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4 - 林檎売りの泡沫少女

♥

17

2022年08月27日

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曲パロ

ハイキュー!!

『林檎売りの泡沫少女』

START

遠い遠い時の果て

そこに住まう人は皆

永遠の命をもつ

世界での話

赤い実のなる木の下

LaLaLuLa

生まれながらに

死の呪いがかけられた

少女の話

色付いた街外れ

蒼く光る湖畔

赤い実のお菓子屋

ちょっぴり寒くなった

今日は妙に誇らしげ

自信作を売りにゆく

(待ってて、今度こそ美味しいんだから!)

時計塔の見える市

驚いた

珍しく賑やかね

LaLaLuLa

Lucky!!

物憂げな街の隅

ひとり

赤い実のパイどうですか?

自信作なの。

街人

そんなの一つも売れないさ

少女を見て蔑む人たち

皆と何も変わらないのに

──美味しく出来たのに…。

今日も声は届かないのね

まるで透明になったみたいだわ

そして誰もが知らぬふりをした

何故なら少女は呪われているから

死んだ世界でただ一人生きていた

少女の話──────。

夜なべでアレンジパイと

にっこりスマイル引っ提げ

少女はまだ諦めない

時計塔の針も空を指して

お腹も鳴る

そんな時

ドンッ

!!

ふと後ろから人が少女を押す

甘い籠は落ちる

グシャ

街人

……。

お菓子を踏みゆく人たち

平気な顔してさ

……。

惨めに拾い集める

ふともう一人の手が

ドロドロのパイを徐に口に入れて

美味しいね─────。

!!!

その声で心は溢れた

まるで輪郭を描いたみたいだわ

そうして彼は

手を差し出した

何故なら少女に呪われているから

死んだ世界でただ二人生きていた

遠い物語

街の人たちは哀れむ

赤い実を食べて呪われた者を

永遠に生きられずに死ぬのさ

嗚呼

なんて可哀想な話

笑笑

〜笑

二人は笑う

それでも笑う

LaLaLa

とっても素敵な呪いね

例え明日に死んでも

『今』が確かで大切になるから

もう声は届かないのね

まるで透明になったみたいだわ

そして誰もが知らぬふりをした

何故なら世界が

呪われてるから

『永遠』の呪いは解かれていた

まるで二人の方が狂ったみたいだろ

そしていつか笑うように眠る

何故なら二人は放たれてるから

死んだ世界でただ二人だけが

幸せだった─────。

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コメント

1

ユーザー

最後の歯車の背景のシーン、何も書いてないですが意図的です!! 本家様の動画は最後が歯車が回っているオルゴールのような音でしたので、あの背景で再現させて頂きました!

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