蓮
僕たちは、ある場所へと向かっていた。それは、とある廃ビルだった。
「ここです…………」
とアリッサさんが指差した先にあったものは…………
なんと大きな穴だったのだ!! しかも中からは何やら禍々しい気配を感じる。
どう考えてもヤバそうだ。
すると、突然後ろから声をかけられた。
「あれれ〜君たちこんなところで何してるのかな?」
そこには、背の高い金髪の男がいた。男は言う。
「ようこそお客人よ。我らの神聖なる領域へ」
男は言う。
「ここは死の世界などではない。確かに死んだものはいるだろう。だが、それは魂だけだ。肉体を失っただけなのだ。だから我々には肉体がある。それに、君たちだって生きているではないか?」
男は続ける。
「君は今、自分が生きるために何をしている?食べ物を摂ったり寝たりしているね?それと同じことだよ」
と、レクター博士は言い聞かせるが……
レクター博士はアルフィナを連れ出し、ある実験を行う。それは、人間から魔族になる薬を飲むというものだった。
そして、飲んだあとの副作用について説明を受けるが、副作用に耐えきれず死んでしまう可能性もあるということだった。
アルフィナは迷った末飲むことに決める。そして、レクター博士は薬を手渡す。
だがその時、レクター博士の携帯が鳴る。どうやら、何者かに襲われたようだ。
一行が駆けつけたときには、すでにレクター博士の姿はなく、そこには 血痕だけが残されている。一行はレクター博士を探すことにする。
一方そのころ、アルフィナたちは、森の中で迷っていた。
そんなとき、不思議な光を放つ巨大な卵を発見する。
それはなんと、伝説のドラゴンの卵だった!! やがて卵から孵ったのは、小さな翼竜だったが……!? ******
