わたしには親友がいる
名前はマホ
幼稚園から一緒の幼なじみで大事な親友。
けれどマホには重い病気がある
いつ死んでしまうかわからない状態。
ハルナ
本当にマホって風船とか好きだよね
ハルナ
もうマホの部屋
ハルナ
風船だらけじゃん!
マホ
わたしが好きなのもあるけど、お母さんがデパートとかに行くと
マホ
つい、もらってきてくるんだ
ハルナ
そうなんだ。マホのお母さんも風船好きすぎ〜!
マホ
あはは!だよね〜
マホ
マホ
ねえ、ハルナ。
ハルナ
なにー?
マホ
もうわたしの家に来ないで欲しいの。
ハルナ
え、なんで…?
ハルナ
わたし、まだ、マホと一緒にいたいよ…!
ハルナ
最後までずっと一緒にいたいよ
マホ
ごめん
マホ
でも、もうハルナとは一緒にいれない
マホ
これからわたし、どんどん病気が進行していって
マホ
本当にいつ死ぬかわからない。
ハルナ
でも…!
マホ
わたしが弱っていく姿をハルナに見せたくない。
ハルナ
ハルナ
そんな…
マホ
お願い、ハルナ。
ハルナ
ハルナ
わかった。
ハルナ
マホがそこまで言うなら…
ハルナ
でも、マホの体が心配だよ
マホ
じゃあ、わたしがしっかり生きてるっていう証に
マホ
毎日、昼の5時に
マホ
この風船を飛ばすね
マホ
そうすれば、安心できる?
ハルナ
ハルナ
うん
マホ
ありがとう
あれからわたしは
マホにあっていない。
家にも、きっと入れてくれないと思って、行っていない
あれからもマホは欠かさず、街の鐘が鳴る時
風船を飛ばしてくれている
ハルナ
あ、今日は赤い風船だ
ハルナ
ああ、マホの顔がみたいな…
ハルナ
元気かなぁ?
次の日
ハルナ
あ、もう少しで5時だ!!
カーン カーン
鐘の音が街に響いた
ハルナ
あ
ハルナ
ああ……
ハルナ
マ
ハルナ
マホぉ…!!
ハルナ
うぁ"ーぁ"ん
わたしは泣き叫んだ
マホの家から飛んでいったのは
いつもよりも
とても光り輝いて
何よりも
綺麗だった。







