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未知者達の幻想来訪伝

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未知者達の幻想来訪伝

第117話 - 灼熱の旧地獄へ……。

51

2024年11月12日

#意外なコラボ

#幻想入り

ゆう

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ゆう

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未知者達の幻想来訪伝
#117 灼熱の旧地獄へ……。 / ゆう

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魔理沙

さてと、問題になってる
旧地獄に向かいたい所だが。

魔理沙

その前にだ、私達は例の洞窟に
また行く必要がある。

魔理沙

あの洞窟は一切の光を指さない……。

そこで、暗闇の中でも
目が見える奴は居るか？

デンチュラ

我の出番のようだな。

クワガノン

俺様も向かうぞ！

魔理沙

2人が居れば心強いぜ。
ありがとうな。

魔理沙

ここは私達だけで向かう。

他の奴らが来て、
迷子になったら危険だからな。

魔理沙

……ここだな……例の洞窟は。

魔理沙

入り込むぞ、準備はいいか？

デンチュラ

あぁ、もちろんだ。

魔理沙

相変わらず暗いな……何も見えん。

デンチュラ

ん？
そこに誰かいるぞ。

？？？

待っていたぞ。
さぁ、私がこの洞窟を案内しよう。

？？？

私に着いてこい……と言いたいが、

この暗さじゃ何も見えないな。

魔理沙

……(聞き覚えのある声だな。)

？？？

私はこの洞窟で様々な発見をした。

だが、脱出をしようとしたが、
出口が塞がれていたんだ。

？？？

他の出口を探るべく、
仲間を探しに行くところだ。

魔理沙

そうか。

私達も、
この洞窟に用があったんだよ。

？？？

ならば、目的は同じだな？
それなら、私は君達に着こう。

道案内は任せてくれ。

魔理沙

頼もしい。
頼んだぜ。

？？？

私の足音を頼りに着いてきてくれ。

魔理沙

ん？なにか聞こえないか？

？？？

あぁ、そのようだな。

デンチュラ

何の声だろうな？

魔理沙

そこに誰かいるのか？

？？？

はぁ……クッパ様………。

何故あのような
人間共に負けてしまったんだ……。

？？？

我々だけでどう生きればいいんだ？

？？？

オイラ達の居場所は
この洞窟くらいしか無いんだ……。

？？？

チュウ………。

？？？

暗闇ｺｿ……生ｷｶﾞｲ………。

？？？

ｸｯﾊﾟｻﾏ……。

魔理沙

ふむ……。

この声からして、
もう1人のクッパの配下のようだな。

？？？

そこの人間。
クッパ様について知ってるのか？

魔理沙

あ、あぁ……まぁな。

？？？

ほう……では、我らの主である
クッパ様を倒したのも……?

魔理沙

クッパを倒したのは
私ではなく霊夢達だが……。

魔理沙

次第にお前達も死んでた
可能性もあるんだぞ？

？？？

どういう事ッチュ？

魔理沙

あ……お前喋れるのか。

魔理沙

この幻想郷は今や、危険な状態だ。

お前達の主が死んだ事が
関係あるかは分からないが……。

魔理沙

お前達も避難しろ。
さもなくば……。

魔理沙

この洞窟と一緒に
闇に飲まれることになるだろう。

？？？

仕方ない……。
お前達！この人間達と同伴するぞ！

魔理沙

よしっ、1組確保だな。

魔理沙

お前達に聞きたいことがある。

？？？

なんだ？

魔理沙

この洞窟の出口に
ついて知らないか？

？？？

うーむ……。
出口については検討もつかんな……。

？？？

役に立てずすまない……。

魔理沙

別にいいよ。
他にも探し者が居るからな。

？？？

……!!
お前たち！伏せろ！

魔理沙

な、なんだ！？

蝙蝠の鳴き声が聞こえる……。

魔理沙

何だこの鳴き声……
蝙蝠でも居るのか？

？？？

この鳴き声はズバットだ……。
ここは奴らの巣のようだ……。

デンチュラ

ズバットか……。

魔理沙、
モンスターボールはあるか？

魔理沙

仮にあっても、こんな暗闇で
捕獲が出来ると思うか？

クワガノン

仰る通りだな……。
どうするか。

？？？

ん？

あのズバット、
こっちに向かってくるぞ？

？？？

この感じ……敵意はないようだな。

？？？

このズバットは人語を
喋れないようだ、私が翻訳しよう。

デンチュラ

ズバットの言葉もわかるんだな……。

？？？

ふむふむ……そうか。

魔理沙

分かったのか？

？？？

このズバットは、
この世界の唯一の生き残りらしい。

？？？

なんでも……
仲間が雷で死んだらしい。

デンチュラ

ｷﾞｸｯ……。

魔理沙

どうした？

デンチュラ

ま、まさか……。

その仲間とやらは……
基地に居た奴か……?

？？？

頷いているな……そのようだ。

デンチュラ

そうか……悪い事をしたな……。

？？？

なぁ、折角ならここで
仲間にしてやったらどうだ？

魔理沙

そうだな、いずれ
この洞窟も吹き飛ぶ。

それだったら、
私が仲間にしておこう。

魔理沙

名前も付けておこう。

？？？

決まりだな。

持ってきたモンスターボールの
中に入れておこう。

魔理沙

引き続き進もう。

？？？

ん？
なにかの気配がするぞ。

魔理沙

そうなのか？

デンチュラ

おっと、そこに何かいるな。

？？？

あれっ、オイラが見えるのか？

デンチュラ

あぁ、見えるぞ……。

そんな物騒なもんを持って
何をしてたんだ？

？？？

出口を作ろうとしてたんだ。
突然、魔王様に見放されてな……。

魔理沙

出口を作る？魔王様？
何の話だ？

教えてくれ。

？？？

オイラは、魔王様から
この洞窟に迷い込んだ人間に

絶望を与えるべく
ここに派遣された。

？？？

だがある日……
魔王様が音信不通になって……。

？？？

挙句、洞窟の出口は塞がれたのさ。

それで、オイラは
この洞窟に
穴を開けようとしてたんだよ。

魔理沙

それで、どうなんだ？

？？？

全くダメだ、オイラの小槌の
レベルが低いのかもしれないな……。

魔理沙

そ、そうか……。
私達は別の出口を探してるんだ。

魔理沙

どこか、見当は着くか？

？？？

う〜ん、
そうだなぁ……強いて言えば。

？？？

前にこの洞窟の下の方で
何かが衝突した音がしたな。

魔理沙

ほう……。

？？？

もしかしたら、

この下に、
出口があるのかもしれないよ。

魔理沙

よしっ、行こう！
お前も着いてこいよ。

？？？

魔王様も
どこに行ったか分からないし……。

いいよ。着いていくよ。

？？？

そうだっ、1つ忠告しておこう。

魔理沙

ん？なんだ？

？？？

この下はかなりの危険区域らしい。

なんでも……
死神が沢山彷徨いてるとか。

魔理沙

し、死神だと……?

そんなおぞましい場所に
行かなきゃならんのか……。

？？？

まぁその死神って……
オイラの仲間なんだけどね〜。

魔理沙

ひえ〜……。
だが……仲間が居るんだ。

例え死神が彷徨いていようと、
お構い無しに向かうぞ。

？？？

危険過ぎるから、魔王様が
下に隔離させてたんだよ。

？？？

君、中々男気あるね〜。

魔理沙

下にはどうやって行くんだ？

？？？

この洞窟、かなり
劣化が進んでるからね〜。

床とかボロボロ
崩れ落ちたりするらしいよ？

魔理沙

え？
今なんて……。

？？？

床がボロボロ崩れ落ちたり。

魔理沙

何か嫌な音がするな……。

床が崩れ落ちた！

魔理沙

うおおお！落ちる〜！！！

魔理沙

いってて……
ったく、ここはどこだ……?

魔理沙

ん？
何か嫌な予感が……。

？？？

縺薙％縺ｯ謌代ｉ縺ｮ蟾｣遯溪?ｦ窶ｦ縲
縺雁燕縺ｮ繧医≧縺ｪ莠ｺ髢薙′菴輔?逕ｨ縺??

魔理沙

なんだ……?
何か喋ってるのか？

？？？

辟｡譁ｭ縺ｧ遶九■蟇?ｊ縺玲?縺九↑莠ｺ髢薙?
縺昴?蜻ｽ縲√％縺薙〒譛ｽ縺｡譫懊※繧九′縺?＞縲

デンチュラ

こいつ！危険だ！
魔理沙達！今すぐ逃げるぞ！

魔理沙

あ、あぁ！そうだな！

クワガノン

待て！魔理沙達！
ここにオニヨンがあるぞ！

魔理沙

お前の角にでも刺しておけ！
逃げるぞ！

？？？

騾?′縺輔ｓ縲
縺ｩ縺薙∪縺ｧ繧りｿｽ縺?屓縺吶?

魔理沙

待て！！
出口はどこだ！！！

？？？

見つからないな……。

魔理沙

痛っ……。
まさか……行き止まりか……?

デンチュラ

そのようだな……。
クソッ……どうしたものか……。

？？？

豁ｻ縺ｭ

魔理沙

ごばっ！！！

クワガノン

魔理沙！
大丈夫か！？

魔理沙

あ、あぁ……大丈夫だ。

これまで、
私は何度も死にかけてきた……。

魔理沙

この程度じゃ、死なないさ。

？？？

菴輔▲?
謌代?荳?謦?ｿ?ｮｺ繧定?舌∴繧倶ｺｺ髢薙□縺ｨ窶ｦ窶ｦ?

縺昴ｌ縺ｯ闊亥袖豺ｱ縺??ｦ窶ｦ縲

魔理沙

ん？なんだ？

？？？

大人しくなったようだな……。

？？？

豌励↓蜈･縺｣縺溘?
謌代ｒ莉ｲ髢薙↓縺吶ｋ縺ｮ縺?縲

デンチュラ

この感じ……。
奴は魔理沙を気に入ったようだな。

魔理沙

そうか、なら是非仲間にしよう。

来い、
私達のシェルターに案内しよう。

？？？

楽しそうだな……。

よし、目当ての物も
手に入ったようだな。

？？？

それじゃあ、
地上に戻るとしよう。

魔理沙

どうやって戻るんだ？

？？？

辺りを見渡したところ……。

この辺に、
地上に繋がる間欠泉があるようだ。

魔理沙

おおっ、でかしたな。
さっさとこんな所、脱出しよう。

魔理沙

ふぃ〜……戻ってこられたぜ……。

全く、もうあんな場所は
二度と御免だ。

魔理沙

っと、さっきまで私に着いていた
奴らは誰だったんだろうな。

ブラッキー

ふむ……久しぶりだな。

魔理沙

おっ、やはりお前だったか。
皆がシェルターの中でお待ちだぞ。

ブラッキー

そうか、わかった。
だが、私は明るい所が苦手だ。

ブラッキー

仲間にはなるが……。

モンスターボールの
中に入らせてくれ。

魔理沙

わかった。

ほねクリボー(ペーパー)

地上に出たのは何年ぶり
だろうか……。

カロン(ペーパー)

地上も真っ暗だな……。

テレサ(ペーパー)

この空はなんなんだ……?

チュウチュウ(ペーパー)

チュ〜……?

メット(ペーパー)

地上ﾊ……明ﾙｲﾅ……。

トゲメット(ペーパー)

ﾄﾞｳｸﾂｸﾞﾗｼﾓ……ﾜﾙｸﾅｶｯﾀ……。

魔理沙

お前達だったか。

おばけ木づち

あれ？
地上ってこんな暗かったっけ……。

魔理沙

お前は……誰だ？
出会ったこと……あったか？

おばけ木づち

まぁ、忘れてる人も居るか。
オイラはおばけ木づちだよ〜。

魔理沙

もう1人連れ帰ってきたな。

恐怖の死神

謌代ｒ騾｣繧悟ｸｰ繧九→縺ｯ

髱｢逋ｽ縺
闊亥袖豺ｱ縺

魔理沙

何を言ってるかわからん……。
誰か、翻訳してくれ……。

おばけ木づち

生憎だけど、オイラも
彼の言葉は分からないんだ。

魔理沙

そうか……。
まぁいい、とりあえず。

魔理沙

シェルターに帰るぞ。

魔理沙

ただいま戻ったぜ。

こいし

魔理沙！

魔理沙

おおっと、こいし……どうした？

こいし

話は聞いたよ？
お姉ちゃんを助けに行くんでしょ？

魔理沙

あぁ、そうだ。
旧地獄に乗り込む。

こいし

わかった、私も行く。
私も探したい物があるからね。

魔理沙

そうか、わかった。

他に来る人が居ないか、
呼び掛けて貰えるか？

こいし

わかった。

魔理沙

着いたようだな……。

マリオ

僕もついて行く。

カービィ

僕も行く。

スティーブ

僕も行かせて。

リザードン

俺も行く。
灼熱の地だと聞いてる。

魔理沙

よしっ、これで全員だな。

魔理沙

旧地獄の気温が
どんなもんか分からないが……。

魔理沙

お前達、行く覚悟は出来たか？

スティーブ

もちろんだよ。
ある程度の暑さは慣れてる。

カービィ

僕も同じだよ。

魔理沙

それじゃあ、行くぜ！

旧地獄街道

魔理沙

あ、暑い……。
何だこの異常気象は……。

マリオ

これは暑いというより……
熱いっていう

レベルじゃないかな………。

カービィ

うん……そんな感じがするね……。

こいし

お姉ちゃん……大丈夫かな……。
地霊殿の前で倒れてたりして……。

奥から誰か走ってくる。

キスメ

ふえええ……助けてください……。

魔理沙

お前は……キスメか……どうした？

キスメ

色んな事が起きすぎて、
何から話せばいいか……。

魔理沙

なんだ……?
そんなに色んな事が起きたのか？

キスメ

正直……言うより見た方が
早いと思います！

キスメ

まずは近くの温泉に行きましょう！

魔理沙

そうか、わかった。

魔理沙

この辺か？

キスメ

あぁ！そこです！

魔理沙

ん？
お前、何してるんだ？

ブースター

おっと、見つかっちゃったか。

魔理沙

お前は……

リザードン

ブイズの仲間だな。
ここに居たとは……。

ブースター

僕はここである物を見つけたんだ。

だから、
掘り起こそうとしているんだ。

魔理沙

掘り起こす？
どういうことだ？

ブースター

自慢じゃないけど、僕の鼻は
結構利くんだ。

ブースター

この辺に気配を感じ取ったんだ。
今から掘り進める所だよ。

キスメ

良かったぁ……
悪い子じゃないんですね。

掘り起こすと……。

白ピクミン

うひ〜、助かったよぉ〜。
ありがとう。

白ピクミン

僕達、基地から投げ出された時に
何故かここに落ちちゃってね〜。

魔理沙

これで全色か？

白ピクミン

あれ？
皆のオニヨンはどこ？

魔理沙

あぁ、悪かったな。
今から転送するよ。

白ピクミン

うん、お願い。

転送完了。

魔理沙

そういや……紫のオニヨンは
無事に合体したのだろうか……?

マリオ

どうだろうね……。

後で、オリマーさんに
聞いてみようか。

魔理沙

そうだな。

ブースター

あれ、まだ何かあるみたいだ。
掘ってみよう。

掘り掘り。

リザードン

おおっ、これは
ほのおのいしじゃないか？

ブースター

そうみたいだ……。
どこかで使えるかな？

魔理沙

私達が持っておくよ。

ブースター

僕の役目も終わりだな。

よしっ、僕も皆の所に
連れて行って欲しい！

魔理沙

あぁ、もちろんだ。

魔理沙

ん？このまま着いてくるのか？

ブースター

実は他にも
ポケモンが沢山いるんだ。

魔理沙

そうなのか……。

わかった、
このまま着いてきてくれ。

勇儀

おっと、君達〜！

魔理沙

ん？
勇儀か、どうした？

勇儀

温泉の件なんだが……。

魔理沙

心配すんな、
ちゃんと解決してきた。

勇儀

おお、そうか。
良かったよ。

勇儀

さてと、ここに居るのも
危険かもしれない。

勇儀

私も皆に着いていくよ。

魔理沙

ん？

パルスィ

はぁ…………。

ヤマメ

暑い………。

魔理沙

お〜い！2人とも！
そこは危険だぞ！

ヤマメ

あ……魔理沙達……。

魔理沙

早く私達の仲間になった方がいい。

パルスィ

さとりから色々と聞いてる。
それじゃあ、私達も着いていく。

魔理沙

というか……この暑さの原因って
なんなんだ？

ヤマメ

分からない………。
急に暑くなってきたから……。

魔理沙

そうか。

魔理沙

あれはなんだ？

ラウスト

げっ！人間だ！

アンスト

なんでこんな時に来るんだ……。

ナロスト

こんな時に
人間に遭遇するなんて……。

トリスト

まずいな……
あの人間、こっちを見てるぜ。

魔理沙

おい、お前達。
ここで何してる？

アンスト

俺達はキングテレサ様の部下だ。

キングテレサ様は、紫の基地の中で
潰されて死んだんだよ。

ラウスト

それで、オイラ達は
逃げてきたんだ。

魔理沙

そうか……。
お前たち……暑くないのか？

ナロスト

あ、大丈夫っすよ。
お化けに暑いとか感じないんで。

魔理沙

まぁ、普通に考えたらそうか。

まぁいい、
お前達もシェルターに
来た方がいい。

ラウスト

オイラ達が？

魔理沙

時間が無いんだ。

幻想郷が滅べば、
お前達も私達も皆死ぬ。

魔理沙

だが、その前に地底が
狙われるだろう。

奴らは1箇所ずつ潰してるんだ。

魔理沙

お前達も着いてこい。

アンスト

そこまで言うなら、
しょうがねぇな。

魔理沙

よしっ、お前達も転送しておくぞ。

魔理沙

っと……その前に、他に何か見たか？

ラウスト

あぁ……この先で
恐ろしいもんを見たよ。

ラウスト

オイラ達のコレクターが居たよ……。

アンスト

俺は他のお化けも見たぞ。
俺達とは世界が違う奴らだな。

ナロスト

ルイージに似たやつを見たっす。
あとは……隣に犬もいたな。

魔理沙

ありがとう。

転送。

マリオ

もしかして、
博士とグーイージとオバ犬かな？

魔理沙

ん？知ってるのか。

マリオ

もちろん。

ねぇ、ルイージも連れてきた方が
良かったんじゃない？

魔理沙

あぁ、そうだな……。
隠岐奈に頼んでみるよ。

魔理沙

「あぁ、頼むよ。」

誰かが送られてきた。

ルイージ

ん？
急に飛ばされてきたけど………。

ルイージ

暑いな……ここ、どこ？

マリオ

ルイージ！
来たんだね。

ルイージ

あれ、兄さんもいたのか……。

そういえば、シェルターの中で
キングテレサの手下を見たよ？

魔理沙

あぁ、私が送ったからな。

ルイージ

もしかして、奴らが居たって
ことは……。

ここに、皆も居るのかな。

魔理沙

察しがいいな……。

ルイージ

博士はお化けオタクだからね〜。

それに、
この辺は他のお化けも居そうだね。

リザードン

……もしかしたら、この辺に

こいしの仲間だった
ポケモンが居るかもな……。

魔理沙

とりあえず、ひとまず進もう。

ルイージ

ん？
あ、あれは？

オヤ・マー博士

おおっ、あのお化けはなんじゃ？
見慣れない姿だったのう……。

グーイージ

おい、爺さん。
後ろ見てみろよ。

オヤ・マー博士

ん？
おっと、ルイージ君じゃないか。

ルイージ

博士、ここで何してるの？

オヤ・マー博士

ワシはお化けを追ってたのじゃ。
分かるじゃろう？

ルイージ

見慣れない姿って言ってたけど、
どんな姿だったの？

オヤ・マー博士

そうじゃな……。

一言で言い表すなら、
クリームみたいな奴じゃ。

ルイージ

……？？

よく分からないけど、
とりあえず会ってみよう。

オバ犬

オイラ達も、着いていくぞ〜。

魔理沙

何だこの犬……。

ルイージ

僕のペットのオバ犬だよ。

魔理沙

そ、そうか………。

オヤ・マー博士

見つけたぞい！

ゴースト

ま、まずい……見つかった。

ブルーゴースト

ｯﾁ……しつこいジジイだな。

よろいゴースト

むむっ！しにがみ様！
いつぞやの人間が来ましたよ！

しにがみ

ふんっ！

ここで会ったが百年目！
今度こそ魂を頂戴するぞ！

マリオ

まずい……奴ら、ここにいたのか……。

しにがみ

……ん？お前は……。

魔理沙

なんだ？
私の事、知ってるのか？

しにがみ

……!!
お前は、魔理沙隊長！

魔理沙

は？
隊長って……なんの事だ？

しにがみ

隊長！しっかりしてくれ！

あの時、
我々に命令を出してくれただろう？

魔理沙

なんの事だ……全く知らないぞ。

マリオ

ねぇ、もしかして……。

このしにがみ達が知ってる
魔理沙さんってさ……。

カービィ

うん……。
あの時、箱舟で倒した奴だよね？

魔理沙

なんだ？
お前達まで何の話だ？

カービィ

僕達は偽の魔理沙さんに
騙されたことがあるんだよ。

マリオ

確か奴の正体はシルバーデビル……
だっけ。

魔理沙さんになりすましてたんだ。

魔理沙

悪質な野郎だな……。

マリオ

もしかしたら、
このしにがみ達が知ってるのは、

シルバーデビルがなりすました
魔理沙さんなのかも……。

魔理沙

何だかよく分からないが……。

魔理沙

しにがみ達に告ぐ！
奴らは私の仲間だ！

お前達が知ってる私は、
本当の私じゃない……。

しにがみ

なにっ……我々、騙されたのか！？

魔理沙

あぁ、そうだよ。
お前達は騙されてたんだ。

しにがみ

そうか……。
真実がわかったぞ……。

しにがみ

魔理沙隊長！
我々も、仲間にしてくれ！

魔理沙

あぁ、わかったよ。

お前達は、
シェルターに転送しておくな。

しにがみ

頼んだ。

魔理沙

これで安心だな。

オヤ・マー博士

おっと、転送されたぞい。
……ワシらも先に帰っておくわい。

魔理沙

はいはい、わかったよ。

転送

魔理沙

ん……?

コータス

むむっ？お主は……。

ロコン

ん〜？
コータスおじさん、知り合い？

リザードン

よう、久しぶりだな。
紫の基地以来だな。

ブースター

君達……ここに逃げ込んでたの？

ロコン

逃げ込んだと言うより、
気付いたらここに居たって感じ？

リザードン

そうか、お前達も同じ感じだな？

ロコン

どういうこと？

リザードン

お前達は、紫の基地の爆破の際に
吹き飛ばされたんだろう？

その衝撃でモンスターボールが割れ
飛び出してきたというわけだ。

ロコン

あぁ……確かに、それなら納得だね。

コータス

して、リザードンよ。
この人間は誰じゃ？

リザードン

あぁ、魔理沙だ。

幻想郷を救う為に、
あちこちを巡っている。

魔理沙

そういう事だ。
爺さん、あんた達も来てもらうぜ？

ロコン

確かに、ずっとここに居たら
いつか死んじゃうかもしれない……。

わかった！
僕達は魔理沙と行くよ！

リザードン

そういや、このロコンは
まだ進化していないようだな。

ブースター

ロコンの進化には、
ほのおのいしが必要だ。

魔理沙

あれ？
さっき、そんなの拾わなかったか？

ブースター

そういえば、拾ったな。

ロコン

僕、進化できるのかな？
是非！ほのおのいしを僕に渡して！

魔理沙

もちろんだ！

石を投げると……。

コータス

おお、進化するようじゃ！

魔理沙

おお……この姿は……?

キュウコン

おお……ついに、
念願の進化のようですね。

キュウコン

私をここまで成長させて頂き、
ありがとうございます。

魔理沙

神秘的な姿だ……。

キュウコン

魔理沙さん、改めて……。
ついて行きますね。

魔理沙

亀爺さんは転送しておくぜ。
老体に無理はさせないよ。

コータス

すまないのう……。

転送

魔理沙

さて、引き続き進もう。

魔理沙

ん？
奴らは……誰だ？

あかストロームーチョ

はぁ……クッパ様……。

あおストロームーチョ

我々は、
今後どうすればいいんだ……。

きいろストロームーチョ

他の仲間との
連絡も取れないしな……。

あおストロームーチョ

ん？
お前達は……。

マリオ

気付かれたみたいだ……。

パルスィ

こいつら……
前に見たことあるわね……。

ヤマメ

うん……あの時の……。

きいろストロームーチョ

待て待て！
何のことだ！？

魔理沙

落ち着いてくれ、2人とも。

パルスィ

はぁ……わかったわ。
これだけ暑けりゃ
怒る気力も出ないわ。

あおストロームーチョ

我々はクッパ様の仲間だ。

だが……クッパ様は
紫の基地の中で、絶たれた。

あかストロームーチョ

我々を残して……な。

魔理沙

お前達は
どこに向かおうとしてたんだ？

きいろストロームーチョ

あぁ、我々はクッパ様の唯一の
残党軍を探していたところだ。

魔理沙

ふむ……。

その残党達なら、
私がシェルターに避難させてるぞ。

あおストロームーチョ

シェルターだと？
どこにそんなものが……。

魔理沙

お前達も転送させてやるよ。

残党達と
楽しく会話でもしててくれ。

きいろストロームーチョ

そうか……わかった。
我々は先に向かっておくぞ。

魔理沙

最後に一つ聞きたいことがある。
お前達は何か見たものはないか？

あおストロームーチョ

見たもの？
そうだな……強いて言えば。

あかストロームーチョ

こうも暑けりゃ、近くに
マグマ溜りでもありそうだな。

あかストロームーチョ

……もしかしたら、
そこにバブルが居るかもな。

あおストロームーチョ

バブルを見掛けたら、
連れ帰ってくれるか？

きいろストロームーチョ

バブルは、最近じゃマグマが
無くとも普通に活動してるし。

魔理沙

わかった、
見かけたら連れて帰ってみるよ。

あかストロームーチョ

クッパ様は、
人間に放火されたと聞いた。

あかストロームーチョ

もし可能ならば……。

幽霊でもいいから、
クッパ様にもう一度会いたい所だ。

魔理沙

幽霊……か。
確かに、ここは幽霊が好む場所だ。

もし奴が幽霊として
復活してるなら、
ここに居るかもしれん。

魔理沙

だが、あまり
過度な期待をするなよ。

あおストロームーチョ

あぁ……わかってるよ……。

これ以上の話は、
シェルターの中で聞かせてくれ。

魔理沙

あぁ、わかった。
それじゃあ、転送するぞ〜。

転送完了〜

こいし

……そろそろ地霊殿かな。

魔理沙

こいし、分かるのか？

こいし

うんっ、お家の
懐かしい香りがしてきた。

魔理沙

そうか……。

リザードン

ん？
おい！何か居るぞ！

魔理沙

ん？
本当だ………奴ら、何やってんだ？

スカルナイト

むっ！見つかった！

きとうし

何なんですか？
こんな私達の元に来るなんて。

ごろつき

なんだなんだぁ？

エリミネーター

俺達を侮辱しに来たのかぁ？

ミステリドール

ﾇﾇ……。

いしにんぎょう

ｯﾁ……ﾅﾝﾉﾖｳﾀﾞ……?

だいまじん

ワシに何か用でも？

じごくのつかい

誰かと思えば……
いつぞやの人間では無いか。

魔理沙

よくもまぁ、こんな人数が
旧地獄に居たもんだ。

カービィ

奴らは……
あの目玉と一緒に居た奴らだね。

じごくのつかい

何っ……メドーサボール様を
侮辱しよって……。

エリミネーター

落ち着けい！

メドーサボール様は、
もうこの世には居ないんだぞ！

じごくのつかい

うぐ……そうだったな。

魔理沙

お前達、教えてくれ。
紫の基地で何を見たんだ？

スカルナイト

我々はメドーサボール様の仲間だ。

メドーサボール様の
企みは全てこの目で見ていた。

きとうし

はい……メドーサボール様は
自らの手で……。

きとうし

「このエリアの遠くにある街」を
丸ごと石に変えました。

魔理沙

もしや、早鬼達の住む……。

だいまじん

今更向かってももう遅いぞう！

メドーサボール様が石に
変えたんだぞう！

魔理沙

……で、お前達は残党か？

いしにんぎょう

ｱｧ……ｿﾝﾅｶﾝｼﾞﾀﾞ……。

魔理沙

それならちょうどいい。

紫の基地について、
色々と教えてくれ。

きとうし

良いでしょう……。

そもそも、メドーサボール様にも
ボスが居ることはご存じですか？

魔理沙

何っ、そうなのか？

きとうし

えぇ、その通りです。

メドーサボールも、私達も……
ハーゴン様に仕えています。

きとうし

いえ……仕えて「いた」と
言うべき……でしょうか。

魔理沙

過去形……?
どういうことだ？

教えてくれ。

きとうし

ハーゴン様も

ビルダーと
その友達に絶たれたと聞きます……。

じごくのつかい

だが、メドーサボール様も
ビルダーに絶たれた。

じごくのつかい

だが、ある方の手により
メドーサボール様も復活を遂げた。

きとうし

その理論で行けば、ハーゴン様も
復活している可能性があります。

魔理沙

そのハーゴンって奴は
何処にいるんだ？

じごくのつかい

そんな事は我々も知らん。

かつての"我々の仲間"なら
知ってる奴も居るかもしれんな。

魔理沙

かつての仲間……?

じごくのつかい

それが誰なのかは
自分の目で確認しろ。

魔理沙

あぁ、分かったよ。
楽しみにしてるよ。

……何となく、予想はつくがな。

魔理沙

それじゃ、お前達も
転送しておくよ。

カービィ

あれ？

魔理沙

ん？
どうした、カービィ？

カービィ

メドーサボールの仲間って
これだけだっけ？

もう少し居たような……。

じごくのつかい

一部は我々とはぐれたんだ。

はぐれメタルならぬ、
はぐれもぐらだな。

きとうし

はぐれきづち達なら、

どこに行ったかは
私たちもわかりませんよ。

きとうし

まぁ、どこかには居るでしょうね。

ごろつき

そんじゃ！俺達は失礼するぜ〜！

魔理沙

それじゃ、転送しておく。

転送

魔理沙

……後で、名前を付けてやるか。

マリオ

……あの人数シェルターに
送って大丈夫なのかな……?

魔理沙

まぁ、大丈夫だろ。
隠岐奈が何とかするさ。

魔理沙

……さて、次は地霊殿だろう。
こいし、行く準備はいいか？

こいし

うん……もちろん、大丈夫だよ。

魔理沙

わかった、行こう。

魔理沙

ふぅ……着い……！？

こいし

えっ……うそ……でしょ？

魔理沙

おい！さとり！
しっかりしろ！

さとり

ぅ………………ぁ………。

魔理沙

あっつ！
さとり……何があったんだ……。

お燐

その事は、あたい達が説明するよ！

お空

まず、さとり様はね……。

凄く焦った様子で、
ここに走ってきたんだ。

魔理沙

さとりが……?

お燐

さとり様、霊夢と一緒に
冒険してたんだよね？

あたいは知ってるよ。

魔理沙

そういや、さとりは
皆を逃がしたって言ってたな……。

マリオ

うん……。

さとりさんも、僕達を
紫さんの基地から逃がしてくれた。

お燐

それから、さとり様は
ここに帰ってきたけど……。

その時点で
かなり汗だくだったよ……。

お空

そこから、追い打ちを

かけるように……
地底全体が熱気に包まれて……。

お燐

そして、さとり様は
限界が来たのか倒れてしまった。

魔理沙

あのさ、お前達……。

呑気に喋ってる暇があったら
水か何か持ってきてくれよ……。

お空

試したけどダメだったんだよ……。

お燐

この気温じゃ、
水も蒸発しちゃうんだよ。

魔理沙

おい！誰か！
氷！氷を持ってる奴は！？

マリオ

アイスフラワー
持ってきてないな……。

カービィ

僕もだよ……。

こんな所じゃ、
アイスも溶けちゃうからね。

魔理沙

くっ……。

さとり

あ………の……。

魔理沙

さとり！？
無理すんな！

さとり

大丈夫……です……。
少し……楽に……なったので……。

魔理沙

楽って………一体何を……。

振り返ってみると……。

魔理沙

うわっ！
さとり！何やってんだ！？

さとり

我慢の……限界で……。

魔理沙

だからって上着を脱ぐな！！
お前たち！見ちゃダメだ！

さとり

あぁ、大丈夫ですよ〜……。

魔理沙

お前は大丈夫でも
私達が大丈夫じゃない！

そうだ！地霊殿に避難するんだ！

さとり

あぁ……そうすれば
よかったですね……。

さとり

皆さん〜……。

地霊殿の中へ〜……
行きますよぉ〜……。

魔理沙

まだ少し暑いが……
さっきよりは、大丈夫そうだな。

さとり

ふぅ〜……少し、楽になりましたよ。

魔理沙さん達、
改めてありがとうございます。

魔理沙

それで……さとり。

色々と聞きたいことが
あるんだが……。

魔理沙

紫の基地に行ったんだよな？
話、聞かせてくれよ。

さとり

もちろんですよ〜。

さとり

紫さんの部屋で私達は
真相を突き止めた………。

と思っていましたが……。

さとり

紫さんを止めようとした霊夢さんは

異界の地に
飛ばされてしまいました……。

魔理沙

……それから？

さとり

その後に、紫さんは
基地諸共吹き飛ばしたんです。

魔理沙

そうか……怪我とかしなかったか？

さとり

あぁ、その辺は大丈夫ですよ。

魔理沙

紫がどこに行ったかわかるか？

さとり

えぇ……しっかり、
この目で確認しましたよ。

さとり

紫さんは基地を捨てた後……。

何かに乗って、月の都の方まで、
向かっていきました。

魔理沙

月の都か……。

箱舟が無い中、
どう向かえばいいんだ……。

魔理沙

まぁいいか、
その辺は後で考えよう。

幻想郷は広い、隅々まで探せば
きっと乗り物くらい手に入るさ。

魔理沙

あれ？
こいしはどこに行ったんだ？

さとり

ふむ……もしかしたら、

自分の部屋で仲間達と
遊んでるのかもしれませんね……。

魔理沙

もうすぐ幻想郷が滅ぶってのに、
呑気だな……。

魔理沙

ん？仲間……?
仲間って……誰だ？

さとり

そこの方なら、ご存知ですよね？

リザードン

こいしの仲間……。

ゲンガー、フワライド、
シャンデラ、ドラパルトだな。

さとり

はい、その子達で合ってます。

その子達はこの間、
迷子になっていたので、
保護していたんです。

魔理沙

仲間に会えて、
こいしもさぞ嬉しい事だろうな。

さとり

あぁ、あと別の件で……。

お燐も、生き物を見つけたと
言ってましたね。

魔理沙

気になるな、会わせて貰えるか？

さとり

もちろん、いいですよ。

さとり

お燐〜？
あの子を連れてきて頂戴〜。

お燐

はい、分かりましたにゃ。

数秒後

勢いよく、ドアが開く。

エーフィ

あっ……あの……その……こんばんは。

ブースター

おおっ！
君は、エーフィじゃないか！

エーフィ

あら……ブーさん。
良かった、無事だったんですね……。

あの……他の子は？

魔理沙

他の仲間なら、
シェルターでお待ちだぞ。

エーフィ

よかった……
みんな、無事なんですね。

エーフィ

私達が揃う事なんて、
本当に奇跡なんです。

魔理沙

そうなんだな。

カービィ

もしかして、これで全員かな？

マリオ

どうだろうね……。

後で、シェルターの中で
聞いてみようか。

エーフィ

それでは、お先に失礼します。

魔理沙

よしっ、
地霊殿周りはこれで終わりか？

さとり

ふむ……。

一旦、こいしの様子を
見に行きましょうか。

魔理沙

あぁ、そうしよう。

魔理沙

失礼するぞ〜……?

リザードン

おっ、あの様子は……。

こいし

うぅ〜……みんな……。

ゲンガー

こいし……。

フワライド

……。

シャンデラ

…………。

ドラパルト

あぁ………。

こいし

うぅっ……みんな……。

こいし

ごめん…………。
ごめんね……みんな……。

フワライド

何故泣いてるんだ……?

こいし

私は、みんなを
勝手に捨てたりした……。

ドラパルト

気にすんな、こいし。

シャンデラ

そうそう、全ては
あの人が悪いんだよ。

フワライド

こいし達を洗脳するように
仕向けた奴らがね。

魔理沙

というか……。
こいつらはどこで見つけたんだ？

こいし

紫の基地の中だよ……。
私、紫に捕まってからずっと
基地の中で作戦を立てたり、

霊夢達を
監視してたりしてたの。

こいし

この子達に出会えたのは
良かったけど……。

紫の事は絶対許さない。

こいし

お姉ちゃんの話、
こっそり聞いてたよ？

魔理沙

聞いてたのか……。

こいし

紫の居場所もわかった事だし……。
早く追いかけよ？

魔理沙

待て待て、気持ちはわかるが……。

まだまだ行ってない場所もあるし、
紫が何を企んでたかも見ないと。

部屋の扉が開く

魔理沙

ん？誰だ？

さとり

あの……魔理沙さん。

先程から言おうと
思ってたんですが……。

さとり

この辺りから
強大な気配を感じるんです……。

さとり

何か……近くに居ませんか？

魔理沙

ここはこいしの部屋だろ？

気配があるとしても、
ここじゃないんじゃないか？

さとり

ふむ……確かにそうですね。

ゲンガー

もしかしたら……あそこかもな。

魔理沙

なんだ？
心当たり、あるのか？

ゲンガー

外だ……。
外から感じるな。

魔理沙

そうか、わかった。
行ってみよう。

フワライド

僕達も行くよ。

さとり

あれ……2人が居ない……。
一体どこに……探してみますか。

地霊殿の庭周辺

さとり

あ、居た居た。

お燐

にゃ、さとり様？

この辺から
妙な気配を感じたんですにゃ。

お空

うにゅ〜、私の勘も

この辺が
怪しいって言ってるよぉ〜。

マリオ

あれ、スティーブさんが居ない。

カービィ

本当だ。

魔理沙

あれ、こいしがまた居ない。

地霊殿の扉が開く。

こいし

あぁ、居た居た……ここに居たんだ。

魔理沙

すまん……この辺に
気配を感じ取ったらしくてな。

魔理沙

こいしは何をしてたんだ？

こいし

もう1人の友達を……連れてきたの。

魔理沙

もう1人の友達……?

こいし

うん、先に
地霊殿に避難させてたんだ。

魔理沙

見当たらないぞ……どこに居る？

魔理沙

そこか……。
お〜い、バレてるぞ。

出てこい。

草むらから飛び出してきた。

こころ

む……見つかった。

魔理沙

いちいち隠れなくても……。

こころ

すまない、見慣れない面々
ばかりで緊張したんだ。

カービィ

この子は……?

魔理沙

こころだな。

……何故地霊殿に？

こころ

こいしに、隠れてるよう言われた。
でも、魔理沙が来たら安心だな。

マリオ

ねぇ……魔理沙さん？

魔理沙

どうした……そんな小声で。

マリオ

あの子……感情ないの……?

全く感情が変わってないように
見えるんだけど……?

魔理沙

しー、そこは触れたらダメだ。

こころ

……?
何を話してるんだ？

魔理沙

あぁ……気にしないでくれ。
それより、ここに居たら危ないぞ。

今から、安全な場所に送る。

こころ

安全な場所か……。
広い場所だと助かる。

魔理沙

あぁ、滅茶苦茶
広い場所だから安心しな。

こころ

わかった。
こいし、先に行ってる。

魔理沙

よしっ、送るぞ。

こいし

待って。

魔理沙

ん？

こいし

ねぇ……お姉ちゃん。
私…先に帰ってていいかな？

さとり

別に構わないわ。

こいし

ありがとう、お姉ちゃん。

魔理沙

それじゃぁ、皆まとめて送るぞ〜。

転送完了。

魔理沙

これでよし。

魔理沙

こいし達にこの旅は危険すぎる。

シェルターの中で、
仲良く遊んでな……。

魔理沙

私達は調査を続けるぞ。
スティーブを探そう。

地霊殿裏側

魔理沙

あぁ、居た居た。

スティーブ

魔理沙達！
大ニュースだよ！

魔理沙

うん？なんだ？

スティーブ

さっき、ウィザーが
ここに居たんだ。

何やら焦った様子で、
ネザーの中に入っていったよ？

魔理沙

ネザー……。

もしかして、この如何にも入ると
やばそうな
紫色のモヤモヤのことか？

魔理沙

して、ウィザーとやらが
見つかったんだな。

魔理沙

地獄のような場所で灼熱の気温……。

確かに、今の
旧地獄に当てはまっているな……。

魔理沙

待て、次第にここも奴らに
破壊される可能性がある……。

そうなると……
ネザーも危ないかもな。

魔理沙

わかった。
私はネザーに乗り込むよ。

スティーブ、一緒に来てくれ。

スティーブ

うん、わかった。

魔理沙

他の奴らは来ない方がいい。

ネザーがどんなもんか
知らんが、地獄であることは
間違いないだろう。

スティーブ

暑いだろうから……。

カービィとマリオに
アイスの能力を得てもらう。

スティーブ

それで何とか凌いでいて欲しい……。
僕らは今から、乗り込むよ！

魔理沙

そういう事だ、待ってろよ。

ネザー内部

魔理沙

……暑いな……。
あいつらを置いてきて正解だった。

魔理沙

ん？
そこに誰かいるぞ。

ウィザー

おお！人間よ！
いいところに来てくれた！

魔理沙

もしかして、
お前がウィザーとやらか？

ウィザー

おっと、
我の事は知ってるようだな。

魔理沙

あぁ、知ってるとも。
紅魔館を襲ったと聞いたが……?

ウィザー

話せば長くなるが……。

我は、フランドールに
いい様に扱われていただけだ。

ウィザー

我の洗脳を解いてくれたおかげで、
我は正気に戻った。

ウィザー

して、我はフランドールに
爆撃を加えてやったが……。

ウィザー

あの後、フランドールは
死んだそうだな……。

心臓に大穴が
空いていたんだってな️。

ウィザー

我は、自分の手でフランドールを
殺めてしまったことを
反省するべく……。

この地底の奥底に引き籠っていた。

魔理沙

フランが死んだ事はレミィが
言ってたが……。

お前が殺ったのか……。

ウィザー

あぁ……。

魔理沙

あの後、フランは紅魔館を爆破して
皆を巻き込むつもりだったらしい。

魔理沙

もしウィザーが居なかったら
3人共死んでいたかもしれない。

お手柄だったぞ、ウィザー。

ウィザー

そうか……。

ウィザー

そういえば……フランの
仲間はもう1人居た気がしたが……

気のせいだろうか。

魔理沙

そうなのか？

それより、私がここに来たのは
お前に会う為なのもあるが……。

魔理沙

もうすぐ、幻想郷は滅ぶ。

私達は皆を救うべく
各地を旅してるんだ。

ウィザー

お前は確か……魔理沙だな？

知り合いから
お前の事は聞いているぞ。

魔理沙

そうなのか……。
……知り合い？

ウィザー

あぁ、果ての世界に
住んでいる竜の事だ。

魔理沙

おっと……閃いたぞ。
なぁ、その竜の居場所はわかるか？

ウィザー

う〜む……。

その竜に会うには、まずは
エンダーアイと呼ばれる
アイテムの示す方角に
行かねばならん。

魔理沙

何の話だ？

スティーブ

エンダーマンに会う方が早いな。

ウィザー

エンダーマンはここには居ないぞ。
居るとするなら、現世だろう。

魔理沙

それから？

ウィザー

エンドに行くには
ポータルを見つけねばならん。

ポータルは地下の奥深くに
生成されているだろう。

ウィザー

地底よりかなり深い場所だな……。

魔理沙

ありがとう、他に情報は？

ウィザー

悪いが、我の口から言えるのは
ここまでだ。

残りは我の同盟軍に聞いてくれ……。
1人はネザーに居るぞ。

魔理沙

わかった。

私は、ネザーから仲間を集める
ためにここに来たんだ。

ウィザー

そうか、では我に乗れ。
今から案内しよう。

ウィザー

では、参るぞ！
しっかり掴まってろ！

魔理沙

お〜い！お前たち〜！

ゾンビピッグマン

ﾆﾝｹﾞﾝｶ……?
ﾌﾞﾋ……ｷｭｳｻｲｶﾞｷﾀﾌﾞｰ……。

ウィザー

むむ……ピッグマンだと……?

魔理沙

ん？どうした？

ウィザー

ピッグマンはそこに居る

ピグリンとの同種争いにより
滅んだはずだが……。

ゾンビピッグマン

ｱｧ……ﾜﾚﾜﾚﾉﾅｶﾏﾊ……。
ﾋﾟｸﾞﾘﾝﾄﾉｾﾝｿｳﾆﾖﾘ……ﾎﾛﾝﾀﾞﾝﾀﾞ……。

魔理沙

よく分からないが……
そんな事があったんだな……。

ゾンビピグリン

まさか、ピッグマンが
生存してるとはなぁ。

しかもこいつが最後の1匹とは。

ゾンビピグリン

僕はゾンビピグリン。

……あれ、君からは
金の匂いがしないぞ？

魔理沙

金の匂い？
なんだ？

ゾンビピグリン

ピグリンに会うなら、
そんな服じゃダメだよ。

さぁ！金に身を包んで！

魔理沙

何言ってんだ……。

ウィザー

気にするでない、我が説得する。

魔理沙

仲間を集めるとは言ったが……。
数が多そうだな……。

ウィザー

ふむ……。
そうだ、魔理沙にこれを託す。

銃のようなもの

魔理沙

うん？なんだこれ。

ウィザー

試しにそこの
ピッグマンに撃ってみろ。

魔理沙

なんでそんなことを……?
まぁ、やってみるか……。

撃つと……。

魔理沙

え、どういうことだ？
奴が……卵になった……?

ウィザー

実は先程
スティーブに作らせたものだ。

スポーンエッグにすれば、
簡単に持ち運びが出来る️。

ウィザー

ただし、我々の世界に
いる者にしか使えないぞ。

魔理沙

そうか、わかった。
卵にして拾っておこう。

魔理沙

拾い終わったぞ。
後は…ひたすら進もう️。

魔理沙

お？あれはなんだ？

ゾグリン

ｼｩｩ……。

スティーブ

奴はゾグリンだ……。

手違いで現世に来てしまった
ホグリンがあれに変異するよ️。

魔理沙

任せろ、
銃の腕には自信があるんだ。

ヒット！

魔理沙

よしっ、これで3匹目だ。

スティーブ

いい調子！引き続き進もう！

魔理沙

なんだ！あれ！

ガスト

ネザーに無断で立ち寄る人間……
ユルサナイ……ここは私たちの家……。

ウィザー

落ち着け！ガスト！

ガスト

ウィザー様！？
どうして人間なんかと一緒に……?

ウィザー

訳ありでな……。
お前も仲間になるんだ！

ガスト

ウィザー様がそう言うなら……。

魔理沙

ほんじゃ、行くぞっ。

卵を入手。

魔理沙

あれ、下にも何かいる。

マグマキューブ

ひっ！
人間がウィザー様に乗ってる！

ウィザー

マグマキューブよ！
お前も仲間になれ！

マグマキューブ

な、なんすか！？
脅しですか！？

魔理沙

大丈夫、何も怖いこたぁないよ。

マグマキューブ

そんなもの持ちながら
言われても説得力皆無っすよ！？

魔理沙

大丈夫だ、
広い所に引っ越すだけだ。

マグマキューブ

ひ、引っ越し……?

魔理沙

後でわかるぜ！

卵を入手。

スティーブ

ここは、真紅の森だね。

ホグリン

……??
ブヒブヒ！！

ピグリン

「むむっ！お前達、何しに来た！」
と、言っているな。

魔理沙

なんだぁ？通訳か？

ホグリン

ブヒブヒ……ブヒ！！！

ピグリン

「ネザーが大変な状況なのに、
また金品を奪いに来たのか〜！？」

と、言ってる。

ピグリン

くんくん……お前から
金の匂いは一切感じないな……。

曲者め！

魔理沙

おおっと……なんだあの豚共は………。
トンカツにでもしてやろうか？

ホグリン

ブヒィィィ！！！

ピグリン

「恐ろしい人間だ！！！
ネザーの空気より地獄の
人間が来た！！！」

と言っている。

ピグリン

そんな脅しがオイラ達に
効くとでも思ってるのか？

ウィザー

おいおい、お前達。
我の仲間に何してんだ？

ピグリン

ひっ！！

ウィザー様！
誠に申し訳ございません！！！

魔理沙

凄いな……皆、
ウィザーには逆らえないんだな。

ウィザー

魔理沙は、ネザーから仲間を
避難させる為に来たんだぞ？

ピグリン

避難だったのか……。

てっきり、また我々から
金品を奪う盗賊なのかと……。

ホグリン

ブヒブヒ……。
ブヒ？ブヒヒ？

ピグリン

「君のような人間がネザーにいて
暑くないのか？」

だそうだ。

魔理沙

あぁ、暑いは暑いが……
もう慣れたよ。

お前達は今から、引っ越すんだ。

ホグリン

ブヒ……ブヒヒ。
ブ…ブヒ……ブヒヒブブヒ……。

ピグリン

「引越し……楽しそうだが……。
オイラが現世に行けば
ゾグリンになる……。」

と言ってる。

魔理沙

その心配は無い。

魔理沙

大丈夫、すぐ済むぜ。

2体を卵にしまった。

魔理沙

おおっ、なんだあの建物は……。

ウィザー

あれはネザー要塞だな。

我のようなウィザーは
あそこで生まれる。

ウィザー

乗り込むぞ、準備はいいか？

魔理沙

あぁ、もちろんだよ。

魔理沙

暗いな……。
本当にこんな場所に仲間が……?

ウィザー

あぁ、あれを見てみろ！

遠方から火炎球が飛んでくる

魔理沙

うおっと！危ないな！

ブレイズ

む……外したか。

魔理沙

なんだあいつは？
何だか……フライドポテト
みたいだなぁ。

ブレイズ

貴様……俺様の体を侮辱したな。
我をポテトポテトなど
言いよって……。

ブレイズ

貴様もポテトのように、
カリカリに焼き上げてやろう。

ウィザー

落ち着け、ブレイズ。

ブレイズ

その声は……ボスか……。
何故そのような人間と協力を……?

魔理沙

ネザーから
仲間を避難させているんだ。

ブレイズ

ほう……避難か。

俺様はこの環境を
気に入っているからな。

ウィザー

お前がそう言っている
余裕等無い……。

急げ！要塞もそろそろ崩れるぞ！

ブレイズ

いくらボスの頼みでもなぁ。

ウィザー

さもなくば、
お前の事を無礼ズと呼ぶぞ？

ブレイズ

ぐ……。
わかった……同行しよう。

魔理沙

全く……大人しく
認めてくれればいいのに。

卵を入手。

魔理沙

暗くて見えないな……。

スティーブ

ん………?

魔理沙

どうした
スティーブ、何か見つけたか？

スティーブ

そこに居るの……
ウィザースケルトンかな？

ウィザースケルトン

……我ﾊ、影ﾅﾘ………。

ウィザースケルトン

我ﾉ存在……誰ﾆﾓ……見ｴﾇ。

ウィザー

ウィザースケルトンよ。
我の声が聞こえるか？

ウィザースケルトン

ﾑﾑ……其ﾉ声ﾊ……我等ｶﾞ主。

ウィザー

もうすぐネザーは滅ぶ……。

ウィザースケルトンよ、
お前も仲間になるのだ。

ウィザースケルトン

主ﾉ頼ﾐ……。
ﾜｶｯﾀ､承ﾛｳ。

魔理沙

いい子だ。

卵を入手。

魔理沙

っと、これで一旦は終わりか？

ウィザー

まだだ、まだ遺跡がある。
遺跡に我らが同盟軍の1人がいる。

魔理沙

わかった、会いに行こう。

魔理沙

これまた暗いな……。

ウィザー

そこだ。
我が同盟軍の一員だ。

ピグリンブルート

ウィザーの兄貴！
どうしたっすか？

ウィザー

エンダードラゴンの
居場所について心当たりはあるか？

ピグリンブルート

う〜ん、難しい質問っすねぇ。
エンダーマンなら……。

ウィザー

それでも構わん。

ピグリンブルート

エンダーマンなら……。

現世のどこかに湧くと
聞いたっすよ。

ウィザー

そうか、わかった。

ピグリンブルートよ、
お前も仲間になるのだ。

ピグリンブルート

了解っす！

ピグリンブルート

そうだ、
こいつも連れていきたいっす！

ストライダー

……ん。

魔理沙

これはなんだ？

スティーブ

ストライダーだね。
ネザーでの船みたいなものだよ。

ストライダー

我に乗れと言いたいところだが……。

2人とも、ウィザーに乗ってる
ようじゃ……。
我の力は必要なさそうだな……。

魔理沙

なんか……ごめん。
どの道、お前も卵にしておくよ。

すると……。

突然、地震が起きだした！

スティーブ

まずい！
ネザーが崩れる！

急いでゲートへ！

ウィザー

あぁ……そうだな……。
お前達！飛ばすぞ！捕まってろ！

魔理沙

おう！

地面やら溶岩が崩れる中……。

魔理沙

やった……ゲートだ。

ウィザー

ふぅ、ついたな……。
我も行くぞ！

魔理沙

そう言うと信じてたぜ！ウィザー！

スティーブ

急いで！出入口が塞がれちゃう！

魔理沙

あぁ！そうだな！

ゲートに入る！

マリオ

あぁ、帰ってきた。

さとり

おかえりなさい。

お燐

楽しかったかにゃ？

魔理沙

あぁ、楽しかったよ。

それと、まだ行きたい場所が
あるんだがいいか？

さとり

行きたい場所ですか……どこです？

魔理沙

この熱気の原因を突き止めたい。
火山の方に向かわせてくれ。

さとり

そうですか、わかりました。
行きましょう。

火山前

魔理沙

ふぅ……。

カービィ

あれ、あそこに居るのは……。

バーニンレオ

おお！！
カービィ！来たか！！！

カービィ

ここに居たのか……。
あれ、そっちにいるのは……。

バブル(ペーパー)

さっき、溶岩の中で
怪物を見た気がする……。

ボム兵(ペーパー)

ふぅ〜……暑いっすねぇ……。

この火山の熱で爆発しないかが
心配っすよ……。

バーニンレオ

俺と同じで、魂が熱い奴らだ！

バーニンレオ

カービィ！
俺もこいつらと仲間になるぜ！

魔理沙

結局、この暑さの原因って
なんだったんだ……?

お空

あ〜！
あれを見て！

魔理沙

ん？

お空

レバーが引かれてる！

あれが多分、
この熱気の原因だと思う！

魔理沙

そういう事だったのか……。
じゃあさっさと引いてくれ……。

お空

うんっ、待っててねぇ。

レバーを引く。

魔理沙

おお……。

段々と異常な熱気が
去っていくようだ……。

リザードン

この暑さはあれが
原因だったんだな。

良かった良かった。

ブースター

う〜ん……。

魔理沙

どうしたんだ？
ブースター。

ブースター

あのレバーが原因なら……。

誰かがレバーを
引いたんじゃないか？

魔理沙

確かに……。

誰かがレバーを引いたなら……
誰が引いたんだ？

上から何かが降りてきた。

サザンドラ

シェー！！！

あの小娘……俺様に偉そうに
指図しやがってよ！！！

魔理沙

あの小娘……?
一体、誰のことだ？

サザンドラ

ほう……てめぇが噂の魔理沙だな？

魔理沙

えっ……なぜ
私の名前を知ってるんだ？

サザンドラ

ふん、当然だ。
俺様はあの吸血鬼に
扱われてたんだよ！

ウィザー

思い出した！

奴はフランドールが
乗り物として利用していたな。

サザンドラ

っけ、
俺様は乗り物じゃないっつーの！

サザンドラ

なんだぁ？

ウィザー、
お前もフランを裏切ったのか？

サザンドラ

裏切り者同士仲良くしようぜぇ！

魔理沙

……(なんか、
勝手に仲間になったな……。)

バーニンレオ

ん！
魔理沙！後ろ！後ろ！

魔理沙

なんだ？

ほねクッパ

………。
吾輩の……仇……。

魔理沙

なんだこのクッパは……。
骨……なのか？

魔理沙

待て……恐らく溶岩から
出てきたんだよな……。

ということは……まさか……。
クッパは既に……?

マリオ

嘘……そんな……。

ほねクッパ

何の事だ？
吾輩は、元々紙だったクッパだ。

魔理沙

えっ……。
紙がこんな立体になるのか……。

ほねクッパ

吾輩は紫の基地で
マリオに燃やされた……。

その後悔の念が、
吾輩を骨として蘇らせたのだ……。

ほねクッパ

だが……吾輩は、
紫の計画を知ってしまった。

吾輩もどの道死んでいたんだな……。

ほねクッパ

魔理沙よ……沢山の残党が
世話になったな……。

吾輩も、仲間にしてくれ。
紫に仕返しをする。

魔理沙

あぁ、もちろんいいぜ。
仲間は多いに越した事は無いしな。

ほねクッパ

気を付けてくれ……もしかしたら……。

ほねクッパ

吾輩の他に、
まだ居るかもしれん……。

魔理沙

ま、まさか……。

凄い勢いで何かが飛び出してきた！！！

ドラゴドン

バフーー！！！！

魔理沙

なんだこれは……
ナマズ……違うかこれ……。

マリオ

あれはもしかして……
ドラゴドンって奴かな……。

マリオ

この間、キノピオ隊長から
聞いたんだ。

倒し方は知ってるよ。

魔理沙

そうなのか？

さとり

待ってください……。
何か、嫌な予感が……。

地震発生！

魔理沙

さっきよりデカい揺れだな……。
まさか、ナマズが居るから！？

マリオ

あっ！あれ見て！

魔理沙

なんだ？

マリオ

あの石柱……落ちそうだよね……。
でもあの角度で落ちたら……。

更に揺れる。

魔理沙

うひぃ……揺れる揺れる……。

スティーブ

大変だ！足場が抜けてきてる！

魔理沙

ひえー！助けてくれぇ！

そして……。

ドラゴドン

ｷﾞｬﾌｰｰﾝ!!!!

魔理沙

あれ……どうしたんだ？

ドラゴドンの奴……
急に大人しくなって……。

マリオ

支柱が落ちてきたみたいだ！
巨大なたんこぶが出来てるよ！

ｶﾞﾀｯ……。

魔理沙

それどころじゃねぇ！
やべぇ……どうすりゃいいんだ……。

ｶﾞﾀｶﾞﾀｯ……。

魔理沙

うわぁぁ！！
もうダメだぁぁ！！！

床が……。

魔理沙

……(私……死ぬんだな……。)

魔理沙

……(すまない……霊夢……。)

魔理沙

………あれ……生きてる。

どういうことだ？
私……確かに落ちたような……。

さとり

魔理沙さんだけじゃないです。
皆さん無事ですよ。

魔理沙

どういうことだ……?
あれ、この頭は……。

ドラゴドン

バフーン！！！

魔理沙

ドラゴドン！？
お前……。

マリオ

もしかして、助けてくれるのかな？
このまま地上に上がれるみたい！

魔理沙

よしっ……一旦、地上に戻るぞ！

きっと、地底は丸ごと
沈んじまっただろうな……。

117話 END