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テラーノベルの小説コンテスト 第4回テノコン 2025年1月10日〜3月31日まで

匿名監察記録資料

第弐拾話

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深緑「ねぇ、近海さん、イベントのときなんだよね?逃げるの」

博士「ええ、そうですよ」

深緑「いつ思い出させるの?」

博士「当日前には必ずしますよ」

深緑「…嫌な予感がするんだ、今やって」

博士「…でも」

深緑「お願い…」

深緑「嫌な予感しかしなくて…お願い……」

博士「…分かりました、でも明日にしてください、今日は無理です。」

深緑「…」

博士「…大丈夫ですよ、当日まで6日あります、」

深緑「…分かった」

______________________

もう嫌だよ

分からない俺だって

なんでこんなに心が痛いのか

誰にも聞けない 自分も分からない

自分なのに自分じゃないのが 怖いんだよ

今のこの俺が

否定されているようで

前の俺が大切でも 今は俺なんだ

前の俺は俺じゃないんだ

一緒にしないで

夢でも口でも 何かを思い出すのが怖い

きっと分からないでしょ…?

「少なくとも俺は分かるよ」

…だれ?

「失礼だなぁ、俺を忘れるなんて」

「俺には大変世話になったでしょ?」

「まぁでも今のらっだぁくんだと伝わらないか」

「おはようらっだぁ」

濃紺「コンちゃんだよ」

匿名「…コンちゃん……?」

濃紺「辛い?そうだよね」

濃紺「”今”のらっだぁの事もちゃんと考えないで言ってごめんね」

濃紺「でも俺らは何もできないんだよね」

濃紺「だって戻って欲しいから」

濃紺「戻って欲しいから俺らはここに居るんだよ?」

濃紺「今のらっだぁが戻った時も覚えてるか分からない、この時の自分を忘れてるかもしれない」

濃紺「でも少なくとも俺はらっだぁが大好きだよ」

濃紺「らっだぁはらっだぁなんだよ、俺らは別として見てない」

濃紺「ごめんね」

濃紺「これぐらいしか出来なくて」

匿名「…ごめん」

濃紺「……じゃあ分かった」

濃紺「なら」

濃紺「生きて帰ってきてね」

濃紺「らっだぁのままでもいい」

濃紺「生きてくれてるだけでも良い」

濃紺「自分が嫌いでも」

濃紺「…生き残るだけでも良いから…ッ」

濃紺「…ごめんね、そろそろばいばいかな」

匿名「あ…うん」

初めて涙目な彼を見た

俺って愛されてるのかな

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匿名監察記録資料

第弐拾話

らっだぁ短編&長編集1 リクエストあり 我々だ、日常組、ら民 OK

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コメント

16

ユーザー

あかん、立ち上がれへん、膝ガクガクや(尊さで)_:(´ཀ`」 ∠): 『パシフィック・ムリ』

ユーザー

スゥゥゥゥゥゥハァァァァァァ やっぱゆいさん最強

ユーザー

え、もう20話?はやー らっでぃは愛されてるよー!(9割がアンチで10割に愛されてる男)

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