信頼脱出ゲーム

朱音の手には館の地図が握られていた

真白と育緑を残して4人で地図の印の場所へと向かうことになった。

この行動が今後の惨劇を生むとも知らず…

マイが手を振って走り去っていくのを見届けた後3人は部屋へ入っていった。

箱を抱えて真白たちの元へ戻った。

しかし先程居た場所、育緑を閉じ込めた部屋から少し離れた場所に2人は居た。

マイは真白の後ろに隠れて怯えているようだ

真白の静止を聞かずふらふらと育緑がいる部屋の前へと歩いていった朱音が血相を変えて扉を叩く。

中から返事はない。朱音が中へ入ろうとドアノブを回すが開く気配はなかった。

ソラと黄色も部屋の前へと進んだ。

すると、扉の下から赤い液体が流れてくるのが見えた。

しばらく扉を叩きながらノブを回して居た朱音が鋭い目付きでソラを睨む

言い終わらないうちに真白を突き飛ばして朱音が走っていく。 不意をつかれた真白はその場へ尻もちを付いた。

蒼空の亡骸から、ドアから、流れた血が大きく血溜まりを作る。

尻もちを付いた真白へマイが手を差し出す。 真白は素直にその手を握り立ち上がった。

先程見つけた箱を真白に渡す

真白が壁に箱を投げつけ、落ちた箱を踏みつける。

箱は思ったより脆かったらしくそれだけで僅かにヒビが入った。

メリケンサックを手にはめるとヒビの入った箱を思い切り殴りつけた。 何度も殴っているうちに箱には穴があいた。

その時4人の目の前に 手に拳銃を持った朱音が戻ってきた。

続く

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