テラーノベルの小説コンテスト第4回テノコン 2025年1月10日〜3月31日まで

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花子くん(79話〜

第1話 - アオイとアカネ

2022年10月01日

#花子くん#小説#夢

柚木かほ🌙👻(元かほりん)

茜くん達は・・

茜くん

(ジャブン)
(ジャブジャブ)
(歩いている)

葵(アオイ)

ん・・・
(パチッ)

茜くん

あ・・起きた？

葵(アオイ)

！
茜くん・・？

茜くん

ごめんね
こんな所に
ゲホ引っ張り
込んじゃって・・
こんなとこすぐ
抜け出して・・
(ガクン)(バシャ)

葵(アオイ)

きゃっ

茜くん

ごめん
ちょっと身体が
動かしにくくて

葵(アオイ)

・・・
無理に動かない方が
いいんじゃない？

茜くん

僕のこと心配して
くれてるの？
アオちゃんは
優しいな・・
平気だよ
この姿の時ときは
いつもより頑丈・・

葵(アオイ)

茜くん・・？
(キョロキョロ)
(どこか行こう
としている)

茜くん

(ぐ・・・)
(葵の手をつかんだ)

葵(アオイ)

・・少し休もう
茜くん
今はどこにも
行かないから
(茜を手当て
している)

？？

・・・
(いたいた！
・・・
邪魔したら
だめかな？)

茜くん

・・・ん
(目を覚ました)
！(ばっ)

葵(アオイ)

あ、起きちゃった

茜くん

いッ
(ズキッ)
これ・・

葵(アオイ)

痛々しいかったから
見えなくしただけ
あんまり意味はないから

茜くん

(アオちゃんが
僕の手当てを・・
天使か・・？)

葵(アオイ)

聞いてる？

茜くん

結婚しない！？

葵(アオイ)

・・・
いいよ
結婚しよ❤

茜くん

え！？

葵(アオイ)

って言ったらどうせ
がっかりするくせに
ばかみたい
茜くんは私のどこが
好きなの？
いつも色んな言葉で
私を持ち上げてくれた
けどその度に思ってた
この人誰に言ってるん
だろうってだって私
全然そんなじゃないん
だもん
茜くんは私のこと
なんにも見てないくせに
見てるつもりなんだよね
みんなそう
勝手に私を想像して
勝手に近付いてきて
勝手にがっかりして
仲間外れにしたりして
私を別の生き物みたいに
扱うの
お父さんは嘘ばっかり
つくし
寧々ちゃんとかほちゃん
だって最近隠し事ばっかり
茜くんも私と本気で付き
合うつもりなんてない
でしょ

茜くん

そんなこと・・っ

葵(アオイ)

ない？本当？
じゃあ私のことが
好き？(す・・)
本当に？

茜くん

それ・・ッ

葵(アオイ)

私聞いたよね
どうして急に
眼鏡なんて
かけ始めたの？
放課後急に
いなくなるけど
何してるの？
私に何か隠し事
してる？

茜くん

アオちゃ・・

葵(アオイ)

嘘つき
もう誰の近くにも
いたくない
さようなら

茜くん

(グン)

葵(アオイ)

！
(バシャ)

茜くん

ふ〜ん・・
そんなこと
思ってたんだね
アオちゃん
いいよ・・
そんなに知りた
かったんなら
教えてあげるよ
僕のこと
絶対言うつもり
なんてなかったん
だけど(がっ)

葵(アオイ)

う・・っ

茜くん

さようなら
なんて言う
アオちゃん
が悪い
本当はね
君のこと
ずっと嫌い
だったんだよ

葵(アオイ)

・・・

？？

・・・・

茜くん

あれ意外？知って
るんだと思ってたな
外面だけしか可愛く
ないアオちゃん
どれだけ傍にいたと
思ってるの？
君が考えるよりずっと
深く僕は君のことを
よく知っている
隙がなくて誰のことも
信用してない
頭はいいけどいつも
どっかで人を見下して
いる
誰も本気で君と関わ
ってくれないのは
君が誰とも本気で
関わろうとしない
からでしょ
かほさんはそんな
ことしないよね〜
アオちゃんは八尋
さんとかほさんにも
猫被ってるもんね〜
ほんとのこと言える
相手なんてひとりも
いない自業自得だ
君は卑屈で臆病で独り
よがりでそのくせ
プライドは高くって
だから嫌われる前に
いなくなろうなんて
考える
そういうところが僕は
ずっとずっとずっと
小さい頃からずっと
大っ嫌いだったん
だよ！！
・・何？
はあーはあー・・
なんで泣いてんの？
僕に嫌われると
悲しいの？

葵(アオイ)

・・・がう

茜くん

アオちゃんが
知りたがった
ことでしょ？

葵(アオイ)

頼んでなんかないっ
私だって茜くんなんか
嫌い・・！
もう放して！
放してよ・・

茜くん

・・ねぇアオちゃん
ず〜っと前・・
小学生の頃1度だけ
喧嘩したこと覚え
てる？
僕が勢いでアオ
ちゃん
なんか嫌いだって
言ったらアオちゃん
泣きだしちゃってさ
いつもは何があっても
泣いたりなんてしな
かったのにあれは
慌てたな〜・・
でも・・僕のたった
一言でそんな顔し
ちゃうアオちゃん
がすごく可愛いと
思ったんだ
(ずるっ)
変わんないね
僕もアオちゃんも
あの時から
(葵ちゃんの涙
をふいた)

葵(アオイ)

(ピク)(ドン)
触らないでっ

茜くん

(パシっ)
(葵ちゃんの
手を口につけた)
好きだよ
一生好きだ

？？

( ﾟA ﾟ)ホウホウ

葵(アオイ)

・・・っ

茜くん

僕のこと嫌い
とか言って
僕に嫌われると
泣いちゃうん
だよね〜
アオちゃんは
そういうとこ
ほんとにかわ

葵(アオイ)

(ドゴォ)
(お腹らへん
をパンチした)

茜くん

い''ッ！？
アオちゃん
そこはほんと
死んじゃうって・・

葵(アオイ)

茜くんのばか！
きらいっ
茜くんだって
私のこと・・！

茜くん

嫌いって
いうのは嘘
ごめんね

葵(アオイ)

(ピク)

茜くん

僕のこと
本当に嫌い？
それとも・・
少しは好き？

葵(アオイ)

・・・

？？

ふーん・・

茜くん

そっか

葵(アオイ)

私・・何も
言ってない・・

茜くん

言わなくても
わかるよ
幼なじみだからね

キスしようとしている・・

？？

(わあ！
リア充じゃん！)

輝

(ガチャ)
よいしょ

？？

(やば！
輝先輩じゃん！
見つかったら
やばい事になる！)

茜くん

(ビク)
・・・・・は？
会長・・？

輝

え〜と・・もしかして
お邪魔だった・・かな？

茜くん

帰れ！！！

茜くん

な・・何しに
来たんですか
会長・・

輝

随分な態度だなぁ
せっかく助けにきて
あげたのに(にこ😊)

茜くん

助けにきた？
アンタが・・
僕とアオちゃんを？
一体どんな風の
吹き回し・・

輝

正確に言うと・・
僕と・・もう1人かな？
もうそろそろ出てきたら
どう？
かほさん

茜くん

かほさん？

葵(アオイ)

かほちゃん？

かほ

あ、はあ〜
(出てきた)
バレちゃったよ〜

輝

なぜずっと
隠れていたの？

かほ

えっと・・
行こうと思ったん
ですけど・・
邪魔かなと・・

輝

そう・・

かほ

・・・

輝

・・・

かほ

えっと・・
じゃあ・・
輝先輩がきたので
私は・・

輝

見守ってくれて
ありがとうね
かほさん😊

かほ

え？あ〜はい！
(シュッ)
(消えた)
・・・
(消されるかと
思った・・)

輝

よし！
話を戻すよ！
今はお盆でしょ？
だから一応
祓い屋の長男として
校内を軽く見回りに
きたわけだ
そうしたら怪異は
うじゃうじゃして
るし・・こんな
ものまで落ちてるし？
何かトラブルかなと
思ってね

茜くん

あ
(そういや
八尋さんに
預けたまま
だったな・・)

輝

はい
(渡した)

茜くん

ど〜も・・
(落っこと
したのか
あの人・・)

輝

こんな彼岸の近くまで
来ちゃってるとはね
遅くなってごめん

茜くん

・・いや
会長に謝られるとか
不気味なんですけど・・

輝

(す)
(持った)
えい
(つんっ)

茜くん

ギッッ!?
何すんだよ・・

輝

アハハ
ボロボロだね〜
その身体・・
修復するまでは
元の姿に戻らない
方がいいよ

茜くん

！

輝

時計守としての
君だからこそ
耐えられる傷だ
運が良ければ
寿命がごっそり
縮む程度で済む
だろうけど最悪
即死するからね

茜くん

げ

葵(アオイ)

・・・

輝

色々聞きたいことは
あるけど・・
そろそろ行こうか
ここは彼岸の1歩手前
本来であれば生者が
立ち入るはずのない所だ
あまり長居しない方が
いい

茜くん

アンタが出てきた
ドアから戻るんじゃ
ないんですか？

輝

ああ
あれは一方通行だから
ここは君が思うほど
簡単に来られる場所
でも戻れる場所でも
ないんだよ
かほさん(零番)は簡単
にできるけど・・
(後ろをむいた)
失礼(たっ)

茜くん

え

バリバリ⚡️

葵(アオイ)

輝

大丈夫？

茜くん

は・・
はい・・

輝

ここは此岸から
だいぶ遠い
この辺にいるのは
怪異として永く
存在している
奴らばかりだ
(よっ)
全体数は少ないけど
執念深く強靭で彼岸の
理屈が通用しない
気をつけて

葵(アオイ)

(コクコク)

茜くん

(コクコク)

輝

・・なんて話している
うちに

怪異たちドバッ

輝

ほら来た！
走れ走れ〜

茜くん

楽しそうですね！！

輝

そうだ赤根さん

葵(アオイ)

これは・・？(コロン)

輝

お守り
敵意を持つ
怪異から君を
守ってくれる
(たたた・・)
持ってて

葵(アオイ)

ありがとう
ございます・・

輝

・・失くさないでね

ザアア・・ザアアァ

輝

もう大丈夫そうだし・・
そろそろ話して
もらおうかな
2人ともなんでこんな
とこにいるの？
蒼井はともかく
赤根さんがここにいる
のはちょっと予想外

茜くん、葵

え〜と・・

茜くん

アオちゃんを
助けに六番の
境界に・・

葵(アオイ)

六番様にさらわれて
小さい生き物の薬を
のんだら・・

茜くん、葵

かくかくしかじか

輝

・・なるほど六番か

茜くん

知ってます？

輝

まあね
この学園のあった場所で
昔は小さい村でさ
人身御供・・
生贄の儀式とかやって
たんだけど・・

茜くん

え？
なんですか急に・・

輝

生贄となる娘を
育てる代わりに
この土地で一定
の地位を得てい
たのは赤根家
赤根さんのご先祖
様なんだよね
ね〜

茜くん

は！？
初耳ですけど！？

葵(アオイ)

私も知らなかった・・

輝

それで生贄の娘を
逃がさないよう
監視役を任されて
いたのが六番
まあ全部昔のこと
なんだけど
色々あったんだよ
この街も

茜くん

呪われた土地か・・？

輝

七不思議となった今も
この土地を守るという
行動指針は変わってない
みたいだね

茜くん

守る・・？

輝

・・・蒼井はさ
七不思議が
なんなのかって
考えたことある？

茜くん

は？何って・・
七不思議は
七不思議でしょ
学校の怪談の・・
それ以外に何か？

輝

・・うちの学園の
七不思議はちょっと
特殊なんだよ
学園を脅かす怪異
であると同時に
学園を守護する
役目を負った
七つの柱でもある

茜くん

柱って
まるで神様でも
数えるみたいに
言うんですね

輝

・・・ところが最近
学園の七不思議達が
次々とその権能を
失っている
誰がそんなこと
してるか・・
君ならわかるだろ
蒼井あの悪霊と
零番(かほさん)
には注意した方がいい
いずれ1番の依代も
狙いに来るだろうから

茜くん

！

輝

怪異としての
能力なんて
君にとっては
疎ましいもの
だろうけど
今後必ず時計守
の力が必要になる
さ・・休憩も十分
取れたね
先を急ごう

その後・・滝があったり、茜くん葵が手をつないだり、亀を見たり、怪異が襲ってきたり、登ったりしました。

茜くん

ここ・・
行き止まりですか？

輝

(スタスタ)
(ガリ)
(ツ〜・・)
(す・・)

フッ (道ができた)

茜くん

！

輝

この先が現世だよ
ここから向こうに
着くまで何が
あっても絶対振り
向かないように
戻れなくなっちゃ
うからね

茜くん

ぎゅ・・

入っていった・・

茜くん

うわ暗いな・・

葵(アオイ)

何も見えないね

茜くん

そうだね向こうに
明かりは見えるけど・・

葵(アオイ)

明かり・・
・・ねぇ茜くん

茜くん

ん？

葵(アオイ)

・・ごめんね
怪我・・
寧々ちゃんや
かほちゃんにも
ひどいことし
ちゃった

茜くん

平気だよ
ヤシロさんなら
7番様と零番様が
ついてるし
かほさんも大丈夫
(零番様だしね！)
アオちゃんが全部
悪いってわけじゃ
ないんだからさ
・・・でも・・
大丈夫
謝りに行こう一緒に

葵(アオイ)

うん・・
茜くん私・・
キリンが好き
なんだけど・・

茜くん

き・・
(っっっぶね〜
思わず振り
向きそうに
なった・・)
ど・・どうしたの
急に

葵(アオイ)

・・・でもあんまり
見たことなくって
人混みとか嫌い・・
だし

茜くん

・・・もしかして
動物園とか行きたい・・？

葵(アオイ)

・・・💦

茜くん

ふ
(にこ😊)
・・じゃあ
僕が行きたい
付き合ってくれる？

葵(アオイ)

うん・・

茜くん

他は？何が好き？

葵(アオイ)

甘いもの・・

茜くん

好きだったよね
駅前のケーキ屋さん
久しぶりに行こうか

葵(アオイ)

ゲーム・・とか・・

茜くん

一緒にやろう
深夜でも付き
合うよ

葵(アオイ)

本当？
約束してくれる？

茜くん

もちろん

葵(アオイ)

・・・茜くんは？
茜くんの好きなもの・・
知りたい

茜くん

僕？
僕はアオちゃん
が好きだよ

葵(アオイ)

！
(涙が出ている)
私も好きって
言えば良かったな・・

学校(夜)・・

茜くん

戻って・・きた・・？
(タッ)
着いたよアオちゃん！
・・・アオちゃん？
どこ・・？

かほ

・・・

凛花達は・・チン！プシュ〜・・どわっ (エレベーターを使って帰ってきた)

寧々

やった！
やっと戻って
来られた！！

スミレ

どうなることかと
思いましたわ・・

ユリ

そうだね・・

花子くん

白杖代
へぇ！そう

凛花

あ！かほ！

かほ

やあ！
(コソコソ)

凛花

へぇ！そう

花子くん

あの子結局ダメ
だったんだ・・
まあ当然か
怪異でもない
特別な力もない
ただのヒトなんだ
から

凛花

彼岸近くに
落ちた時点で
アオイちゃんは
死者・・
こちらへ戻れる
はずもない

花子くん

代わりの巫が
捧げられたことで
予定されていた
ヤシロの死は覆り
あの子の余命が
そっくりヤシロに
移動する

凛花

これで寿命の
ことは解決！

花子くん

そうだね！
元々あの子もあっちに
行きたがってたし
完璧だね！・・・
うんわかってる

凛花

うん・・
寧々ちゃんとは
これでもう
お別れだね

花子くん

寂しくなるなぁ

凛花

あ！かほ！

かほ

うん？

かほ

何？

凛花

こっちのかほは
これから凛花ね！

かほ

うん！

凛花

こっちのかほは
いつも通りね！

かほ

OK！

凛花

よし！
寧々ちゃんの
ことよろしくね！
((コソッ

かほ

OK！((コソッ

かほ

OK！((コソッ
(茜くん達・・
どうしてるのかな？)

花子くん(79話〜

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柚木かほ🌙👻(元かほりん)

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花子くん(79話〜

第1話 - アオイとアカネ

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