警察署
宮西
警察
宮西
警察
宮西
警察
宮西
警察
宮西
宮西は本当に演技とは思えないほどの悲しくとても苦しそうな顔で喋り続ける。警察はそれを見ながらゾワっとした感覚と心臓の音が身体全身に伝わってくるのを感じた。
警察
宮西
っと...まぁそれはいいです。
それより...その日記。全部見ていただけましたでしょうか?
警察
宮西
警察
警察は思わず宮西を殴りそうになる右手をなんとか鎮めようとその震える右手をテーブルに叩きつける。
宮西
警察
その言葉を聞いた瞬間宮西はまるで子供がクリスマスプレゼントを目の前にしたかのような目になり、口を開いた
宮西
だって...こんなに素晴らしいものが僕だけで終わってしまってはいけないと思うんです。
警察
宮西
宮西
警察
宮西
警察は興奮して話し続ける宮西を遮るように机を両手で大きく叩き宮西の目を突き刺すほどの目線で睨みつける
警察
うるせぇ!!!とにかくノートの話を始めろ!!!!テメェの考えなんてききたくねぇんだよ!!!!
宮西
じゃあ最初になぜこんな事に興味を持ったかから....あれは....
3年前 冬
宮西
毎日に退屈していた。 毎日同じ時間に起きて 毎日同じ内容の仕事をして 毎日同じ時間に寝る
宮西
そんな事を考えながら冬の夜の道を家路へと歩いていた
宮西
警察
宮西
警察
宮西
その猫は冬の雪の中、一面真っ白に覆われた世界でまるで一つの染みのように雪で囲われた黒猫だった
宮西
もう生命の宿っていない猫がとても美しかったんです。
宮西
もっと見たい...と。
この素晴らしい作品をもっともっと見てみたいと!
そこから私は、初めて生きてる事を実感したんです。
宮西
こんなに感動したことはありませんでしたよ。。。それからというもの私の趣味は散歩になったんですよ。
警察
宮西
色々なところに行ってみました。
宮西
宮西
宮西
宮西
警察
宮西
勿論生き物の死骸はたくさん見ましたよ。それに名画と言われる絵もたくさん...なのにあの時の一匹の野良猫には到底及びませんでした...
宮西
そうか....見つからないなら
自分でつくればいいんだ
宮西
宮西
美しい
警察
宮西
あぁ....これだ...と。
警察
だが、、、お前のノートに書いてあるのは動物じゃねぇ。人だ。
なぜこうなったんだ?
宮西
警察
宮西
宮西
宮西
宮西
警察
宮西
流石に私も最初は悩みました。やっちゃいけないことですからね。これ以上はダメだと自分に思い込ませてたんです。でもやっぱりあの時の感動を、いや、あの時以上の感動を味わってみたいと思っちゃったんです。
宮西
宮西