みく
みく
みく
みく
⚠️ nmmnちゅーい 桃青 微桃赤あり 1部体調不良表現あり 少しグロ要素あり
𝙉𝙚𝙭𝙩 ︎ ⇝
青
桃
大好きな人のあったかい眼差し
全てが狂おしいほど愛おしくて堪らない
2人で飲んで
気付いたらこんな状態
桃
青
一緒に寝て
ベッドの上でお決まりのコース
青
桃
青
桃
君がいるだけで
他に必要なものなんかないのに
桃
青
青
1日さえ逢えないだけで病んで
青
桃
一方的に愛が増してくだけ
赤
桃
青
青
本当はどこかで分かってたよ
青
向こうの愛なんかとっくに冷めてた
でもそんな事実だけなら一方的にでも愛せたのに
青
裏切られたみたい
隠し事される事実がもどかしい
青
こんなんで泣いたってバレたら
余計嫌いになるかな
建物の影 道端
立ってられなくてしゃがみこむ
青
青
鼻息荒く乱れた視線で見つめてくる五十路くらいの男性
青
青
内心どう思おうが訊かれるほど泣いているのは事実で
未だに彼を想う涙は頬を伝う
青
青
青
君に見放されたなら
僕自身 どうなったっていい
青
青
君が居たら守ってくれるのにな
自分自身のこと大切にしろよって
もういっかい、叱って欲しいのになあ。
青
散々飲んで
確信していたパターン。
青
こいつに満たされたいわけじゃない
この人に対してなにも思ってないから
何されてもどうだっていいだけ
どうなったっていい
青
青
青
虚しいほど好きだから
青
人混みから逃げるように歩く
青
青
青
何勝手に期待してんだか
青
タクシーでも呼んで帰るしかない、かな
青
青
朝の電車まで待とう
帰ってもどうせ寝られないから
青
懐かしい彼の匂いが涙を誘う
赤
桃
青
こんな涙腺弱かったっけ
こんなに近くに居るのに
黄
桃くんがいるだけで満たされるはずだったのに。
黄
青
黄
悟られないようにって思ってたのに
青
掠れた声で何とか声を絞り出す
自分でも虚しくて滑稽なほど
赤
桃
君は
僕に対しては相変わらず黙ったまんま
黄
青
変わらず接していればいい
青
まだ現在進行形で付き合っている状態
こんなにズタボロでも関係はまだ続いてるっぽいし
実際別れ話なんかも一切ない
......案外それが辛いものなのに
黄
赤
赤
青
昨日の夜...二人でいるとこ見たし
まさか泊まったとか──
赤
桃
青
少しだけ君が他人の物になるだけで病んで
青
青
ただただ独り苦しんで
催す吐き気はエンドレス
青
青
黄
青
黄
悟られないようにって努力すらも無駄で
青
黄
青
青
そんな自分が世界で1番大嫌い
赤
赤
青
早く
「大丈夫」って言って誤魔化せばいいのに
青
黄
青
桃
青
ガチャン
バタン
黄
赤
桃
いつもの自分の部屋
ズルズルと布団の上に倒れ込む
変わらず続く吐き気と虚しさ
届かない感情は宙ぶらりんになる
青
青
そんなの、当たり前。
いつも通り、生きてくしかない
そんな簡単なことも今の自分にはできない気がした
普通って、なんだろう。
簡単な疑問も、今の自分には解決できない。
君がいないから
なんて、我ながらしつこいかな
頭を抑えるように手を額に当て
何かに縋るかのように目を閉じる
青
すると、ガチャリと鍵の開く音に目を再び開く
青
合鍵を持つ人は、彼しかいない
とはいえ今更合鍵なんて使ってすらいない
─コンコンッ。
青
思ったより弱くて掠れた声。
聴こえたかどうかも解らない声だけど、彼はちゃんと反応してくれた。
桃
青
青
声を出す気力もないのに無理に笑う
桃
青
桃
珍しい質問攻め
青
青
此方も珍しくズバリと言い切る
青
青
怠い身体を無理に起こして
布団に座る
桃
言葉を失ったようで
桃
青
青
彼の優しさも愛情も汲み取れない声を遮る
桃
桃
青
それっきり
玄関へ向かい ガチャリと鍵を閉めて消えてった
青
青
そういえば屋上立ち入り可能なビルがあったような
不意に思い出す
怠い体を自ら動かして
何となく 歩いてゆく
青
開放感に踊り出したくなる
夜景を眺めるけど
前みたいに綺麗なんて思えない
ぜんぶ
汚い光だ
青
赤
通話
00:00
青
青
青
赤
赤
また
この手の話題?
同情はいらないんだって
赤
青
赤
赤
赤
なんも
悪くないのに
青
赤
青
赤
青
青
赤
青
赤
赤
青
___プツッ………
ツーツー
青
清々しく終わってやりたいのに
─桃 宅
桃
酷い焦燥感
あまり働かない頭
赤
赤
赤
本当に
自分を叱っても足りないほど
赤
赤
桃
赤
桃
何かを察して
嘘だと思いたくなるような絶望感に浸る
赤
赤
一気に逆流する全身の血
とんでもない過ちを犯した事を今更痛いほど思い知らされる
桃
赤
桃
赤
桃
赤
ガチャン
バタン!!!
乱暴に閉めたドアの音の余韻が残る
勢いよく飛び出した
桃
行くあてもなくただ走る
まだ肌寒い皐月の空気
桃
今更何いってんだ
ごめん
ごめん
俺には彼の名前を呼ぶ資格さえないのに
いかないでなんて勝手すぎる
でも おれ
せめて
俺なんかより青が生きるべきなんだ___
青
寒い
さむい
ひとりだから
どうしようもなく
フェンス越しに見える街の光は
とってもまぶしい
あの光に向かって飛び込めるなら
悪い気はしないね
鋼製のフェンスは、夜風に触れて冷たい
青
わかってる
君にとっての幸せには
別に僕は必要ないんだね
青
頭痛と吐き気
催す吐き気に手で口を覆ってしゃがみこむ
立てない
苦しい
桃
青
あぁ
もう
出てこないでよ
青
相変わらず
しゃがみこんだまんま
桃
桃
愛想なんか1ミリも汲み取れない声色に
今更ながら傷つく
青
桃
青
桃
でも
でもね
青
結局この感情は
桃
桃
桃
次にはもう
フェンスの外に立っていた
青
青
桃
青
桃
ガシャッ───っ
ドンッッ
大好きでした。
𝐍𝐞𝐱𝐭……
コメント
1件
うわ、最高すぎます…!続きがとっても楽しみです!!!