ある男は公園にいた老人に声をかけられた。
老人
ちょっといいか?
俺(自分)
何ですか?
老人
お主に渡したい物がある。
俺(自分)
何ですか?これ。
老人
それはボタンじゃ。
俺(自分)
いや、それはわかりますけど、
何のボタンですか?
何のボタンですか?
老人
これは、お金が貰えたり、
人が殺せたりできるボタンじゃ。
人が殺せたりできるボタンじゃ。
俺(自分)
は?
老人
お主はこのボタンに選ばれたのじゃ。
俺(自分)
ちょっと何言ってるか
わからないですね。
わからないですね。
老人
要するに、
老人
お主は、このボタンを押せば、
3億円貰える。
3億円貰える。
老人
しかし、押してしまえば、
お主の知らないどこかの誰かが
死んでしまう。
お主の知らないどこかの誰かが
死んでしまう。
俺(自分)
はあ。
老人
ワシは、3日後に
このボタンを回収しに来る。
このボタンを回収しに来る。
老人
それまでに、
ボタンを押すか、押さないか、
ボタンを押すか、押さないか、
老人
よく考えておけ。
俺(自分)
わかりました。
3日後
俺(自分)
俺(自分)
嘘だろ、
俺(自分)
いや、これは俺のせいじゃない、
俺(自分)
絶対に.....
数時間後
老人
どうやらボタンを押したようじゃな。
俺(自分)
はい。
老人
よし、約束どうり3億円を渡そう。
俺は確かに3億円を受け取った。
俺(自分)
......
老人
じゃあな。
俺(自分)
ちょっと待ってください。
老人
なんじゃ?
俺(自分)
俺は本当にひとを殺したんですか?
老人
それは、今朝のニュースを見れば分かるじゃろう。
俺(自分)
......
俺(自分)
そのボタンはどうするのですか?
老人
このボタンは、お主の知らないどこかの誰かに
渡すんじゃよ。
渡すんじゃよ。
俺(自分)
え?