TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

テラーノベルの小説コンテスト 第4回テノコン 2025年1月10日〜3月31日まで
鏡の君と現実の僕

一覧ページ

「鏡の君と現実の僕」のメインビジュアル

鏡の君と現実の僕

4 - 第三話:救って欲しかった話

♥

546

2023年11月29日

シェアするシェアする
報告する

こんにちは笑

な、んで…

ここは学校の
屋上のはずじゃ…

…ここはまだ
現実世界なんか
じゃないってこと

…じゃあ、ここは…

幻想郷に過ぎない

…君は自分自身を
嫌ってるね。

それは僕も赤くんも
桃くんも知ってるよ

………

僕達は君、
なんだから笑

…そうですか、

どうして、あなたが
僕の目の前に
来たんでしょうね笑

簡単な話だよ

君が僕を
呼んだんだ

僕達の方が
あってるか、

赤も、桃くんの
ことも…ですか、

そうだよ笑

でも僕は
二人とは違う

自分の意識を
ちゃんと持ってる

自分の
居場所が無い

…何が言い
たいんですか?

…僕、説明苦手
なんだよなぁ…笑

…つまりね、僕は
君であり君じゃない

…?

どういう…

歩きながら
話そうよ

屋上は
寒いから笑

あ、はい、ッ…

…君の学校は
とんでもなく広いね…

そんなことは
どうでもいいです

早く、
話してください

…うん、

僕は、君に
呼ばれて
あの空間にいた

それはあの
二人も同じだよ

ですね、

僕らは自分が
自分自身の体
じゃないことを
初めから知ってた

…はぁ、?

自分は人の体の
一部ってことを
知ってた、の方が
伝わるかな?

なるほど、

笑笑

僕らは君の
無意識から
生まれた存在

君の無意識が
何かを願った

そしてあの空間と
僕らが生まれた

何を、お願い
したんですか?

それは僕らにも
分からないん
だよね〜笑

ただ手探りで
探し回って

僕と瓜二つの
君を見つけた

でも、声を掛けて
いいのか、なんて
少し迷ってさ

でも、声をかけないと
変わらないと思って

声をかけた

その瞬間がきっと
僕が無意識の領域から
外れた瞬間だと思う

それが外れた瞬間
僕は君と遊びたくて
たまらなくなった笑

だから、君を
呼んだんだよ笑

…そう、…
だったんだ…

…あ、笑
崩れ始めたよ笑

…崩れたら、
青ちゃんは…

君へは二度と
現れることは
出来ない

っ、…

…けど僕は、
ずっと君の中に
居続ける

大丈夫だから
君は君の人生を
歩いてよ笑
( 黄 抱 、

僕らはずっと
見守ってるから

…はい、笑

ばいばい笑

もし、また
会えるなら

笑顔でね!!笑

もちろんですよっ笑

だいすき。
( 小声 、

…僕もですよ

へ、っ…?

んへっ笑

…っ、待ってッ゛!!

無理ですっ笑

…ホント性格悪い笑

…ぁ、ここ…

…僕の家…?

鏡は…何も、
映ってないよね…笑

( …ただいま、 )

…よ〜しっ!!

今日からは
頑張ろ!!

…もしかして僕、

自分を救って
欲しかったのかな笑

…手助けして
くれたんだぁ…笑

~完~

この作品はいかがでしたか?

546

コメント

4

ユーザー

自分を自分で救う、、他の人に救ってもらうのは出来ないのかな? 確かにって思える🤔 最後まで最高でした!!‪🫶

ユーザー

どん底に突き落とすのも、救うのも、全部自分にしかできないってことか… 深いなぁ… 連載お疲れ様です! 最高でした!

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚