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もう一人の君と僕

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もう一人の君と僕

2 - 第二章 調査開始

♥

38

2021年05月01日

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ガチャッ

ただいまー

悠真

お邪魔します…

麻理

お帰り〜
目的の子は持ってきた?

この子。

悠真

ど、どうも…

麻理

案外可愛い子じゃん!
これからよろしくねー!

悠真

よろしくお願いします

じゃあ、早速明日から
調査に向かおうと思う。

麻理

りょーかい!

悠真

分かった。

麻理、説明しておいてくれないかな?

麻理

はいはい。任せといて!

ありがとう!

麻理

じゃ、悠真君だっけ?
こっちおいで。

悠真

はい。

麻理は全然怖くないから
安心して?

ああ見えて、結構寂しがり屋って
事覚えておいてね!

悠真

うん。分かった。

麻理

さ、着いたよ。

悠真

ここは…?

麻理

一応事務所兼オフィスみたいに
なってるけど、事務所だね!

麻理

ここで仕事してるの!

悠真

(パソコンに名簿…)

麻理

あーこれ気になる?

悠真

あ、すいません…
この名簿は一体…

麻理

これは、自殺者の名簿。

悠真

(自殺者こんなにいるのか…)

悠真

ドッペルゲンガーのやつですか?

麻理

そうよ。約10万人ね。

悠真

でも、被害はないんじゃ…
そんなにいるならニュースで
報道するはずじゃ?

麻理

政府が信じてなかったのかも。
それか、隠蔽の可能性も。

悠真

………そうなんですか。

麻理

ごめん。気を落としちゃった?
今の話は忘れて?

麻理

今から調査方法を教えるから!

悠真

お願いします。

それから調査方法の話を聞いた。 事務所のホームページを通して ドッペルゲンガーを目撃した人を 調査するという内容だった。

どうー?

麻理

あ、光!
調査リスト入ったよ!

悠真

20代の大学生らしい。

悠真

◯◯市の蓬公園で見たんだって。

◯◯市っていうと…
ここら辺だね。

麻理

悠真君の初仕事ね!

悠真

頑張ります。

調査リスト〜第462号目〜 依頼者:秋宮 楓 20歳 大学生 依頼理由:◯◯市の蓬公園で私を見つけ    ました。死のうとしてました。    助けてください…

お待たせしました!
担当者の光です。

麻理

同じく麻理です!

悠真

新しく入りました
悠真です。

ありがとうございます…。

えーと…貴方のドッペルゲンガーは
どのような感じで死のうと?

そこのブランコの柱で
死のうとしてました…

麻理

首吊りかな…

悠真

その可能性が高いですね…

ニュースで見たんです。
ドッペルゲンガーは
未来を表すって…。

私は近々死ぬって事ですよね…

安心してください。
僕達が必ず助けるので。

麻理

これからどうしようか…
ずっと事務所にいてもらう
わけにも行かないし…。

悠真

どこにお住まいなんですか?

大学の寮に住んでいます。

悠真

じゃあ…俺が毎日見に行っても
いいですか?

はい…。ありがたいです。

では、また何かありましたら
ご連絡ください。

ありがとうございます…

麻理

悠真君、本当に大丈夫なの?

悠真

え?何がですか?

毎日寮に行くって話。

悠真

あぁ…俺は全然。

麻理

でも、仕事っぽくなってきたね〜

そういう問題じゃない…!

悠真

ひ、光…?

毎日行くっていうのは責任重大。
連絡もしなくちゃいけないし。
そもそも、大学生の寮になんて
入れる訳がないんだよ。

悠真

だ、だけど…方法がないなら
そうするしかなかったんだ!

だからって!

麻理

はいはい!喧嘩は終わり!
こっちで寮の入室許可取っておくから。
それに、光は心配しすぎ!

麻理

それに、結局誰かが見守らないと
ダメだったんだから。
これも仕事の一部でいいじゃん!

失敗したら誰が責任を…?

悠真

それは俺がーーー

麻理

私が取る!

悠真

麻理さん…

僕が連れてきたんだから
こんな事言うのもあれだけど…。
何でそんなに信用できるの?

麻理

それは、勘!

麻理

信用するのに理由はいらない!
私が信じようって思った人を
信じ抜くから!

悠真

(そんなに俺を…)

悠真

ありがとうございます…!

一度でもしくじったら
後戻りできないからね。
覚悟しといて。

悠真

分かった。

ピーンポーン

はい。
あ…来てくださったんですね。
ありがとうございます。

悠真

いえ。急に訪ねてしまい
申し訳ありません。

悠真

今の所は大丈夫ですか?

あ、まぁ…大丈夫です。

悠真

良かった…!
では、何かありましたら
連絡してくださいね。

はい。ありがとうございます。

あっ…ちょっと待ってください。

今朝、ポストにこれが…

悠真

手紙…?

秋宮 楓さん 最近噂になっているドッペルゲンガーの事で悩んでいるんですよね。 私も同じです。 私と一緒に未来を変えませんか? お返事待ってます。

悠真

宛先が不明…

この手紙を送ってきた方…
同じ寮に住んでいると思うんです。

悠真

(確かに…寮に入るには同じ大学に
入っていないと不可能だ…。)

悠真

心当たりとかは…

私は友達いないので…。
分かりません…。

だけど、私のドッペルゲンガーを
見た人だったら
分かるかもしれないです…。

悠真

そうですよね…。

悠真

この手紙、預からせていただいても
大丈夫ですか?

はい…

悠真

ありがとうございます。
では、失礼します。

ありがとうございました…

悠真

ただいま〜…

麻理

お帰り!
そこにドーナツあるから
食べてね〜

悠真

はい。頂きます!

お帰り。
どんな感じだった?

悠真

光…ただいま。

悠真

特には無かったけど、
この手紙が届いてた。

差出人不明…。

悠真

多分寮の人なんじゃないかって。
楓さんが言ってた。

麻理

その可能性はあるかもね。

悠真

どうする?光。

こっちから仕掛けてみるかな。

悠真

楓さんを利用するってこと?

うん。そうするしか手段はないからね。今回は、少し利用しようと思う。

麻理

利用って言葉もアレだけどね…

悠真

分かった。明日聞いてみる。

ありがとね。

この作品はいかがでしたか?

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