🌟
...
( ご飯食べてる

🎈
やぁ、司くん!
( 肩を叩く

🌟
...!!!っ、げほ...

🌟
あ、あまり心臓に悪いことはしないでくれないか...??

🎈
そんなことしたつもりはないんだけれど...

🎈
...司くん、今1人かい?

🌟
どっからどう見てもそうだろう...

🎈
僕には2人いるように見えるよ?

🌟
はぁ!?...怖いことを言うな!!

🎈
怖いかい?...ふふっ、司くんは怖がりだね...笑

🌟
...

🎈
...司くん?

🌟
...なんでもない
( 顔を背ける

🎈
...話したいことがあるんだ。

🌟
...何だ?

🎈
...僕...実は...

🌟
...は?

🎈
...ごめんね

🌟
類、さすがに冗談が過ぎるぞ!

🌟
..."転校"なんて、俺は認めない!!

🎈
親の事情で、...

🌟
...じゃあショーはどうするんだ!?

🎈
...それはきっと3人でも...

🌟
ふざけたことを言うな!!...何が3人だ...

🌟
無理に決まってるだろう、お前が居なきゃ...どうすれば...、

🎈
...君は座長だ。

🎈
僕達が一番に信頼している、座長だ。

🌟
...

🌟
一緒に、世界まで上り詰めて...頑張ろうって、...

🌟
...嘘だったんだな...!!

🎈
...仕方ないんだ、親の事情だからね。

🌟
親の事情だけで簡単に夢を諦めていいのか!?

🎈
じゃあ君は、咲希くんの病気が悪化して他県に行くことになっても、
ここに残って見ず知らずの人を笑顔にしようなんて...思うのかい?

🎈
1人で家に残って、毎晩ショーについて考えながら自分が笑顔でいられる
環境なんて作れるのかい?

🌟
...それは...!!

🎈
君が咲希くんのことを愛しているように、僕も両親を愛しているんだ。
...ついて行かざるを得ないだろう?

🌟
...っ、

🎈
...夢なんて、その時その時の思いで簡単に変わってしまうほど、
軽いものなんだよ。

🎈
...司くん。

🌟
...ショー、もうしてくれない...いや、出来ないんだな?

🎈
嗚呼。

🌟
...お前はもう......

🎈
...ただ、この時だけでも同じ夢を追えていただけいいとは思わないかい?

🌟
...

🎈
...僕たちが努力したこと、そして僕のこと、
忘れないでおいてくれるかい?

🌟
忘れるわけがないだろう
...なんせ、この記憶はオレの宝物だからな!!

🎈
ふふ、君ならそう言ってくれると思っていたよ。

早くこの気持ちを伝えなければならない、そう思った。
でも、、この気持ちを伝えたら...類は離れてしまうだろうか?
名残惜しい気持ちで類の去る姿を見なくてはならない。