薪
見るな、青木、
"見るな、青木!!!"
薪
僕の秘密を____.
"大切な人だから__"
青木
_____ッ、
目の前が急に明るさを増し、目が眩んだ.
青木
あ____、
" 貝沼___"
貝沼
酷いな、青木くん.
貝沼
ここでは貝沼教授と呼んでくれ、
青木
__っ何を!!!
頭には色々な器具がつけられ、手足は動けないよう縛られてあった.
青木
____そう言うことか、
青木
このMRI捜査のためにあんたは、
"人体実験を繰り返してきたんだ!!"
青木
そうでしょ?貝沼さん、
青木
可笑しいと思ってたんですよ.
何故これだけの正確なデータが取れるのか、数年ごときで開発できるものなのか.
青木
あんたはこうして俺のように拉致を繰り返し、脳だけを取り出し実験に当てていたんだ、違いますか?貝沼さん.
貝沼
____そうだが?
貝沼
何か問題でも?ㅎㅎ
青木
ッ____!!
貝沼は余裕のある笑みを浮かべ、注射器に液体を入れた.
貝沼
別に私はそれごときでは驚かないが、
青木
_____薪さんですか?
青木の言葉に初めて貝沼は手を止めた.
青木
あんたにとって薪さんは____.
貝沼
黙れ、
青木
そのような存在で__.
貝沼
黙れ!!!
手がわなわなと震え、青木は笑みを浮かべた.
青木
へぇㅎ
青木
あんた驚かないんじゃなかったんでしたっけ?
_もしや、薪さんに何か秘密でも.
言いかけた途端、青木はがっかりと項垂れた.研究員がスタンガンを使ったようだ.
貝沼
っはぁ、
"処理はどうしましょう?"
貝沼
いいや生かしておけ、
貝沼
こいつは私の手で殺す.
"十分役に立ってもらってからな"
貝沼
とりあえず、軽い実験でもしよう
先程の注射器を青木の腕に刺すと、
青木
ッあ、
小さく青木がうめいた.
貝沼
もっと苦しめ、
"バンッ!!!
扉が開いたかと思うと、予想外なことが起きた.
薪
はぁ、はぁ、ハアッ____
貝沼
な、ぜ__.
薪
貝沼さん、今すぐに青木から離れてください.
薪は途中で着いた血を拭った.
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