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裕也
にゃ！
裕也
にゃにゃにゃにゃにゃ！
春希
え？
春希
おまえ、裕也か？
春希
いや、どこからどうみても猫だけど
裕也
にゃにゃにゃ、にゃんにゃ！
春希
え？ 猫になる薬を発明した？
裕也
にゃん！
裕也
にゃにゃ！
春希
いや、すごいけど
春希
で、なんで俺、猫になったおまえの言葉わかるわけ？
裕也
にゃ！
春希
あ、これ？
春希
前に発明した、心の声が聞こえるネコミミカチューシャ（『心の声が聞こえる』参照）
春希
てか、ヒトが居眠りしてる間に頭に勝手に何てものつけてんだよ
裕也
にゃんにゃ、にゃんにゃにゃ！
春希
いや、「このために心の声が聞こえるアイテムをあえてネコミミ型にしたんだ」ってのは嘘だろ
春希
ネコミミはおまえの趣味だ
春希
っておまえの心が言ってたし（『心の声が聞こえる』参照）
春希
まさかネコミミカチューシャの言い訳のためにわざわざ猫になったんじゃ
裕也
にゃにゃにゃー
春希
マジか
裕也
にゃんにゃ！
春希
いや、誤魔化しても俺今、心の声が聞こえるし
春希
やっぱりおまえのやることはよくわからん
春希
で、さ
春希
どうやったら元に戻るんだ？
裕也
にゃ？
春希
え？
裕也
にゃにゃにゃにゃー
裕也
にゃにゃーん
春希
嘘だろ
春希
考えてなかったとか馬鹿か
裕也
にゃんにゃ！
春希
今から元に戻る薬を作るっておまえ
春希
今猫だぞ？
裕也
にゃ！
裕也
にゃんにゃ！
春希
「あ、しまった」じゃねえよ
春希
どうするんだよ、これから……
春希
……
裕也
にゃーん
春希
このままでいんじゃね？
裕也
にゃ？
春希
このカチューシャ外してさ
春希
よし！
裕也
にゃ！
裕也
にゃーにゃーにゃー
春希
俺、猫飼ってみたかったんだよね
裕也
にゃー！
春希
カワイイなー
春希
ヨシヨシ
裕也
にゃんにゃ！
春希
ほらほらー
裕也
ゴロゴロ
電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
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