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俺の隠し事。

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俺の隠し事。

1 - 俺の隠し事。

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2020年07月31日

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Hi.

実は俺、瞬間移動を 生まれつき持ってるんだ。

意味わかんないやろ?

まあまあ。 今日は2学期初日の日。

といっても 実は一学期はウイルスで 全面休みだった。

だから正味今日は 初めてのクラスに行く。

しかも俺は オッドアイだから 眼帯を付けて生活している。

正味辛い。 でも外したら全てがばれそうで怖い。

…おっと こんなに話してたら遅れるね。 それじゃ。

魁斗

いってきます。

母。

いってらっしゃい。
魁斗。

魁斗

おん。

魁斗

初日って言うのに
歩いてても暇だな。

15分後。

魁斗

あーボロいなここ。

ガラ。

クラスの人。

あーマジで?

クラスの人。

ウイルスやばいよねww

ザワザワ。

先生。

皆一回席に着いてくれ。

クラスの人。

はーい。

魁斗

(先生はつまんなそうな人だ。)

先生。

これから入学に参加。
と言いたいが

先生。

それがウイルスの為出来ないので、中止だ。

クラスの人。

えーまじかあ。

クラスの人。

せめて少しだけ欲しかったー

先生。

静かに。
だからこれから配り物だけ
くばる。

クラスの人。

はーい

魁斗

配り物か。

クラスの人。

魁斗?くん?

魁斗

…?

美來。

急にごめんな。
君が隣の席だから声掛けたよ

美來。

俺の名前は美來だ。
よろしくな。

魁斗

よ、よろしく。

美來。

後で聞きたいことあるから
俺に着いてきて。

魁斗

あ、おん。

5分後。

先生。

これで全部だ。

先生。

足りない物あったら
教えてくれ。

クラスの人。

先生〜このプリント足りない〜

先生。

はい、これで足りる?

クラスの人。

足りますー!

初日から元気な奴ばかりだ。

魁斗

(初日からつまんねぇ。)

(チャイムの音。)

先生。

少し休憩だ
10分ほど休憩してくれー。

ガヤガヤ

クラスはもっとうるさくなる 一方だ。

美來。

よし

美來。

俺についてきて。

魁斗

ん、おう。

廊下もガヤガヤしていた。 初日からうるさすぎる。

美來。

君の目を見て思ったんだ。

魁斗

急になにを…

美來。

そして眼帯も見て思った。

魁斗

…?

美來。

なんか怪しいよ?
隠してる?

ビクッ。

死んだかと思った。 初日からバレるなんて。

心臓バクバクをどうにか 抑えようとした。

魁斗

え…。

魁斗

そ、そんな隠してないよ?
初日からいきなりなにを…

美來。

いやあなにか力を感じるな
って。

魁斗

は?

力?なにを言っているんだ? まさかこいつ…

魁斗

俺はただの一般人
お前は馬鹿なのか?

美來。

ふーん。
なら気のせいか。
わかった。教室戻ろ。

なんなんだこいつ。 急に意味不なことを発言して 頭狂ってんのか?

でもバレなくてよかった。

そして時間がたち。

先生。

今日はもう帰る時間だ。
さようならー

クラスの人。

さよならー

学校の美來は気味が悪い。 初日から酷すぎた。

魁斗

疲れた。

俺は眼帯を外して鏡を見た。

魁斗

力ってなんなんだろ。

この時ハッとした。

力って俺の隠してる ものの事を表すことと。

次回へ続く。

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