私は早速、家に帰ってページをパラパラめくってみた。
何故だろう
ページをめくるだけでワクワクする。
そうしてめくった後、最初から読んでみた。
優華
わぁ……!
可愛い、スタイルが良すぎ…
可愛い、スタイルが良すぎ…
優華
きっと私にはこんな格好無理だろうな。
きっと、クラスの人に見られたら笑われる。って格好だった。
でも着てみたい。 でも似合わない。 そんな考えが頭の中をぐるぐる右往左往していた。
しかも休日の日の私の格好は、何時もゆったりとした服。 ジーパンなんて、スカートなんてあんまり履いたことない。
優華
何でこんな格好が出来るんだろう。。
優華
この本に載ってるモデルは皆、自分に自信を持ってるんだろうな。
陰キャの私は自分に自信が持てない。
しかもモデルって皆、背が高いっていうイメージあるでしょ?
160無いとダメなのかな。
……!?
この子! 身長157!?
私と身長が殆ど同じだった。 その子は沙羅という女の子だった。
それから私は休みの日はなるべく、いつも着ている様なゆったりとした服ではなく、肩出しの服などを選んで着るようになった。
勿論、家に殆ど出ない日だけど。 でも、ちょっとずつ慣れて、モデルの様な着ている服を着る事が私の目標。
陰キャだけどもうクラスの人に馬鹿にされたくない。
1ヶ月ごとに発売されるその雑誌を買う事にした。
沙羅ちゃんが表紙の時は嬉しかった。 沢山、服の勉強をして、髪も切った。
そして、勿論勉強も頑張った、
担任
優華、頑張ったな。
100点だ。
100点だ。
勉強もー。
クラスの女A
まじ意味わかんないんだけど〜
クラスの男A
つーか、コンビニに行って何買ってたん?
クラスの女A
それな!私も気になったんだけど。
優華
雑誌……
クラスの男A
雑誌?お前が?似合わねーw
クラスの女A
雑誌とか読むの?以外〜
ちょっと引いたわwww
ちょっと引いたわwww
ほら。
ほら。
ほら。
今に見ててよ。 いつか、憧れる様な格好して驚かせるから。
きっと見返すから。 見返すように頑張るから。 今言った言葉、忘れないでよ。