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観覧車での誓いから数ヶ月。 テンペストの執務室で、そらちゃんは自分の体に起きている「あり得ない異変」に戸惑っていた。
そら
隣で資料を整理していたジェジェが、一瞬で凍りついたように動きを止める。 その蒼い瞳が、凄まじい速度で点滅(スキャン)を始めた。
ジェジェ
そら
そらちゃんが顔を真っ赤にする中、ジェジェはかつてないほど動揺し、部屋の中を高速で往復し始めた。
ジェジェ
そら
数ヶ月後。 テンペストに、銀髪に蒼いメッシュが入った、宝石のような瞳を持つ小さな女の子が誕生した。
名前は――「そらね」。
その瞬間、テンペストにはお祝いの鐘が鳴り響き、同時に魔王たちが(勝手に)お祝いに駆け込んできた。
ギィ
ギィがニヤニヤしながら赤ん坊を覗き込もうとするが、ジェジェが音速で割って入る。
ジェジェ
ミリム
ミリムが騒ぐ中、そらちゃんは愛おしそうに「そらね」を抱き上げた。
そら
そらねが小さな手を伸ばすと、その指先からキラキラとした光の粒子が溢れ、荒れ狂う魔王たちの心を一瞬で浄化(沈静化)させてしまった。
ジェジェ
ジェジェは、そらちゃんと赤ん坊の二人を、壊れ物を扱うように優しく、そして力強く抱きしめるのだった。