9年前
「皆さんご入学おめでとうございます!」
ユジョン
ユジョン
ユジョン
ジョングク
ユジョン
ユジョン
入学して恒例の自己紹介。
自分の番に近づくにつれて緊張してしまうこの感じはなんだろう、、
ただ名前と好きな食べ物と特技を言えばいいだけなのに。
ユジョン
なんだかんだで自分の番になると、
ユジョン
ユジョン
ジョングク
ジョングク
ジョングク
ジョングク
ジョングク
ジョングク
ジョングク
👏👏👏
ユジョン
自己紹介が終わると緊張が一気に抜けていく。
次々と自己紹介を終えていき、
ユジョン
ユジョン
先生がいなくなっても
みんな席を立たなかった。
だってまだクラスに馴染んでいないから。
最初はそんなもんだよね。
ドンッ
ジョングク
ジョングク
でも俺の机を叩いた奴がいた。
「お前ジョングクって言うのか?」
ヤンチャそうな男。
ジョングク
ジョングク
こんな静かな教室で喋っているのは俺とその子だけだった。
ソジュ
ソジュ
ソジュ
ジョングク
ジョングク
ジョングク
ソジュ
ソジュ
ジョングク
ジョングク
ソジュ
ソジュ
ジョングク
ソジュ
周りが俺たちのことをじっと見ていたことはよく覚えてる。
あんな恥ずかしかったことなかったから。
ジョングク
〜小さなダンボ〜
ユジョン
ユジョン
ユジョン
この時初めてバスケを知った。
ユジョン
ソジュ
ソジュ
ソジュは確かに運動神経は抜群だった。
ボードに当たりはしたけどゴールに入った。
ユジョン
ソジュ
ジョングク
ユジョン
ユジョン
ユジョン
ジョングク
ソジュ
ソジュ
ソジュが遠くから手を三角形にして教えてくれた。
ジョングク
ゴールに向かって投げたら、
綺麗なホームを描いて綺麗にゴールした。
ユジョン
ソジュ
ジョングク
これがすごいとか上手とか、
小さかった俺にはまだわからなかったけど、
なんだか嬉しかった。
ソジュ
ボールを投げることがこんなに気持ちいいなんて、
ゴールに目掛けてボールを投げるのがこんなに楽しいなんて、
ジョングク
ジョングク
バスケを好きになったのはこの時だった。
それからクラブにも入ってバスケを極めていくことを決めた。
もちろんバスケクラブはソジュも入った。
ソジュはスモールフォワードのポジションだった。
ソジュ
ソジュ
ジョングク
ソジュ
ソジュ
ソジュはバスケが上手い。
周りに貢献できてるし、人気者だし。
たくさん友達作っている中俺とも仲良くしてくれて嬉しかった。
ソジュ
ソジュ
ジョングク
友達思いのソジュが好きだった。
ジョングク
ジョングク
だけど、
クラブで初めての大会。
相手は背が高い人が多かった。
俺はベンチからソジュを見守っていた。
ソジュいけー!
頑張ってー!!
ソジュ
相手はどんどん点数を入れていき、
それに焦ってソジュは思うように体が動かなかった。
ソジュ
ベンチで見ていた俺のもとに先生が来て、
ジョングク
ピーーーーーッ
ソジュ
ソジュと俺が交代。
ジョングク
ジョングク
ソジュ
ジョングク
ジョングク
ソジュ
ソジュ
ソジュ
俺はエネルギーが有り余っていた。
だから
ジョングク
いけー!!
ジョングク!!
走って走って走りまくって、
ジョングク
ピッ!
打って打って打ちまくった。
ジョングク
ピッ!
全力を尽くしまくって、
ジョングク
相手に逆転勝ちすることができた。
きゃーー!
ジョングクくんすごい!!
さすがだね!
救世主!!
たくさんの人が俺の周りに来てくれた。
すごく嬉しかった。
ジョングク
大会から1週間が経って、
ジョングク
ジョングク
ユジョン
ジョングク
ユジョン
ユジョン
ユジョン
ユジョン
ジョングク
ジョングク
ソジュがしばらく不登校になってしまった。
ソジュの分俺が頑張る。
だから今日もクラブ頑張ろうと思っていたが、
そのまた1週間後、
ジョングク
ジョングク
ソジュが保健室に入ろうとしているところを見かけた。
ジョングク
ジョングク
ソジュ
ソジュはマスクをしていた。
やっぱり風邪を引いていたのか、、
ジョングク
ジョングク
ドンッ
ソジュは何も言わず保健室に入って行ってしまった。
ジョングク
一体何があったんだろう、、
ソジュは学校へ来るものの、
俺と話すことはなかった。
むしろ知らないうちに新しい友達を作って、
知らないうちにクラブを辞めていた。
学校帰り、ソジュとよく遊んでいた公園に寄ろうとしたら、
ソジュ
「うわぁ負けたー!」
「これどうやって動かすの?全然わかんないんだけど(笑)」
ソジュ
ソジュ
「うん!」
ソジュは友達とゲームをしていた。
すごい楽しそうに。
その笑顔は俺と一緒にバスケしている時と同じだった。
ソジュ
「あれ?あの男の子誰?」
ソジュ
ソジュは俺の姿を見て笑顔を消した。
ジョングク
「ソジュの知り合い?」
ソジュ
するとソジュは、
ソジュ
ソジュ
ジョングク
グサッと心に刺さった。
その一言がかなり痛かった。
俺はソジュに言いたかった。
ジョングク
ジョングク
俺はソジュの前に立って言った。
ソジュ
ジョングク
ジョングク
ソジュ
ジョングク
ジョングク
ジョングク
ジョングク
ソジュ
ジョングク
ドンッ
ソジュは俺を突き放した。
ジョングク
ソジュ
ソジュ
ソジュ
ソジュ
ソジュ
ソジュ
ジョングク
ソジュ
「ソジュ、、?」
ソジュ
ソジュ
次の日、教室ではソジュを中心にいじめの対象になった。
俺は昔のソジュに戻って欲しくて何度も俺とバスケで勝負しろと言った。
でもソジュの周りには仲間がいて、
当たり前だけど勝てなかった。
酷い時は殴り合いの喧嘩になるほど。
俺は手を出すこともできない弱い人間だった。
中学ではバスケ部に入ったものの極めるほどでもなかった。
暇つぶしにやるくらいでなんとなく学校生活をボーっと過ごしていた。
中学2年の夏。
とある高校にすごいバスケプレイヤーがいると言われ試合を見ることに、
そこで1人抜群に輝いていた人がいた。
あの人はチームのことをよく見ていた。
ジョングク
彼がフィールドに入ると点数が一気に上がっていった。
試合はもちろん彼がいる高校が勝った。
後日の雑誌にはあの人が載っていた。
あの人はバスケのことについてこう言っていた。
あの試合は自分だけで入れた点数じゃありません。バスケは1人じゃできなません。チーム1人1人が繋いだボールが最後自分のところに来るのでそれを決めているだけなんです。だから俺だけじゃなくてチームみんなも褒めてあげてください。俺たちのバスケ部みんなは全員が本気を出して全力でプレーしているだけなんです。それが何よりも点数につながります。
ジョングク
この時俺は感動した。
俺もあの人のようにチームに貢献したい。
俺もあの人のようにチーム1人1人を見てプレーしていきたい。
誰1人見捨てることなく、
部活終了後の掃除の時間。
〇〇
ジョングク
モップ掛けをしていたジョングクは同じ所ばっか拭いてるんですよね。
〇〇
ジョングク
逆に何回も同じところやったらいくら経っても他のところが終わらないだろ?
アホなんか?
バンビ
イル
イル
ジン
イル
イル
どうして部員同士で勝負をするんだ?(笑)
しかも山ランニング5周追加って死んでも嫌だ。
スサヤ
スサヤ
スサヤ
ジミン
スサヤ
ナムジュン
スサヤ
スサヤ
バンビ
ホソク
ホソク
〇〇
ボミ
テヒョン
テヒョン
スサヤ
エル
私もそれに賛成!!
ホソク先輩の意見を全力でおします!
イル
イル
ジン
バンビ
バンビ
バンビ
スサヤ
スサヤ
スサヤ
うわーーい!!
テヒョン
ナムジュン
スサヤ
ジン
スサヤ
スサヤ
ジミン
ホソク
楽しみが増えてなんだか嬉しい。
これぞ青春なんでしょうか。
でもまずは四神高校との練習試合に向けて頑張る!
ジョングク
〇〇
相変わらずジョングクのモップ掛けは同じところしかやらない。
残りの9割程度の床は全て私が拭きました。
イル
イル先輩がそう言うと次々と見に来る先輩たち。
もちろん私も。
〇〇
ジミン
ボミ
テヒョン
テヒョン
ジン
テヒョン
テヒョン
ジン
ナムジュン
最近兄ちゃんはどうしているんだろう。
よくテレビとかで聞くんだけど、
晴れた日の夜にひとつだけ自分だけにしか見えない星があって、
その星だけピカーーっと光って見えるんだって。
ホソク
ホソク
ナムジュン
ナムジュン
ホソク
それは天国にいる人と目が合っている証拠なんだ。
エル
バンビ
バンビ
人それぞれ違いはあるらしい。
〇〇
今ひとつだけ綺麗に光っている星見つけたんだけど、
もしかしてそれが兄ちゃんなら、
今目が合っているってことだよね?
子供騙しの嘘かもしれないけどなんかそれでも信じちゃうよね。
ユンギ
ユンギ先輩は1人で静かーに星眺めてる。
〇〇
〇〇
ユンギ
ユンギ
〇〇
〇〇
〇〇
ユンギ
〇〇
ユンギ
ユンギ
〇〇
ユンギ
ユンギ
なってないわっ!!
そう言うこと言わないでくれない?!
本当に私が頭狂ってる人みたいに思われるから!
〇〇
ユンギ
〇〇
ユンギ
〇〇
ユンギ
〇〇
〇〇
ユンギ
ユンギ
ユンギ
〇〇
ユンギ
あ、そういえば、
〇〇
〇〇
ユンギ
〇〇
〇〇
ユンギ
ユンギ
〇〇
〇〇
ユンギ
ユンギ
ユンギ
〇〇
ユンギ
ユンギ
〇〇
ユンギ
だからなんですぐ勝負ってなるかな。
このくだりもう飽きた。
〇〇
〇〇
ユンギ
〇〇
〇〇
ユンギ
〇〇
〇〇
〇〇
〇〇
もういろんな人が勝負してるんだからわかるだろ。
〇〇
〇〇
ユンギ
ユンギ
ユンギ
お、いいぞいいぞ。
〇〇
〇〇
かと言ってほしいもの何もない、、
ユンギ
すると
イル
イル
ナムジュン
〇〇
〇〇
〇〇
ユンギ
午前中は地獄のランニングにきつい部活。
〇〇
スサヤ
エル
ホソク
午後もきつい部活が続く。
〇〇
スサヤ
ナムジュン
バンビ
でも合間合間の休憩では、
ボミ
ジン
〇〇
テヒョン
何気ない会話をしたり、
試合中でも、
ジミン
テヒョン
〇〇
ナムジュン
イル
ジミン
みんなで声がけしたりしてすごく楽しい。
イル
イル
今日も今日とて勝負。
ユンギ
ホソク
ジョングク
ジョングク
この方は勝負が大好きなんですねぇ。
ナムジュン
エル
〇〇
ジミン
バンビ
バンビ
スサヤ
その次の日もまたその次の日も楽しい部活が続いた。
ピーーーーーッ
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