)

てかさ!出たっていう幽霊は、この学校で虐められて自殺したっていう噂を聞いたんだよねー!

織田真希(オダ マキ)

いじめっ子達が嫌いで復讐したいんだって…!

白井スミレ(シロイ)

えぇ…怖いこと言わないでよ!

案の定、幽霊達が集まってきた。見えてないふりをするのは難しい。見えてると分かったら何をしてくるかわからないから…絶対に反応してはいけない。

上津幡彩芽(カミツバタ アヤメ)

ねえ!そろそろ移動しよ?

織田真希(オダ マキ)

あ、そーだね!行こいこー!

5分後

織田真希(オダ マキ)

なんも起きないじゃんか!!

白井スミレ(シロイ)

起きること期待してたの…?

上津幡彩芽(カミツバタ アヤメ)

むしろ起きないで欲しいわ。

織田真希(オダ マキ)

うぅー!つまんなーい!

真希がぶーぶーと嘆いてると、遠くから足音が聞こえてきた。

白井スミレ(シロイ)

ね、ねぇ…足音聞こえない?

織田真希(オダ マキ)

ほんとだ…

どうやら、2人にも聞こえるらしい。

上津幡彩芽(カミツバタ アヤメ)

…帰ろう。

織田真希(オダ マキ)

でもさ!足音の正体気にならない!?

白井スミレ(シロイ)

ただのチンピラだったらどうするの…(泣)

上津幡彩芽(カミツバタ アヤメ)

そうだよ!帰ろ?

織田真希(オダ マキ)

えー!見たいもんー!

白井スミレ(シロイ)

うぅ…分かったってば…大声出さないで…!

上津幡彩芽(カミツバタ アヤメ)

…はぁ。

真希のワガママにより、足音が聞こえる方へ歩いていった。

織田真希(オダ マキ)

えっ…!?

白井スミレ(シロイ)

ちょっと、真希ちゃん!いきなり止まらないでよぉ!って…え…。

上津幡彩芽(カミツバタ アヤメ)

……っやばい

足音の主は、案の定幽霊だった。しかも、ヤバそうな奴だ。

上津幡彩芽(カミツバタ アヤメ)

に、逃げるよ!!

そいつがこっちを見た瞬間、こっち目掛けて走ってきた。

白井スミレ(シロイ)

う、うん!!!

織田真希(オダ マキ)

…あっ…あぁ……、、

上津幡彩芽(カミツバタ アヤメ)

真希!早く走って!

真希はビビって1歩も動けずにいた。

上津幡彩芽(カミツバタ アヤメ)

(助けに行かなくちゃ!)

と思い、真希の元へ走ろうとしたが、遅かった。

幽霊は、真希を引っ張りどこかへ行った。

白井スミレ(シロイ)

えっ…え?ま、真希?

上津幡彩芽(カミツバタ アヤメ)

…あぁ、ま、き…真希!!

真希の名前を呼んでも返事はない。

上津幡彩芽(カミツバタ アヤメ)

どこにいったの…真希!

白井スミレ(シロイ)

ど、どうしよう…真希ちゃんを助けなくちゃ……。

上津幡彩芽(カミツバタ アヤメ)

…探そう。

白井スミレ(シロイ)

うん…!!

真希は、我儘な子だけど本当に優しくて、仲間思いで、私たちの大事な友達。早く見つけなくちゃ…

上津幡彩芽(カミツバタ アヤメ)

アイツ、中に入って行ったよね…

白井スミレ(シロイ)

ダメな事だけど、真希ちゃんの命には変えられないよっ!行こう!

上津幡彩芽(カミツバタ アヤメ)

そうだよ。行こ!

噂では、屋上に出る。真希はそう言った。その事を思い出し、屋上へと走った。

白井スミレ(シロイ)

ま、真希ちゃん!!!!!

上津幡彩芽(カミツバタ アヤメ)

真希!!!

屋上には、さっきの奴と真希がいた。

織田真希(オダ マキ)

う、うぅ…辞めて…

真希は何かを喋っていた。

白井スミレ(シロイ)

真希ちゃん!!!

織田真希(オダ マキ)

…す、スミレと彩芽…!?

上津幡彩芽(カミツバタ アヤメ)

真希!早く逃げて!

織田真希(オダ マキ)

う、うん!

真希がこっちへ来ようと立ち上がった時、何故かくるっと反対を向いた。そっちは屋上のフェンスだ。

上津幡彩芽(カミツバタ アヤメ)

真希!?何してるの!?

織田真希(オダ マキ)

えっ!体が勝手に!!

私とスミレは咄嗟に走り出し真希を引っ張った。

幽霊は、気味悪い顔で笑っていた。

上津幡彩芽(カミツバタ アヤメ)

辞めてよ!!真希を操らないで!!

白井スミレ(シロイ)

そうですよ!早く止めて!!

幽霊は止めることもなく、ただ不気味な笑みを浮かべたままこっちを見ていた。

織田真希(オダ マキ)

…二人とも、逃げて!もう、私のことはいいから!お願い!

白井スミレ(シロイ)

嫌だ!真希ちゃんを置いていけない!

上津幡彩芽(カミツバタ アヤメ)

そうだよ!もし死ぬなら真希と一緒がいいんだよ!!!!真希1人だけなんて、絶対に嫌!

織田真希(オダ マキ)

…二人ともっ!

すると、幽霊は操るのをやめた。

織田真希(オダ マキ)

え、止まった…?

白井スミレ(シロイ)

ほんと!?

上津幡彩芽(カミツバタ アヤメ)

な、なんで??

幽霊を見ると、子供のような顔で泣いていた。

上津幡彩芽(カミツバタ アヤメ)

ど、どうしたの!?

白井スミレ(シロイ)

え、えっと、大丈夫ですか…

織田真希(オダ マキ)

……なんで泣いているの?

詰草三葉(ツメクサ ミツハ)幽霊

…ごめんなさい。

上津幡彩芽(カミツバタ アヤメ)

えっ?

白井スミレ(シロイ)

ほぇ?

織田真希(オダ マキ)

んっ!?

詰草三葉(ツメクサ ミツハ)幽霊

私、詰草三葉って言います。ここの学校の生徒でした。

詰草三葉…どこかで聞いたことがある。

詰草三葉(ツメクサ ミツハ)幽霊

私は、クラスでいじめられていて、いじめに耐えきれなくて屋上で自殺しました。

詰草三葉(ツメクサ ミツハ)幽霊

仲のいい友達はいました。でも、私がいじめられると、離れていきました。

詰草三葉(ツメクサ ミツハ)幽霊

誰も助けてくれなかった。先生でさえも。

詰草三葉(ツメクサ ミツハ)幽霊

さっき、屋上から貴方達を見ました。楽しそうで、羨ましかった。そして、憎かった。それが殺意へと変わりました。

詰草三葉(ツメクサ ミツハ)幽霊

貴方達2人は、この子を裏切るかと思いました。

と、真希を指差し言った。

詰草三葉(ツメクサ ミツハ)幽霊

裏切るところを見てみたかった。でも貴方達はこの子を見捨てなかった。あぁ…この子達は本当に友達なんだなって思いました。

詰草三葉(ツメクサ ミツハ)幽霊

ごめんなさい。本当にごめんなさい。

…この子の名前を知っていたのはここの生徒で、自殺した生徒だったからなのか。

白井スミレ(シロイ)

そ、そんなことが…

織田真希(オダ マキ)

…辛かったんだね……?

上津幡彩芽(カミツバタ アヤメ)

……私達も、学校で騒いじゃってごめんね…。

詰草三葉(ツメクサ ミツハ)幽霊

…本当にいい方達ですね…貴方達と、生きている時…お友達になりたかったです…

詰草三葉(ツメクサ ミツハ)幽霊

本当にごめんなさい。そして、ありがとうございました!

三葉さんは清々しい笑顔で消えていった。

上津幡彩芽(カミツバタ アヤメ)

…成仏したのかな…?

織田真希(オダ マキ)

ううううぅ(泣)

白井スミレ(シロイ)

ちょ!真希!泣かないでぇ(泣)

上津幡彩芽(カミツバタ アヤメ)

スミレも泣いてるんじゃん笑笑

織田真希(オダ マキ)

あは笑笑笑

白井スミレ(シロイ)

鼻水やばいいぃ!笑笑

上津幡彩芽(カミツバタ アヤメ)

ティッシュ…!

織田真希(オダ マキ)

…三葉さん、天国でいいお友達が出来るといいな。

白井スミレ(シロイ)

そうだね…!

上津幡彩芽(カミツバタ アヤメ)

だね!!

こうして、3人の一日は幕を閉じました。

最後まで見て下さり、ありがとうございます!最後、終わらせ方が雑ですみません(泣)

あと、前の作品の噂の廃病院はちぇんちゃんって言う子と一緒に書きました!

その子の作品の「人狼ゲーム~序盤~」っていうものは、とても面白いので、見てみてください!

作者

では、ありがとうございました!またお会いしましょう!

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