コウ
美羽〜遅かったじゃん
美羽
すみません。色々あって…はい。水です
コウ
ありがとう
コウ先輩に高校生に絡まれたことを言ったら心配かけちゃうよね
ユノ
次どこ行く〜?
セイ
前に行ってないとこあるか?
ユノ
ん〜。あっ観覧車もう一回乗りたい⁉︎
美羽
私乗ってないからいいよ
ユノ
オッケー。じゃあいこう
美羽
うん
コウ
ねぇまだ酔ってるんだけど
コウ先輩が甘えるように肩にあごを乗せてきた
美羽
ちょ。びっくりするからやめてください⁉︎。…ゆっくり行きましょうか
レン
美羽に触るな。行くぞ
観覧車にて
人数が定員3名だから分かれないといけないみたい
ユノ
じゃあユノ、セイと乗る〜
ユノ
前は途中で観覧車から離れちゃったし
セイ
分かった
みんなで乗れないのはしょうがない
コウ
じゃあ3人で乗るか。美羽と二人の方がロマンチックで興味あるけどね
レン
…
美羽
分かりました!。行きましょう
観覧車に乗ったんだけど、夕陽に染まった街がとても綺麗
コウ
ねぇ、美羽、水買ってる間なんかあった?目が腫れてる
美羽
えっ
そういえば泣いたんだった⁉︎。目が腫れるのも当然だよね
レン
…お前に言う必要はない
レン先輩も心配させたくないのかな
美羽
えっとその…転んじゃって
コウ
うそ。本当は?
コウ
(美羽に本当のことを言ってほしい。俺がなんとかして見せる)
美羽
うっ
コウ先輩の瞳が赤みがかってる。少し怒ってるのかな?
美羽
実は
一生懸命説明したけど、レン先輩が遠くに離れていく感覚がまだあって嗚咽混じりで必死に話した
コウ
うん、そっか…
レン
その時は申し訳ない。美羽を守りきれなかった…
レン先輩は悔しそう。それだけ仲良くなってくれたってことだと最近思う
観覧車から降りて、ユノちゃん達を待っていると
コウ
美羽…
美羽
はい。なんですか?
コウ
お願いだから心配かけるとかそう言うの考えないで…美羽にはいつでも笑顔でいてほしい
美羽
えっ
コウ先輩が急に言ってきてびっくりしちゃった
レン
それは僕も同感する。美羽を次こそは守ると決めたんだ
そのセリフと遊園地で重なって顔が赤くなった気がする
ユノ
美羽ちゃん〜お待たせ!遅れちゃった
美羽
ううん全然大丈夫
ユノ
じゃあ帰ろっか
美羽
うん
今日は普通じゃない1日でドキドキでいっぱいだった
あとがき
ななは
遊園地編最終回〜
ななは
いやー。尊いで鼻血が…
ななは
死んでまう、では
みんな
おつ美羽